理系夫婦Y子とMの昭和から令和まで

都内で働く薬剤師Y子と、パソコン・DIY・生物などに詳しい理系の夫M。昭和30年代から今日までの実体験に最新の情報を加え、多くの方々、特に子育て・孫育て世代の皆様のお役に立つことを願いつつ発信する夫婦(めおと)ブログです。

愛犬Lの物語 その1 出会い

薬剤師Y子です。

わが家には14年間ほど、愛犬がいました。イニシャルはL。今は30代になった息子たちが確か4歳と2歳の時、当時の私たち一家4人が住んでいた狭い借家の庭に迷い込んで来て、隅に植えられていたツツジの木の根元に座り、疲れきった様子で体を休めていました。

 

  • 首輪をしてない雑種犬が、庭の隅に!
  • ぐったり座り込んで、たまに上目遣いで私を見てる!
  • もしかして、捨て犬?
  • あ、目が合った! 可愛い!

 

そう気づいた日の私は、ずっと家にいたのですが色々と忙しく「すご~く気になって、なぜかドキドキして、とてもソワソワして、ツツジの根元を頻繁にチェックしていたはずなのに、いつの間にか犬の姿が消えていた」ことに心底ガッカリしました。

そして「もう会えないかも知れない。仕方ない。諦めよう」と自分に言い聞かせ、保育所から帰った息子たちにも仕事から帰った夫にも、初対面の可愛い犬のことを話しませんでした。

 

ところが翌日のこと。また同じ場所に同じ犬が座って、前日と同じように気弱な視線を私に向けているではありませんか。

「昨日より弱っているような気がする。もう、うちで飼うしかない!」と思い定めた私が「お腹すいてるよね? 牛乳のむ?」と声をかけた、それが、この物語の始まりです。

 

その夜、夫M、長男C、次男Jと話し合って、満場一致でLの名前が決まりました。

犬小屋は夫Mの手づくり。「オスなのに、しゃがんでオシッコしてる。だから2歳のJよりも年下だ!」と夫が宣言し、月日が経って3代目か4代目のM特製犬小屋の中で天寿を全うするまで、雨の日も風の日も、Lは私たちと一緒にいてくれました。「推定享年」は、15歳ぐらいです。  

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愛犬Lが私たち家族の一員になった後で、近所の何人もの人たちから「その犬、この辺り一帯を何日間もフラフラ歩き回っていたんだよ。でも近づくと逃げたり吠えたりして、誰も手を出せなくてさあ。そのくせ、またフラフラ来るから迷惑がられて。そっか~、お宅で飼うことにしたんだ~。よく懐いたねえ。飼い主が決まって本当に良かったよ~」というような声をかけられました。

 

イヌとヒトが一緒に暮らす時、多くの場合は人間が犬を選び、犬は飼い主を選べないと思うのですが、Lは自分の意志で「わが家」を選びました。

そして、オスなのに「片足あげてオシッコ」をすることが出来ない若輩者の時期から、どんどん成長して次男Jを、次に長男Cを追い抜いて逞しい「オトナのオトコ」になり、やがて、よせばいいのに私たち夫婦まで追い越し、老いて弱って死ぬところまでを、家族4人に包み隠さず見せてくれました。

 

私たち4人、特に子供だった息子たちは愛犬Lから、言葉では表現しきれないほど多くのものを与えてもらいました。何があってもLは味方ですし、打ち明け話を決して口外しません。その上、ちょっとオバカでドジで、よく笑わせてくれました。

長男Cは小学校高学年から高校2年ぐらいまで、学校から帰ると真っ直ぐLの犬小屋に向かい、しばらくLにだけ何かを話してから「ただいま!」と家のドアを開けていました。

 

愛犬Lが他界したのは、その長男Cが第一志望の大学に合格し実家を出てから季節が巡り、たまたま帰省していた冬の日でした。

 

Cの帰省によって久しぶりに家族が全員そろったので、皆が好きだった店で外食し「Lへの土産」を手に帰宅して犬小屋を覗いたら、出かける時には尻尾を振って送り出してくれた老犬Lが、もう全く動かなくなっていました。

命日は2月22日。なぜ日付まで正確に覚えているかというと、その日が「にゃんにゃんにゃん、ネコの日」だからです。

もうLったら、命日まで可笑しいんだから。笑い過ぎて、涙が出ます。

 

千の風になって」という曲を秋川雅史さんの声で初めて聴いた時から、私は朝の鳥の声や秋の光の中に、Lの存在を感じるようになりました。

 

そんな愛犬Lの物語、出会いから別れまでを、これから少しずつ書いていきます。

 

大容量ストレージに考えさせられた

Mです。

 2ヶ月ほど前、落っことしても大丈夫そうなSSD携帯ストレージ(~960Gb)をI・O DATAさんが発売した。コンパクトなポケットサイズでほぼ1Tb収まるもので、使い勝手が良さそうだった。秋葉原の周辺機器店で売っているのを見て店員さんに聞いてみたら、発売当初ほどではないけれど、2ヶ月経っても週に数十個売れているという。なかなかだと思う。

 同じ店舗内で、そのI・O DATAさんが2年前から商っている大容量のデスクトップ型記憶装置 My Book Duoを見てみた。それまでの外付けHDを縦にして三個並べたくらいのサイズで、最大20Tbの容量だ。

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   (I・O DATAさんのサイトから拝借)

 巷では、最大14TbクラスのHDまで出ているから、それほど大容量という気はしなかった。ただ、その名が示すとおり、10TbのHDを2台並列して内蔵しているのがミソで、データの書き込みを2台のHDに分散することで速度を上げるRAID0(ゼロ)の手法を基本仕様にしている。また、PCとの接続を今後のUSB接続の主流になるだろうUSB-TypeCにしているところが特長。もちろん、相手がUSB3.xやそれ以前のものにはアダプターがついていて接続可能。最大360MB/sの速度でデータ転送出来るとのふれこみだ。ただし、PC側がUSB3.0以降のポートを持っていることが前提だから、注意が必要だ。旧いPCだと、PCIボードの追加が必要かも知れない。

 どんな人がこの装置を買うのかと思って店員さんと話をしたら、大容量が必要な映像製作関係の人たちや、サーバーで商売している人たちが主だという。なかには、ゲームソフトを多数放り込んで使っているヒトもいるということだったが、それならもっと小さい容量で読み書きの速度が速いSATA接続のHDを使い分けした方が有利なのではないかと思った。大容量になればなるほど、転送速度とは別にHD特有のシークタイムが効いてきてしまうので、総合的に見て速度と容量の「かねあい」で落としどころが見えるような気がするのだ。店員さんの話でも、当初はそこそこの話題になったものの、売れ行きはさほどでもないらしい。まあ、値段も10万円近い(20Tb)から当然という気もするが・・・

 企業内で共通のデータ管理に使われるNAS(Network Attached Storage)システムというものがある。大容量のHDを共有の外付け装置として使っているものだ。その場合は、いくつものPCがLANでNASシステムにつながっていて、各人が自由に共通のデータ保管装置を使い回す、というスタイルになる。当然同時に同じファイルにアクセスしてくることもあるわけで、それを可能にするNAS専用のOSが備わっていて、いわばサーバーマシンのような存在になっているから、根本的に外付けHDとは異次元の存在である。

 それと比較してみるとMy Book Duoという製品は、個人使用が目的の大容量データ保管庫であり、どうもそれ以上のものではない気がしてくる。

 USB TypeCコネクタが、まだPC、周辺機器ともに未開拓な状態だから、確かに先を見た製品だとは思うが、2年前に出てそれほど脚光を浴びていなかったのもうなずける気がする。

 自分自身のことを考えてみても、大きな入れ物にたくさん詰め込むより、そこそこのハコに分けて分類管理する方が探しやすい、なんてことは多々ある。PCに探させるのだからそんな心配はいらないだろう、と言われるかも知れないのだが、どうも気分的にしっくり来ない。

 転送速度がいくら速くなったとしても、やはり相手は機械だ。壊れるときは壊れる。大容量でヘタったら、そのショックはいかほどのものか。

 本当に大容量が必要な人以外は、そこそこの容量(せいぜい2Tb)でコスパの良いHDをいくつも揃えておいて、大事なものはダブルで保管、の方が良いように思うのだ。

再生NotePC販売に疑問符

Mです。

 新聞や雑誌の広告でしばしば目にする、だいぶ前に出回っていたNotePCの再生販売。
 入門者に最適、などといった表現で2万円を切る価格で販売していたりする。NotePCでこの価格は確かに安い。
 ところが、写真の下に書いてある小さな字のスペックを見ると、ウッソーと思わず口に出しそうになる。どんな人に最適なんだ、と疑問符の嵐が吹き荒れる。

 秋葉原のジャンク街ならこの程度の価格帯のものもゴロゴロしている。が、あるとは言っても、それは中身を吟味して買うマニアックな相手が対象。PCに詳しいわけではない人が見ても、価格とスペックの吟味などできるわけがない。それが紙上販売だとなると、更に難しい。注視すべきスペックは写真の下に小さく書いてはあるが、買おうかなと思う人々が見るのはそこではない。もっと大きく書いてある、すぐに使える、ネット設定済み、オプション豊富、保証付き・・・などの文言なのだ。
 MicrosoftのOfficeが入っているし、ひとまず普通のことはできそうだ、と感じる広告。 
 でも待ってください!
 そのPCは、年賀状印刷する程度しか使わないことが前提だ、と言われても買いますか?

 広告の内容をよく見てみると、それら再生PCは、事務所等で各人に使わせていたNote端末だったのだろうとわかる。数量限定で数十台から百台程度の限定販売だとしている。 オフィス設備の買取業者とも付き合いがあるので、回収倉庫から時々めぼしいものを分けてもらったりしているが、ドカンとまとまって入ってくるもので多いのが、リース切れした事務所のNotePCやスリム型デスクトップPCである。数十台まとまって入ってきて、それを再生事業者が定期的に買い取っていく。その先が、数量限定販売の格安再生PC、となるのだろう。

 再生事業者は、本体、部品のクリーニングの後、HDDの状況を見て再フォーマット、OSを入れ替えてOfficeなどを追加、といった手順で売り物に仕上げているのだと思う。
 OSを新規購入してインストールしたら売値と同等になってしまうはずだから、そのあたりは事業者のノウハウで、OEM提供のものを再インストールしている形をとっていると推測する。つまり、廃棄済みPCのOSを再申請してMicrosoftに承認させる、という手法なのではないか。Officeソフトも、同じ手法だろう。それなら、事実上タダだから。
 いくらで買い取って再生しているのか興味があるが、広告費を使って売るのだから、わずか2万円程度で利益を出すのは大変な苦労だと思う。正直、かなり上手い手を使わないと、とてもやってられない、のではないか。

 そんな再生PC、今は必ずWindows10がインストールされている。ところが、スペックを見てみるとビックリ。CPUはCeleronでメモリーは4Gbytes。これでは、OSを動かすだけでもCPU負荷がバカにならないし、最低2Gのメモリーが食われてしまう。だから、アプリを稼働するとあっという間にフルメモリー使用の状態に陥る。

 冒頭の疑問符の嵐、とはこのことだ。

 Wordで文章を書くだけならどうにかなるだろうが、そこに写真を貼り付けたりしていると、まもなくメモリー不足で動かなくなる、なんてことが起こる。あるいは、ネットでいくつものページを起こして、YouTubeで映像を流して、なんてしていると、だんだん動作が緩慢になってフリーズ、ということもあるだろう。
 つまり、広告されている格安再生NotePCを眺めてみると、今様にふつうの使い方をしただけでエンストしてしまう危険が高いということだ。

 そう思って広告をもう一度見てみれば、なるほどそうか、と気付く。オプションが豊富、というのは、メモリー拡張、CPUグレードアップなども用意しているということだった。でも、その価格はなかなかに高い。買ってしまってからどうにも使いにくくてグレードアップ、ということになると、買ったときの価格と同じくらいのオプションを頼むことになる可能性が見えてくる。
 ウゥ~~ムッ!これが、メンテサービスなのか。

 想像するに、この手の広告で心動かされる人たちの多くが、お金がそこそこあって2万円程度ならいいか、と軽く考えてくれる団塊の世代なのではないか。メカに詳しくはないが、時代の変化に対応していろいろ試して楽しんでいる層。そんな人々に切り込みやすいのだろうと思う。

 だとすれば、メンテサービスがあるからと安心させて売ることは有りだとしても、最初のスペックをちゃんとして、ユーザーが使い始めてすぐに壁にぶち当たるようなことがないようにして欲しいものだ。

 安かろう悪かろう、は絶対ダメ。ホドホドで安心、にして欲しい。

 PC改造オタクとしては、ユーザーがそこそこ満足できる売りものを再生して欲しいと思う。

 ↓ この文書を書いているNotePCがこれ。

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 NECLavie LL550/Hを5年前に3,000円でジャンク屋のお兄ちゃんから買い、CPUとメモリーを最大スペックまで拡張した。動画のエンコードはさすがに無理だが、高度ゲーム以外はどうにかなる。拡張費用はヤフオクさんとお兄ちゃんのおかげで合計4,000円でした。

「バラす」は「なおす」のはじめナリ

 Mです。

 ガラクタいじりは、こどもの習性のひとつだ。

 ゴミ置き場に捨てられていたオモチャや電気製品を拾ってきては、分解してみる。そして、それをもう一度組み立てなおしてみる。うまくすると、動かなかったものが動くようになったりすることも、ごく稀にだが起こる。そうすると、その子にとってはこの遊びが捨てがたいものになってしまう・・・

  などというのは、モノがあふれていて使わなくなったらどんどん捨てていく現代では、ほとんど見られない光景だろう。

 Mのこども時代は工業製品自体が概ね高価で、動かなくなれば「まず修理」と考えるのが当然だった。街の電気屋さんは家電修理業でもあったわけで、ラジオが鳴らないとなれば、真空管トランジスタを交換して再生する、とうのが役割のひとつだった。テレビなんぞはその最先端で、その場で治ることは期待薄だったから、1週間預かります、といって代替え機を貸してくれる、なんていうこともあったのだ。

 そんなことを目にしているから、捨ててあるモノが工業製品だと、こどもはその中身がどんな風になっているのか観たくて仕方がない。石で叩いて壊し、中を観る、なんて乱暴なことをする輩もいたが、それは下衆というもの。本当に興味を持っているこどもたちは、家にあるドライバーを持ち出してきてネジというネジを外して分解した。よく判らないくせに、さまざまな部材の形や色を観て判ったような気になるのが嬉しかった。ごく稀に配線が外れていたり焦げていたりを発見してそこに手を加え、元通りに組み直して持ち帰る。電池を入れたり、プラグを差したりして、動いたり鳴ったりしたらもう有頂天。まるでいっぱしの技術屋になった気分で、鼻高々だった。

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 そうなると、もう止まらない。遊びがてらにゴミ捨て場を回ってめぼしいものを見つけることが日課になってしまう。なんて時代があったのだ。

 そんな時代に育ってきたMだから、三つ子の魂なんとやら、で、今でも壊れたモノを捨てるのはだいぶ先。部材を取り外して使えるものをより分けては保管し、ガラになってから捨てる、のがMにとっての「ふつう」なのだ。ただ、その時間がなかなかとれないから、分解待ちの機能停止品が順番待ちしている、という状態が起こってしまう。いくつかの部屋が、解体業者の倉庫のようになっているという現実。どうにかしなければ、である。

 とはいえ、できあがっているものを分解するという行為は、こどもに限らず、おとなでもなかなかに面白い作業であることは間違いない。こどもと違って、それなりの知識も蓄えてきているし、調べればおおよそのことはすぐに判る時代だから、ただ分解するというレベルをはるかに超えている。分解する目的が、不具合の探索であり、その先に復活させるという目的まであるのだから、実利的でもあるのだ。

そんな風に考えると、高機能&コンパクトで、とても分解など出来なくなっている昨今のデジタル機器は、なんの面白みもない。そもそも、それらの機器は修理という概念さえ失っている。機能不全に陥れば、代替え機に交換か新型に買い換えするのが当たり前で、なおすということはメーカー側の対応に含まれていないのだ。事実、修理が不能なほどに機能部品が集積されていて部分交換など出来ないし、可能としてもその作業の方がコストフルなのだ。だから、ダメになったものはレアメタル資源としての意味しか持たない。

 とはいえ、電気製品のなかにも、モーターで動くものやライト、冷蔵庫や洗濯機、などなど、コントローラーはデジタル基板でも動作部品や変圧部品などが動作の元になっている機械はたくさんある。それらは、今でも分解修理可能だ。部材の交換だけで生き返ることが期待できるのである。PCでも、デスクトップ型はその範疇になる。

 ↓ HDがおかしくなったら、まずは取り外して機能チェック、の様子。

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 IoT時代で、スマホスマートスピーカーと会話して電化製品をコントロールする世の中がすぐそこまで来ている。でもその一方で、コントロールすべき相手は、通信機能を追加されてインターネット経由の指令を受けてはいても、中身は従来の動作機器であることも忘れてはならない。情報だけで支配できるのは、命令だけなのだ。本体がトラブったら、やはり修理できるものは修理すべきだし、それがエコでもある。その精神だけは、忘れない方がよいと思っている。

 孫が育ってきたら、自身のこども時代のように、いろんなモノをバラしては組み直す、という作業を一緒にやってみたいものだ。

バラすは、なおすのはじめナリ、だ。
かれらは、それを解ってくれるだろうか?
いや、解ってもらえるようにしなくてはならない、と思っている。

 

熱中症かな? PC編

Mです。

Y子が熱中症について書いたので、つられてチョコッと。

といっても、当方はヒト様ではなくて、PCの熱中症です。

PCの熱中症、お掃除してないPCだとそろそろ起こり出しますぞ! と脅すわけではないが、前2回に分けて書いた内容がこの問題。敢えてもう一度、触れておきたい。

以下のような症状が現れたら、間違いなく熱中症≒熱暴走に突入する兆しです。

◆さっきまで静かだったファンの音が大きくなりっぱなしで治まる気配がない。
◆アイコンがスムーズに動かないで、飛び飛びに動いている。
◆画面の切り替わりにえらく時間がかかる。
◆アイコンがくるくる回ってばかりで、アプリが起きてこない。

・・・・・

そして、いきなりプツンとBlack out。

これでPCが壊れる、なんてことはなかなか起こらないものの、その時ちゃんと終了できないでいたアプリがエラー状態に陥って、次回動かない、くらいのことは起きてしまうかも知れない。最悪、起動ディスクがエラーを起こして立ち上がらない、ということもあり得る。そんなときは、面倒でもWindowsのインストールディスクで立ち上げて、修復作業を行うのが手っ取り早い。

とにもかくにも、そうならないように対応策を。

特にNote PCの場合は、CPUファンの音がギュイーンとあがってそのままになるようなら、やばいと思った方が良い。排気口が本体横のどこかにあるはずなのでそこに手をかざしてみて欲しい。排熱がよくわからないのはフィンが詰まっている証拠だから一番マズイ。急いで、スリットのある開口部を探そう!

排気しているのが判って、その空気が熱風なら、これもまた、即対応すべしである。

いずれの場合も、アプリを止めてまずはシャットダウンすべきだ。ウンともスンともいわなくなっているなら仕方がない、メインスイッチ長押しで強制シャットダウン。

そして、前々回に写真で示したように、熱がこもるところはふたを開けてあげよう。ファンとフィンは歯ブラシと掃除機でクリーニング。

もちろん電源オフでです!

それが済んだら、何かゲタになるものを見つけてPCの上げ底をして欲しい。
それさえ行えば、再起動して熱中症になることなく使えるはずだ。

一方、デスクトップの時に上述の異常が起こるようだと、Noteよりだいぶ深刻かも知れない。
まずは、シャットダウンしてからサイドパネルを開けてCPUクーラーの点検と、メモリーの触診をしよう。

CPUクーラーは、前回述べたようなホコリで埋まっていなければまず問題ない。下の写真の大きなファンがCPUクーラーのファンだが、その向こう側の櫛板構造(フィン)がヒートシンク。どちらにもホコリは溜まっていない。こんな感じならNo ploblem。

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ヒートシンクに手で触れてみると、あったかい程度のはずだ。そもそも、CPUクーラーは放熱が良いので、フィンに触って熱いくらいだとそれはファンが回っていない場合の異常。もしファンが回るのに熱いとなると、これはCPUの発熱にクーラーユニットの排熱能力が追いついていないということで、論外。即、そのCPUに合わせた能力のユニットに交換すべきだ。

※余談だが、上の写真のCPUクーラーユニットは、たぶん元値は1万円くらいしたはずのジャンク品。秋葉原の行きつけお兄ちゃんの所で、もってけ泥棒箱(1000円均一)に入っていたものだが、ヒートパイプ4本式の業物。130W級のちょっと古くてパワフルなCore i7に付けているのだが、ガンガン働かせても人肌程度で放熱している。

CPUと同様に酷使されてもけなげに仕事をしているのがメモリー。上の写真だと、大きなファンの右下に縦に並んでいる板がそれ。彼らには、普通冷却装置がついていないのに、熱はガンガン出る。メモリーの基板に装着されている黒いチップが触れないほど熱いのも、夏だと当たり前のこと。下のようなメモリーだとバーコードラベルに触っただけで、ウワッと声が出るほど熱い。

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 あまり触ったことがある人はいないだろうが、メモリースロットのある部分をマザーボードの裏側から触るとビックリするほど熱い。つまりは、差し込んでいるスロット自体もメモリーの熱を受け取っていて、それがさらにマザーボードに伝わって熱くなっているということだから、いかに発熱しているかが判るはず。メモリーは、近接して並んでいるから、隙間も広くないので周囲に熱がこもりやすいのである。

下の写真のようなメモリーだと、チップに金属(アルミ)をかぶせて放熱性能を上げているが、それでも、ファンで風を当てているわけではないので、冷却効果はイマイチなのだ。

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ちなみに、こういうアルミ板を装着したメモリーを触ると、数秒さわっているくらいまでは我慢できるほどに熱放散している。でも、中に埋め込まれているチップ自体は、十分熱いと想像する。

というわけで、デスクトップマシンで上述のおかしな現象が現れるようなら、すぐにサイドパネルを外して開放状態にしてあげて欲しい。できればそこに扇風機の風を! 狙い所は、メモリースロットが並ぶエリア。卓上のおもちゃ扇風機があるなら、そいつで集中攻撃して欲しいくらいだ。

とにかく、ケースファンで内部の熱を外に吐き出す程度では太刀打ちできない状況が起こっているわけで、その対応策はできるだけ多くの空気を送り込んでやること、に尽きるのだ。したがって、夏場は開放のままがよろしい。

最近、ゲーミングPCなどでは水冷のCPUクーラーが流行っている。とは言っても、簡易水冷だから、車のラジエターのように大量の水を使っているわけではないので、効果もさほど高くない。それでも流行っているのは、それだけ排熱問題が意識されているということで、無視することもできない。

ただ、本質的に考えれば、ふたを開けて扇風機、の方がなんぼかマシだということに気づいてもらいたいものだ。

カネをかけるより、頭を使おう! 見てくれなんてどうでもいい。PCくんが快適ならそれが一番だ。

Mの仕事用のPC、今日からサイドパネル除去、しました!

 

「私の熱中症対策」を決めて実践しよう!

薬剤師Y子です。

夫のMも 5/24 の記事に書いていましたが、

www.yakuzaishi-y-co.work

 

今日も関東は非常に暑く、ドラッグストアの店頭には「熱中症対策グッズ」がズラリと並べられています。

 

「熱中症」というのは、私たちの身体が「高温多湿環境」に上手く適応できない時に生じる様々な症状の総称です。真夏だけでなく初夏にも、また秋の彼岸を過ぎてから台風一過の青空の下などでも発症することがあるので、注意が必要です。

 

よく見かける対策グッズとして「水につけて首に巻くスカーフ」「ちょっと可愛い保冷剤」「シャツの上から使って体感温度を下げるスプレー」などがあります。上手に利用したいですね。 

 

これらの商品のうち薬剤師Y子が実際に買って使って効果を実感したのは上記の「冷感スカーフあるいは冷感タオル」(そこに含まれる水分が体表から熱を奪って気化熱として使い、気化していくので、濡らして首の周囲に置くだけで効果を発揮)と、「保冷剤」です。

 

保冷剤は、小さいのを複数個いつも冷凍庫に入れておき、暑さの中で長時間を過ごすことになる日には保冷バッグに入れて持って行くのがオススメです。外で「暑すぎる! このままではマズイ!」と感じたら、迷わず脇の下などを冷やしましょう。

 

体感温度を下げるスプレー」は、「冷たく感じるけれど、本当に体温を下げるわけではない」ので、そのつもりで使う必要があります。

 

色々なグッズが売られていますが、残念ながら、このような商品だけで全ての人の熱中症を防ぐことは出来ません。

 

例えば薬剤師Y子の両親(共に1920年代の生まれ。既に天寿を全うして他界)の場合、エアコンを使って部屋を出来るだけ涼しくしたかった最晩年の父が「エアコン大っ嫌い!」の母に論破されてしまい、夏の夜、両親の寝室に入った姉と私が暑さに驚いて「これじゃ夜の間に二人とも熱中症になっちゃう!」と大慌てで室温を下げたことがありました。

 

母は本当に始末の悪い「筋金入りのエアコン嫌い」でしたが、若い頃に小学校の教師をしていましたので今回は「算数」と「理科」で行こう、と姉妹で戦略を練り(余談ですが私だけでなく姉も理系の女性、リケジョです)、大きな数字で室温と湿度が表示されるデジタル温湿度計を買って両親の家に置きました。すると案の定、それらの数字を無視することは母にも出来ず、しぶしぶエアコンを使ってくれるようになりました。おかげで父も母も、熱中症医療機関に行くことはありませんでした。

 

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もう1つ、別の事例を書きます。

5年ほど前のこと。「顔と髪のメイクには時間をかけるけれど朝食を摂る習慣がなくて何度か熱中症の初期症状を経験した社会人2年目の内気な女性」が、私との会話の中で好きな食べ物を話してくれたので「じゃあ夏は寝る前にバナナ1本を冷蔵庫に入れて、翌朝、常備してるチーズを1個、よく冷えたバナナを1本、メイクしながら食べるっていう案、どうでしょう?」と言ってみたことがあります。

それから2年ぐらい経って再会した時、彼女は「暑さにも寒さにも強く、大きな声で朗らかに話したり笑ったりする豪快な女性」へと成長していました。バナナは子供の頃から好きだったけれど朝イチの冷たいバナナは本当に美味しい、朝食を抜くなんて今では考えられない、ランチも栄養バランスを考えて食べるようになった、と話していました。

彼女の素晴らしい「変身」は、彼女自身にも、また自説の正しさを実証してもらえた私にも、「ちゃんと美味しく食べることの重要性」を再認識させてくれました。

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薬剤師Y子は「朝食を多めに食べる習慣があり、その時に塩分も摂っているので、5月頃から10月頃まで水だけを持ち歩き、こまめに飲む」「屋外では帽子をかぶり、折りたたみの日傘も持つ」ということを実践しています。

孫と一緒に出かける時には、500mlのペットボトルを最低でも2本は持って行きます。そのうち1本には常温の水を入れて、自分も孫も飲みたい時すぐ飲めるようにしています。残りのペットボトルは「前日に水を入れ、冷凍庫で凍らせ、当日、保冷剤その他の冷やしておきたい物と一緒に保冷バッグ等で」持ち運びます。

 

このように「熱中症を未然に防ぐために何をすれば良いか」は人それぞれです。

乳幼児、高齢の方、肥満傾向の方、体力や持久力に自信がない方、まだ暑さに慣れていない方などは「熱中症になる可能性」が高めです。 

今この文章を読んでくださっている皆様は、ご自身のため、ご家族のため、周囲の方のために「実効性の高い対策」を考えておいて下さいね。

 

 それでも症状が出てしまったら

「予防のために何をすべきか。どんなものを備えておくべきか」は人によって違いますが、もし熱中症を疑うような症状が出てしまったら、することは決まっています。

 

中症の代表的な初期症状として、めまい、立ちくらみ、一時的な失神、吐き気、頭痛などがあります。筋肉痛、こむらがえり、大量の発汗、倦怠感などが最初の自覚症状だった、というケースもあります。

 

気温や湿度が高めの日に上記のような症状を自覚したら、あるいは周囲の人がこれらの症状を訴えたら直ちに涼しい場所へと移動し応急処置をする必要があるのですが、「その日は涼しい朝のうちから少し体調が悪かった」場合などは、「これ、熱中症の初期症状だ!」と気づくのが遅れがちです。

 

でも、ご存じのように熱中症は重症化すると命に関わります。ですから今ぐらいの季節になったら、「自分も、周囲の人も、誰もが熱中症になる可能性がある」ということを常に念頭に置き、「疑わしい症状」が見られたら応急処置をしなくてはなりません。

 

上記の症状に加え、自分でも他の人でも「意識が朦朧としているようだ。受け答えが正常でない」ということがあったら、すぐに救急車を要請しましょう。

 

救急車を要請した場合も、そうでない場合も、熱中症の疑いがある時は涼しい場所に移動した後で、応急処置として体を冷やし、水分と電解質を補給する必要があります。

 

脱げる服は脱ぎ、外せるベルトやボタンやネクタイは外し、皮膚を露出させることが出来る箇所があれば露出して、体からの熱を放散を促します。また、冷水、うちわ、扇風機、保冷剤など、使える物は何でも使って、できるだけ体を冷やします。

こどもや赤ちゃんのイラストわんパグさんのフリー素材より)

 

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仰向けでも座位でも[皮膚の近くに太い血管がある場所]を冷やすと効果的です。

 

意識があれば、次に「冷えたスポーツドリンクなどを自力で飲む」ことを試みます。自力で飲めない時、吐き気や嘔吐がある時には、医療機関での点滴などが必要です。

 

日本気象協会の「熱中症について学ぼう」というサイトも、オススメです。

https://www.netsuzero.jp/learning

 

「暑さに負けず、暑さを楽む」ための「自分なりの方法」を見つけたいですね。

 

 

真夏のPC 死なせはしないぞ!

Mです。

今日24日、東京で30℃超を記録したという。

まだ5月でっせぇ~! 驚くべき事態だ。

5月に運動会をやってしまおうという流れがだいぶ前に起こって、そこここで5月中の運動会が行われているようだが、5月最後の土日となる25,26日、全国的に更に暑くなるという。たぶん、運動会が多くの小学校で行われそうだ。かあちゃん、とうちゃん、熱中症大警戒。水と塩を忘れずに!

ここまで暑くなるのが早いと、酷使されているPCにとっては、人間が暑さ対策に本腰を入れる前なので、むしろ熱暴走の危機にさらされやすくなる。暑いねぇ、といいながらもまだエアコンの掃除もしていない、という家庭がほとんどではないか。扇風機さえまだ押入から出てきていないかも知れない。
せめてPCには、扇風機の風を当ててあげて欲しい。声に出さず喜んでくれる(笑)はずだ。

Note PCの排熱対策とデスクトップの排熱向上策について前回までに書いたが、今回はそれでもヤバイかも知れない「真夏」対策に触れてみたい。

ネット上では、PC屋さんのサイトを含めて、いろいろな暑さ対策が掲載されている。でも、売らんかな意識丸出しのサイトは、まず意味がないと思って良い。追加でファンを使ったり、冷却剤を敷いたり、という方法は、結局のところ無駄なエネルギーを使うだけで本質的ではない。Note PCの下にファン付きの台を置く、なんていう商品があるが、申し訳ないが本末転倒だと思う。そのファンは発熱ゼロなんですか、と聞きたくなる。風を送るよりもまず、空気の吸入を楽にしてやるゲタの方がなんぼかマシなのだ。

デスクトップ向けには、ケース内の排気ファン(ケースファン)の交換を促すサイトもあるが、これも効率はどこまで上がるか不確定。そもそも、ファンを強くしてもその際に使用電力を上げてしまえば、給電するマザーボードコネクタまたは電源ユニットでの排熱も上がることにつながる。つまり、余計に熱くした分、ちゃんと排熱出来るのか疑問なのだ。そう考えれば、思いつくことはただ一つ「出来るだけ空気を流れやすくしてやること」に尽きるのである。玄関口に打ち水をして涼をとる、なんていう風流を楽しむ余裕はないのだ。

そう考えても、Note PCについては、既に披露した対策以上のことは難しいし、あれで充分だと思っている。あとは、扇風機の風をゲタの下にも届くようにしてやれば更に効率アップでいうことなしだ。

一方、デスクトップの場合は、まだ策はある。
ケースの排熱、吸熱部の穴開けで、だいぶ冷却能力は増すのだが、それでも真夏はヒヤヒヤものだ。是非とも実施して貰いたいのは、真夏前のCPUヒートシンク掃除だ。

それって何、とおっしゃる方こそ、是非一度ケースを開けて観てもらいたい。

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PCのサイドパネルを開ける(普通は正面から見て左側)と、中央上やや左付近に隙間いっぱいのフィン構造のかたまりにファンがくっついた代物がある。

上の写真は取り外したものだが、こんな姿のパーツがあるはず。それがCPUクーラーユニットだ。

都合良いことに、この写真のファンやフィンにはかなりのホコリがへばりついているのがわかる。

CPUは、平たい四角の板に収まっていてマザーボードのソケットという構造にはめ込まれている。その板表面が放熱板なので、その板に銅やアルミ製の平面をピッタリとくっつけて固定するのが放熱用ヒートシンクという構造。櫛板(上述のフィン構造)を持つ金属ブロックである。オートバイのエンジン表面に同じような櫛板構造があるので観たことがあるだろう。原理は同じで、金属の表面積を櫛板で最大限に大きくして、空気に熱を持って行かせようという理屈である。

オートバイの場合は、それ自体が空気の中を動いていくので、何もしなくても勝手に空気が櫛板の間を通って熱を持ち去ってくれる。ところが、PCの中のヒートシンクは動けないので櫛板の間の空気は留まったまま。だからそれを動かすために櫛板にファンをくくりつけて強制的に空気を当てる。そうやって櫛板の隙間を空気が押しやられて外に出ていくことで、ヒートシンクに移ってきたCPUの熱が持ち去られていくという理屈。だから、ヒートシンクのファンが停まったりしたら一大事。数分でPCは停止してしまう。保護機能で停まってくれればよいが、場合によってはCPU内部のICが焼損して「ハイそれまでよ!」となるからコワイ。

説明が長くなってしまった。やって欲しいのは、ここのお掃除。

このヒートシンクの櫛板にホコリが溜まるのである。ファンがホコリを吹き付けているため、長い間に部屋のホコリをヒートシンクの隙間に押し込んでいくのだ。だから、このヒートシンクのホコリを取り除いてあげる作業、それを行って欲しい。
ファンにもホコリがこびりついているはずだから、そのホコリも取り除きたい。

方法は簡単。ヒートシンクにファンを留めているネジを抜いてファンを外す。そうするとホコリがびっしりと付いてしまったヒートシンクが姿を現す。一度も掃除したことがない、という場合は、しっかりと溝を埋めるほどにホコリが固まっているかも知れない。
掃除には使い終えた歯ブラシと掃除機があればよい。掃除機は中間ホースで吸う。歯ブラシを軽く当ててホコリをこすり取りながら掃除機で吸うのである。奥の方にまでホコリが溜まっていて歯ブラシが届かないという場合は、DIY店などで売っている卓上ほうきなんかが使える。ないときは、ちょっと面倒だがチョコの容器程度の厚紙を切ってこすっても良い。とにかく、櫛板表面にこびりついているホコリを落としてやればよい。

↓ 無印良品さんで扱っているベトナム製卓上ほうき。こんなので、奥のホコリも掻き出せる。

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エアスプレー(エアダスター)で吹き飛ばすのが良いという人もいるが、吹き飛ばしたホコリを周りに撒くよりは掃除機で吸い込んだ方が理屈に合っている。

一方で、外したファンに付いたホコリは歯ブラシでこすれば簡単に落ちる。これも掃除機で吸い込めばOK。
あとは、元通りにネジ留めすればおしまい。
ついでに、CPU以外の部材やメモリー周り、電源線などにこびりついたホコリも掃除機のホースを当てて吸ってしまえば完璧である。

ここまでやると、まず真夏の室内でもPCはちゃんと働いてくれるはず。
もちろん、ケースからの排熱場所になるPC背面には充分なスペースを確保しておくのが前提です。

ここまでやっても、それでも不安な方は、掃除した上でさらに奥の手。

なんのことはない、真夏はサイドパネルを外してしまう、のが最良の策。

扇風機の風がサイドから吹き込むようにしてやれば、それこそ鬼に金棒。エアコン不調で室温が30℃を超えたとしても、これでPCは問題ないはずだ。

マザーボードによって設定に差はあるが、普通はCPU温度が75℃あたりを防御的シャットダウンの設定温度にしていることが多い。Mの経験上、酷使している状態のCPUは、きちんと排熱していて室温プラス30℃あたりにある。瞬間的にプラス40℃を超えることもあるが、連続的にそうなることを観た経験はない。つまり、ちゃんと排熱さえ出来ていれば、75℃にはなかなか達しないと思っている。

サイドパネルを外してしまうと、いつでも掃除できる、という利点もある。
見てくれは悪いが、真夏はそれも可、ではないか。

PCだって、薄着になりたいだろうから。