理系夫婦Y子とMの昭和から令和まで

都内で働く薬剤師Y子と、パソコン・DIY・生物などに詳しい理系の夫M。昭和30年代から今日までの実体験に最新の情報を加え、多くの方々、特に子育て・孫育て世代の皆様のお役に立つことを願いつつ発信する夫婦(めおと)ブログです。

ホントに太っ腹だった! Microsoftさん

Mです。

 ついこのあいだ、、マイクロソフトさんがMediacreationtool 1903を配布していると知って、その恩恵にあずかった。まさに、ありがたや、アリガタヤ! だった。

 その時、気になっていた「オンライン認証」の容易さが何だったのか、を確かめてみたいと思っていた。

 その際は、Mediacreationtool 1903でクリーンインストールしたあと、特に何もしていないのに、ネットに繋いでいる30分ほどの間に事は済んでしまっていた。作業中にメッセージが流れたわけでもなく、少ししてコンピューターのプロパティーをみたら、「認証されています」になっていた、という事実。マシンとして、トラブルを起こす前には認証されていたものだったから、HDDにその情報が残っていてスルーしたのか、とも思ったが、どうもモヤモヤしたままだったのである。
 なにしろ、市場ではちゃんとWindows10のパッケージが売られているのだから。

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 先週から、仕事用に使っているPCにフルで作業をさせているので、その間に別のPCで図面描きなどの作業をしたいなぁ、と思っていた。

 2週間ほど前に、ちょいと旧いcore i7用マザーをジャンク屋さんで見つけて買っておいたので(1000円の”もってけ”箱)、Y子のPCをXeonマシン(Win10)に替えた際に不要になったcore i7 を使って、朝から、ちゃっちゃかとデスクトップを一台組んでみた。 HDDには、この前までデータ用に使っていた320Gbを入れて、2パートに切って使うことにした。もちろん、データ用だったからこのディスクにWindowsシステムを入れたことはない。
 つまり、このマシンは、一度も認証された記録が無いはずのパーツだけから成り立っている。マザーボードは、それだけでは認証対象になるデータを含んでいないはずだ。メモリーも、手持ちから同じ製品を4枚チョイス(2G×4=8Gb)。そんなバージン・マシンに、先日使ったMediacreationtoolで、Windows10をクリーンインストールしてみようと思ったのである。
 もし、これでも難なく認証されてしまうのだったら、もはやマイクロソフトさんは本物の太っ腹で、自身が提供しているツールでWindows10をインストールすることに対して、完全にフリーパスを与えている、ということだ。

 1時間ほどでパーツを組み上げ、いざインストール作業へ。
 もちろん、ネットには繋がず、焼き込んだDVDでのオフライン作業である。

 始まってすぐにプロダクトキーを聞いてくるが、「キーを持っていない」、が選択できるので、それを選んで作業を継続。
 文句を言われることもなく、インストール作業は進む。
 30分もしないうちに一通りのインストールが終了し、そこからは、再起動したWindows10が、もろもろの関連アプリを含む設定を迫ってくる。将来的にマイクロソフトさんへの忠誠を誓わせるため、まずはユーザーIDを作れとくるが、へそ曲がりのMは、そんなの面倒だ、とオフライン作業を選んで登録を無視し、作業を続行。
 つづいて、いろいろ便利だとコメントの付いた通信設定なんぞが画面一杯に並んで、これまた選択を迫ってくる。これも面倒だから、使えるかな、と思うものだけスイッチをOnのまま残して、ほとんどのスイッチはOffにしてしまう。

 そんな失礼なことをしていても、インストーラーさんは粛々と作業を続け、文句も言わずにインストール終了。

 前回同様、なんともあっけなく作業は終了してしまった。

 さあ、LANケーブルをコネクタに挿入。

 規定のブラウザであるEdgeが立ち上がってくるので、とりあえず表記選択を日本語にして、そのまま閉じてしまう。
 事前にネットから集めてきておいたマザーボードのドライバーを読み込ませ、グラフィックボードのドライバー、サウンド・ドライバー等々を入れ込む。
 ウイルス防御がない状態だから、USBに入れておいた有名な無料アンチウイルスインストーラーを動かして、ついでに使い慣れているGoogle Chromeもインストール。
その他に、圧縮解凍ソフトや時刻補正ソフトなんぞをいくつも放り込む。

 なんのかんので、気づけば昼を回っている。

 Windows10のインストールを初めてから2時間ほどで、必要な作業はほぼ終わった。

 さあ、いよいよである。

 画面に出ていなかったコンピューターのアイコンを表示させて、右クリックでプロパティーを開く。
 下の方に目をやっていくと、Windowsライセンス承認の欄には、まだプロダクトナンバーが表示されていない。
 あっ、やっぱり認証はされないのか、と思いきや、認証欄の表示がパッと変わり、「Windowsはライセンス認証されています。プロダクトID ・・・・・」、と表示されたではないか!
 プロダクトIDは、やはり、tool 1903 固有のナンバーだった。

 ということで、どうやら、マイクロソフトさんは、自ら公開しているインストーラーでWin10をインストールしたマシンに対しては、障壁なしに認証を与えている、ということが確かめられたのである。

 う~~む、以前のマイクロソフトさんからは、想像もできない。
 かつてのマイクロソフトさんはソフト界の巨人だったが、もはや超人化してしまったらしい。細かいことはどうでもよいのだ。

 ハード、ソフトと分野毎に競うのではなく、既にそれらをまとめた総合的マーケット戦略にシフトしている、ということなのだろう。

 そうは言っても、それがどんなビジネスとして展開してくるのか、Mにはまったく想像出来ていない。

 GAFAが席巻しているように見える昨今のネットビジネスの荒海を、太っ腹のマイクロソフトさんはどんな展望で航海しようとしているのか?
 興味深い、と同時に、ちょっと心配でもある。

孫と公園。その3 [上野動物園]

薬剤師Y子です。

秋の土曜日、夫Mと孫娘(3才)と私、3人で上野動物園に行ってきました。

私たち夫婦にとって動物園は「何十年ぶりかな~? すごく楽しみ~♪」な場所でしたが、ふだん一緒に暮らしていない3才児が周囲に迷惑をかけずに楽しんでくれるかどうかは分からず、まあイチかバチか行ってみましょう、という感じでのスタートです。

 

あいにく当日は小雨が降っていて、だから空いてるかな? という淡い期待も空しく、開門前の行列に並んでチケットを買うところから、大人たちはウチもヨソも皆けっこう大変でした。

3カ所ある門のうち「表門」に並んでしまったので待ち時間が長かったのかも知れません。次回は「弁天門」か「池之端門」を利用した方が良さそうなので、その時には改めて、ちゃんと調べようと思います。

www.tokyo-zoo.net

でも3才の孫娘は、祖父Mの肩車に乗れば混んだ園内でも見晴らしが良く、さらに「祖父と自分の頭上で透明ビニール傘を広げ自分たち二人を雨から守る」というミッションが大層お気に召した様子で終始ご機嫌。

サル山の前ではニホンザルの排便マナーに関して、その隣にある「ゾウのすむ森」ではゾウさんの便の大きさに関して、今年「おねえちゃん」になった3歳のヒトとしての見解を存分に語っていました。

カバはZoo~っと水の中にいて、とうとう一度も私たちに全身像を見せてくれませんでした。

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ジャイアントパンダを見るためには長い列に並ぶ必要があるので、夫も私も孫の関心がパンダに向かわないように注意していました。

西園休憩所で食事をする時、外の通路を挟んでキリンやサイが見える席を選んだので、退屈せずに座っていることが出来ました。

園内マップ | 上野動物園公式サイト - 東京ズーネット

 

今回は「お天気が良くないから公開してない動物」もいて、もっともっと見たい、また必ず来たいと感じた、そして生物多様性に関しても役割が大きい上野動物園

生物多様性保全活動宣言 | 東京ズーネット

 

それに例えば、ぬいぐるみ1つ買うにしても「飼育担当者が監修している」と聞くと理系の祖母は心を躍らせ、街で普通に売っている「ゾウさん」ではなく「Tokyo Zoo Shopのアジアゾウ」、よくある「パンダの縫いぐるみ」ではなく「上野動物園のパンダの仔608グラム」に魅力を感じます。

アジアゾウS | Tokyo Zoo Shop

ほんとの大きさパンダの仔 608g 黄色いメジャーセット | Tokyo Zoo Shop

 

3才でも、60代でも、そして小雨が降っていても十分に楽しめた上野動物園

祖母として今後も年に1回ぐらいは行くことになりそうです。 

 

ただいま、モニター修理に挑戦中!

Mです。
 先週半ば、ヤフオクでCPU探しをしていたら、画面上を流れる商品欄に、500円表示の横長モニターが現れた。

 横長モニター、という表現自体、チョット化石っぽい。なにしろ、未だに17インチの
1280×1024(横幅:縦高=5:4)を使っているMにとっては、いま風の画面は横長なのである。

 自宅のテレビも、ハイビジョンと銘打った35型ブラウン管テレビ。映りは悪くないしブラウン管独特の奥行きのある色表現で目に優しいのだが、いかんせん古い。最近のワイド画面用映像は、画面選択がワイド表示になっていても左右が少しずつ欠けている。時刻やテロップの端っこが無いが、困るほどではないから笑い飛ばして使っている。

 いま現在、PCの画面設計は、基本的に1920×1200(16:10)で行われているそうだ。ハイビジョン対応の映像は、ご存じ16:9で配信されている。さすがのMも、モニター交換の潮時かな、と感じていて、少しばかり前からジャンク屋さんを巡って今様モニターの探索はしていた。21から24インチ程度を探してみると、そこそこ値が張っていて、かなりショボいものでも7,000円が下限だった。
 そんなときに500円商品の画像だったから、即、CPU探索をやめてモニター探索に変更となった。

 ヤフオクに入って探ってみると、ありました。さっき流れたのは、少し前の24インチDELLモニターだった。アスペクト比は16:10の1920×1200で、まさに探しているタイプではないか。

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  2408WFPという型番で、調べてみると2008年に売り出されている。当時としては先を見たハイスペックで、価格は12.8万円とあった。うへぇ、モニターに10万超えは、考えられない! PC本体だってせいぜい3万円で作ってる。雲の上のお話である。

 出品者のコメントには、落雷停電後に映らなくなったから部品取りにどうぞ、とあった。

 なるほど、落雷ねぇ・・・

 これは、治せるかも、と思った。落雷時のサージで電子機器が死ぬときは、大抵、電源ユニットでヒューズが飛んで機器の本丸を守っている。これもそうなんじゃないかと感じたのだ。
 とすると、予想通りなら、ヒューズを交換してやれば生き返るかも知れない。
 どうやら一度お流れになったオークションらしく、残り1日なのにエントリーはゼロ。いっちょ、賭けてみるか、と思って500円で入札。
 終わってみれば、誰も入札してくる人がなかったらしく、夜のうちに落札していた。
 送料込みで2,000円チョットのお買い物だった。

 その商品が、昨日の午前中に届いた。
 とても几帳面なユーザーさんだったらしく、外箱から梱包材まで欠損無しで備品もDELLマークの入ったビニル袋に入っている。まるで昨日買って来ました、みたいに見えてビックリ。開梱してみれば、本体にほとんど汚れ、擦れ、へこみなどもなく、いわゆる美品である。

 さあて、問題は不稼働の原因だ。
 裏を見ると、脚を留める部分にあるビス4本以外にネジはない。ということは、プラスチック枠のはめ込み構造。薄手のマイナスドライバーを周辺の合わせ目に食い込ませ、少しだけ差し込んだまま横にスライドさせる。爪を探すのである。爪に近づいたら少し柄を深く差し込んで、こじる。パチッと鳴って爪が外れてくる。焦ってはいけない。焦ると爪が折れたり枠にヒビが入る。
 そんな作業を続けること10分ほど。メデタク、パネル全開。金属カバーを外して、ご開帳。

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  内部も至ってキレイで、ホコリも溜まっていない。きれいな部屋で、タバコもなかったらしく臭わない。ここまで、予想以上の展開だ。

 さて、このあとも予想通りの展開になってくれるのか?
 ヒューズは、と探すと、右上位置に色違いの茶色基板があって、そこが電源部だと判る。外部電源コネクタ近くに白い棒が一本ある。どうやらセラミックヒューズらしい。
 テスターを取り出し、ヒューズの導通チェックをしてみる。

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 ビンゴ~~~! 導通ゼロ。切れている。

 まずは、ここまで満点で通過。あとは、ヒューズの交換だ。
 ただ、セラミックヒューズを使っているということは、安物のガラスヒューズでは、この装置のニーズに合っていないのだろう。手元に3Aクラスの通常管ヒューズならあるが、セラミックタイプは持っていない。しかも、あまり見かけない4Aタイプが付いている。午後、秋葉原方面で打ち合わせがあったので、そのあとでパーツ屋に寄ってみた。ところが、どこにも目当ての規格モノがない。帰ってきてからネットで探すと、ドンピシャではないけれど、ほぼ同等のヒューズが6本400円で売られていた。送料無料、ポイント使って240円也。早速注文した。

 映像機器は、心臓部を守るためにいろいろな工夫をしていて、第一の防壁になるヒューズもしっかりと選ばれているし、その次の変圧部にも工夫がなされている。見たところ、当該機の変圧部の各部品には、焼損を疑わせるような変化はなかったし、コンデンサ類の膨らみも皆無。多分、第一防壁で災難は防がれているだろうと感じた。

数日でヒューズが届くはずだ。
交換して稼働することを祈るのみ。

マイクロソフトさん 太っ腹?

Mです。

7月に500円で買った富士通さんのワークステーション用タワーで作ったWin10マシンが、トラブった。このマシンは、Core i7 model960(4コア/スレッド、3.2GHz)で組んだもので、なかなかの性能だった。実はこのマシン、息子の仕事用に提供したもので、以後、バリバリ働かされていた。ところが、先週半ばに、情報収集のため某有名書店の電子書籍用アプリをインストールした後から動きがおかしくなり、2日前の朝起動しようとしたらエラーメッセージが出て回復しなくなってしまった、との連絡が入った。

www.yakuzaishi-y-co.work

Win10では、起動エラーが起こると薄いブルーの画面になって、修復プロセスに入る。復旧するから待っててね、のようなステップになって進んでいくのだが、うまくいかないと、修復できなかったので他の方法を選んでくれ、と選択肢を示してくる。

Win7でおなじみの復元ポイントやバックアップからの回復を選ぶ方法など、いくつも示されるが、実はこれ、固定画面の選択であって、それで治るかどうかは見た目で全く分からない。

以前、自分のマシンでも同じ薄青画面対応でうまくいかなかった経験もあるので、あまり期待していなかったが、とりあえず可能性のありそうな回復方法をすべて試してみた。

が、案の定失敗。

これはもう、定型モードに任せておいてもダメだと思い、セーフモードに入って状態を確認してみようとしたが、それも出来ないと分かった。もしかすると、Cドライブに入れないのかも知れない。かなり深刻な事態だと感じた。

コマンドの画面には入れたので、久しぶりにDOSコマンドでCドライブをチェックしようとしてビックリ。ルートディレクトリがCではなくてXになっているではないか。ドライブチェンジのコマンドを送ると、一瞬C:と表示されるもののすぐにX:に変わってしまう。これはおおごとだ。確か、XというのはWin10をインストールするときに作られるシステム用のサブ領域で、普通は表に現れない。システム修復用のプログラムと初期情報が書き込まれているエリアだったはずだ。ということは、そこから出られない、いや、その領域しか活きていないのかも知れない。

そこで、システムを入れていたハードディスクを取り出して、別のマシンに外部ドライブとして繋いで中を見てみることにした。

すると思った通り、サブ領域は読みとれる状態なのに、本来Cドライブだったはずの領域は未フォーマット状態で認識できなかったのである。つまりは、ブート領域が壊れてしまって見えなくなってしまったということ。もはやバンザイ、お手上げである。これでは、いくら修復しようとしても修復すべき場所がないのだから、どうしようもなかったわけだ。

こうなるともう、システムの総入れ替えになる。

取り出したハードディスクを再フォーマットして使うことも考えたが、書き込みエラーなどが起こって認識不能になった可能性があるから、それは怖い。ごそごそと棚を漁ると、打ってつけのハードディスクが余っていた。早速それを繋いでディスクエラーが無いかどうかチェックしてみると、エラー無し。それまでデータ用に使っていたものなので、クイックフォーマットして使うことにした。

と、ここでちょっと悩んだ。

前回は、Win7をまずインストールして、そこにマイクロソフトさん提供のMediaCreationToolで、Win10のVer.1809をグレードアップ・インストールしたのだった。今回もそうしようかと思ったものの、現在のWin10システムはその時点より1年以上代を重ねてきている。だから、同じことをすると、立ち上げた尻から更新プログラムを大量にダウンロードしてはインストールしなくてはならない。 

そこで、MediaCreationTool自体が代変わりしている可能性があるかも、と探ってみたら、あった!ありました!! マイクロソフトさんは、2019年5月に公開したWin10システムを公開してくれていたのだった。

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www.microsoft.com

これを使えれば、1年分以上にわたる更新をしなくて済む。出来ればクリーンインストールしてしまいたい。

Ver.1809がそうだったのだが、承認済みWin7をそれでアップグレードすると、承認されたWindowsのプロダクトナンバーがみんな同じになると知っていた。だから、既に同じようにしてWin7から10にアップグレードしたマシンのプロダクトキーを使えば、Win10をいきなりインストールできるはず。とにかくまず、インストールまで終えてしまえば、あとから承認をどうにかすればよいはずだ。

ということで、早速、上記のマイクロソフトさんからMediaCreationToolVer.1903をダウンロードしてDVDに焼き込み、Win10インストールディスクを作った。

さあ、あとはハードディスクを入れ替えたマシンにインストールするだけだ。
Biosを立ち上げて起動ドライブ設定を確認し、インストーラーDVDを始動した。
嬉しいことに、今回のToolでは、最初からクリーンインストールの選択も出来るようになっていた。もちろん、そちらを選択してインストール開始。ただ、途中で承認するしないでもめるのは嫌だから、ネットには繋がずに作業した。
・・・・
30分ほどで難なくインストールが完了し、ネットに繋ぐ。

マザーボードがらみの諸々ドライバー類をインストールしつつ様子を見たが、いっこうに承認を迫ってこない。いつになったら承認を促してくるのかと気にしていたが、1時間経っても何も言ってこない。

もしかして承認済みになっていたりはしないよな、と思って、コンピューターのプロパティーを開けてみてビックリ。なんと、承認済みになっているではないか。

どうやら、Win10は一度死んだものの、ハードディスクを交換しただけでマザーボード、CPUなどの主要部材は同じだったから、再インストール扱いですんなり承認されてしまったらしい。

いや、もしかすると、マイクロソフトさんは、Win10自体を太っ腹に公開している現在、もはや細かな個別承認はどうでもよいと考えているのかも知れない。自らのサイトからダウンロードしたシステムを使って新たなインストールを行っても、フリーパスにしているのかも知れないと感じた。
そういえば、Win10 Ver.1903のサイトには、承認キーがどうとかは触れられていなかった。

だとすると、正規版Windowsのインストールディスクが売られている現実と整合性がない。一体どういうこと?

PCを自作する者にとっては、何とも有り難いことだが、一方でちょっと不可解で気分が晴れない。

う~~む、ちゃんと調べてみる必要がある。

狂い咲き

Mです。

毎年、同じサクラがほぼ似た時期にポツポツと狂い咲きするのを見てきている。必ずそうなる樹を2本知っていて、今年も10月30日、31日とそれぞれを確認することになった。

一本は、樹高4mほどの比較的若い樹で、国道4号線バイパス下り車線で元荒川を渡る手前の神社にある樹。

 ↓ 30日 信号待ちの際に携帯撮影。画像のショボさは、ご勘弁。

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去年は11月に入ってからだったが、この様子だと、たぶん1週間前頃から咲いていたらしい。そこそこの数咲いているのだが、春になると、こんなものではなくしっかりと満開になるから、ごく一部の花芽だけがマチガッてしまうらしい。周りの樹々がもみじ色に変わっていく中で、ここだけ場違いで、かえって物寂しい景色だ。とはいえ、花そのものは、なかなかに可愛く綺麗なのだ。

もう一本は、江戸東京博物館北側のサクラ並木の中にある。日大一中・高の入り口側から少し入ったところにあり、しっかりと太い年季の入った壮年の樹。こちらは全体に咲くのではなくて、下の方の枝だけにいつも少しだけ咲く。10月31日の朝、北斎通りを東から進んで並木に突き当たるT字路で、信号待ちしていて気付いた。こちらはほんの数十個だから、咲いて間もないらしい。咲く期間はせいぜい1週間ほどで、数もまばら。まだ枯れ落ちていないサクラの木の枝に花があるというのも、なかなかに興味深い。

サクラの狂い咲きは、量が多いとそれだけでニュースになることがある。ソメイヨシノに代表される春咲きのサクラが、冬になろうとする頃、あるいは真冬まっただ中に咲いていると、それだけでニュース性を持ってしまう。

狂い咲き自体は、むかしからよく観られている現象で、植物学の見地からすると、花芽が休眠出来ずにいた場合に起こる、と判っている。そんな休眠できないでいる花芽は、一旦寒さに晒されたあと数日暖かい日が続くと、春の訪れと勘違いして目覚めて咲いてしまう、という現象とされている。

ではなぜ休眠できないかというと、休眠ホルモンと名付けられている化学物質が不足してしまうから。このホルモンは、夏場に葉で作られて花芽に送られる。その量が十分あれば、翌春までの休眠に入れるのだが、足りないと休眠が不確定になって、同じ枝の花芽であるにもかかわらず、眠れた芽と半寝ぼけの芽が出来てしまう。後者は、気候条件が揃うと冬でも咲いてしまう、ということだと説明されている。晩秋から初冬にかけては、必ずと言っていいほど一旦寒くなってもみじが色づき始める。そしてその後、しばらく暖かかったりすることが毎年起こる。その時期が、狂い咲き、の時期に当たるのだ。

この休眠ホルモンが足りない、という事態は、なぜ起こるのか?

その原因はいくつかあるが、ひとつはアメリカシロヒトリなどの幼虫が起こす食害。

つまり、夏場に葉が食われてしまって、ホルモンの製造工場が疲弊してしまった場合である。毎年ではないが、やはり狂い咲きすることの多いサクラ並木を知っていて、そこを5年ほど観察してみたことがある。狂い咲きするときはかなりの数の花が咲いてしまい、近くのゴルフ場に来た客が冬場の花見をするほど。その並木の場合、狂い咲きする樹が同じ樹ではないのが気になって観察していたら、7~8月にかけてアメリカシロヒトリが大発生し、駆除できずに丸裸になってしまった樹は、必ず12月までに咲くと知った。それでも、翌春にはちゃんと満開に見えるのだから、いかに花芽がたくさん出来ているのかと、それはそれで驚きだった。

もう一つは、野分の被害。つまり台風などによる秋口の落葉である。花芽は夏の時期にできあがっているが、休眠完了するのは秋が深まるまでの間とのこと。だから、普通に落葉するまではホルモンの生産と供給が続いているわけで、それが秋半ばまでに台風で途絶えてしまうと、花芽によってはホルモン不足で眠りに入れない、ということなのだ。

とはいえ、毎年見続けている2本は、この説明では理解しがたい。いずれの樹も、葉がちゃんと付いているのを夏場から秋にかけてちゃんと見ているし、今年のように台風に晒されたからといって、他の樹も同じ条件だ。なのに、2本だけ必ず毎年狂い咲く。

きっと、この2本は遺伝的に花芽の休眠機構に緩みがあるのだろう。欠陥ではない。個性である。

ただ、江戸東京博物館脇の樹については、特定の枝だけ狂い咲きしているようなので、もしかすると、その枝は継がれているのかも知れない、とも思っている。

晩秋から初冬にかけて、ヒトの目を楽しませたいのか、あるいはからかいたいのか分からないが、見る方は「おお、また咲いた」と喜んでしまう。

個性派の役者は、貴重だと思うのだ。

 

カフェイン

Mです。

むか~し むかし、男子学生Mは、左目を顕微鏡の接眼レンズに、右目をケント紙に振り分けて、ネズミの組織標本をスケッチしていた。夜も深まる中、組織学のレポートを仕上げていたのである。作業は3日目に入り、あと一歩なのだが、残り1日で仕上げるには眠る時間がとれそうにない。そんな夜の実験室に、先輩の一人が酒臭い息を吐きながらふらりとやってきて、「おお~、やってるねぇ。これ恒例の修行だよね。これ使う?」と、横文字のボトルを実験台に放った。「なんですか?これ。」「覚醒剤、って、ウソ。カフェイン錠。おれ要らないからやるよ。ま、がんばれやっ!」と出ていった。
↓ 現在ネットで買える米国製(超安価) 

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 それがカフェイン錠との出会いだった。もう、40年以上前の話だ。

高校の頃からインスタントコーヒー常用者だった。大学の実験室にもネスカフェの大瓶が置いてあって、同期の仲間と共同購入して飲み放題だった。カフェインのなんたるかは生物屋の学生なのだからそこそこ知ってはいる。でも、錠剤にお目にかかるのは初めてだった。いまでこそ、ドラッグストアだけでなくネットでも簡単に購入できてしまうが、当時は、どうだったのだろう。そもそも、先輩が放っていったのも米国製で、どこで買ったのかも解らなかった。ブランド名も覚えていないが、たぶん、教室の誰かが渡航の際に買ってきたのだろうと想像していた。
そのカフェイン錠が、見事に効いた! 
最後の夜は2錠で乗り切り、無事レポートは完成したのである。
適当にスケッチするのなら、そこまで時間はかからないのは解っていたが、どうも凝り性なところがあって、いわば趣味で時間をかけてしまっただけの話である。だからといって評価が高くなるわけでもなく、せいぜい、よくまあ細かく描いたなぁ、でおしまい。若気の至り、のひとつだった。

そのカフェイン錠は、1錠中のカフェイン量が200mgだったことだけは覚えている。コーヒーが全く効果無しの状態だったところで飲んだら、30分ほどで目が冴えてきて一気に頭スッキリになった。結局2錠飲んで、別に後遺症もなく過ごしたのだが、それ以後カフェイン錠を使うことはなく、残りの錠剤も先輩と同じく、後輩にポンと放って譲ったのである。

そんなことを思い出しながら、最近問題になっているエナジードリンクについて、結構ヤバイと感じた。かなりの量入っているカフェインの功罪を世の中がもっと認識しないといけない、と思うのである。
学習塾に通うこどもたち(中学生まで)が、何の気なしにシャッキリする、などとエナジードリンク類を安易に飲んでしまう状況は、どう考えてもマズイと思うのだ。

お茶やコーヒーにカフェインが含まれていて、覚醒作用をもたらすことは周知だ。そのカフェイン量は、コーヒーがカップ一杯(約200ml)でおよそ60mg、緑茶、紅茶はその5~6割といわれている。それらに比べ、エナジードリンク類は、ものによってコーヒーの4~5倍量が含まれているので、こどもが飲んだらあっという間に推奨上限をオーバーしてしまう。(下がカナダ保健省の数値)。大人も2本で推奨量を超えてしまうのだから、なかなかの含有量ということだ。致死量には遠いとはいえ、代謝も未熟なからだにとって良いはずはないのだ。

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Mは、毎日インスタントコーヒーをマグカップで5杯以上飲んでいる。ということは、カナダの推奨量からすれば明らかにオーバー。日本の厚生労働省は、基準値のようなものは自ら定めておらず、参考値として上表各機関などの数値を使って解説している。


 ↓ 厚生労働省のカフェインに関する説明は、下記のごとく
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000170477.html

 

過剰摂取で健康上の問題が発生する可能性があるのに厚生労働省があまり問題視していないのはどうなのか、という気もするが、じつは一方で、日本人は緑茶をよく飲む習慣があることから、カフェイン耐性が高いのだということが判っている。子どもの頃から食事のあとでお茶を一杯、なんていうのがむかしからの習慣だった人も多いのではないか。事実、Mは小さな頃からお茶だけはたくさん飲んでいた。それが要因で、日本人はカフェインに耐性が高いのだそうだ。上表にある大人の一日推奨量がコーヒー3杯となっているのも、西欧人の例であって、この量を超えるとめまいを感じる人もいるのだそうだ。これまでの日本人には、まずそういう人はいないのだという。カフェインに対する感受性は個人差が大きく、厚生労働省が厳格な物言いをしないのも、そこに要因があるらしい。現に5杯立て続けに飲んでもなんにも変化のないMの様な者も、確かにいるのである。

ただ、今の日本はMが育った頃とは大違いである。飲み物は豊富。種類もめちゃくちゃ多い。それらの中にどれだけのカフェインが含まれているのか、と考えると、耐性が低いこどもたちの飲み物について、よく観ておかなくてはいけないと思う。

バブル全盛期に、当時の三共製薬さんが売りまくった「黄色と黒は勇気のしるし、24時間働けますかぁ~♪」と時任三郎さんがCMで胸を張っていたRegainがまさにそうだが、ほとんどのドリンク剤は1本あたり50mgのカフェインを含んでいる。これは、コーヒーカップ1杯分に近い。子供用ドリンク剤にはもちろん含まれていないものの、学習塾通いでドリンク剤に慣れたこどもたちが中学、高校と進む頃に、なんの抵抗もなく大人用に移行するのは避けられないだろう。耐性の個人差が大きいということは、みんなと同じように飲んでいても、具合が悪くなってしまうこどもも現れるということだ。たいていは大丈夫だから、ということで良しとするものではないのだ。

カフェインが効かないことを自認しているMだが、孫が安易に飲んでしまわないように気を付けていないと、普通の飲み物に実は入っていた、なんてことになりかねない。
これからしばらくは、飲料の表示をしっかり見る習慣を付けたいと思っている。

「食べ放題」と「こども宅食」

薬剤師Y子です。

先日、次男Jと私Y子の誕生日を祝う食事会のため、食べ放題の店に行きました。

 

生まれてから18年あまり、親が用意する食事を当然のようにパクパク食べていた息子たちですが、高校を卒業し進学のために家を出て一人暮らしを始めると、様子が変わってきました。

久しぶりに一家4人が揃って外食する時に、妙に気を遣ってメニューの中にある「ほどほどの値段のモノ」を注文するようになったのです。

 

「ああ、ちゃんと成長して、一人前の大人になろうとしてるな」と感じて嬉しかったのですが、せっかく親子4人が集まって外食してるのに遠慮されたのでは、楽しさが半減してしまいます。

そこで、息子たちを誘って外で食事する時には、なるべく食べ放題の店を利用することにしました。どれだけ食べても料金は同じです。これなら誰ひとり遠慮することなく、食欲の赴くまま自由に食べることが出来ます。 

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わが家は全員が野菜・くだもの好きなので、食べ放題の店の中で私たちのテーブルの上だけが「一見、ベジタリアン風」であることが多く、わきを通っていく人が振り返って二度見していくこともあって面白いです。 

 

還暦を過ぎた夫婦だけの食事にも、休日の朝、ファミレスの朝食バイキングを利用することがあります。

子供たちが巣立ってから、いつのまにか休日の朝食は「その辺にあるモノをテキトーに食べる」ようになってしまい「このままではマズイなあ」と思っていた頃、よく通る道路に面したファミレスの前にデカデカと「朝食バイキング」と書かれているのを発見!

さっそくネットで調べて試しに利用してみたら夫婦とも大満足。野菜、海草、納豆なども食べ放題で時間制限がないので休日の朝食に欠けていたものを楽に補うことが出来ると分かり、その後、結構な頻度で通っています。

私たちが気に入っている店の朝食バイキングは「3才以下 無料」なので、小さい子を連れて来ている方も多く、その子たちの可愛い動きを見るのも楽しみの1つです。

 

一方、日本の子ども7人のうち1人は貧困家庭で育っている、と言われています。

その子たちに定期的に食品を届ける「こども宅食」を、ご存じですか?

ご存じない方は、下記サイトを是非ご覧ください。

私も、無理なく自分に出来ることをしていきたいと思っています。

kodomo-takushoku.jp