理系夫婦Y子とMの昭和から令和まで

都内で働く薬剤師Y子と、パソコン・DIY・生物などに詳しい理系の夫M。昭和30年代から今日までの実体験に最新の情報を加え、多くの方々、特に子育て・孫育て世代の皆様のお役に立つことを願いつつ発信する夫婦(めおと)ブログです。

ウェアラブルVR-PC 見過ごしていた進歩に 今更びっくり!

 

Mです。

 VR(ヴァーチャル・リアリティー)機器の宣伝が画面に現れて、何の気なしに周辺の関連情報を眺めていたら、おかしなリュックスタイルが目に入った。
 クルマの周辺に男女がいて、背中には薄いリュックが。VRヘッドセットを装着していて、なにやら作業している雰囲気だ。

f:id:otto-M:20200622132223p:plain

 出元をたどってみたら、もう3年も前の情報に行き着いた。

 HPさんの、HP VR Backpack G2 という装着型VR-PCだったのだ。

 VRにはそれほど興味がなかったので世の中の動きに完全に遅れていた。この紹介ページを眺めていて、そうか、遊びじゃないんだ! と、今更ながらに驚いた。というか、具体的な利用方法を考えてみたこともなかった、と思い知らされた。
 この装置、米軍の耐久試験も経ている。つまり軍事利用も想定した装置なのだ。

 背中の黒ケースの中には、かなり高性能なワークステーション型のPC(WS-PC)が収まっている。それは、クレードルに載せればそのまま高性能なワークステーションになる。

   f:id:otto-M:20200622132343p:plain

  写真は、あらかじめ作業内容をVR情報としてWS-PCにセッティングしておき、現物のクルマを前にヘッドセットのVR情報を映し出して、メンテや改造をしようとしている、というイメージを表現していたのである。

 VR装置なのだから当然だが、高性能の無線通信機能も備えていて、画像解像度もかなり高い。リアルタイムに、詳細な情報を取り出しながら作業できるという触れ込みだ。

 となると、これはもはや娯楽とは全く異なった世界に展開している。

 通信の格段アップを謳う5G時代到来の流れは、まさにこの装置の利用方法にも大いに関わってくる。

 たとえば、5G通信時代になれば格段に進むだろうと言われている外科手術の遠隔作業。

 実際の患者は僻地にいても、ドクターヘリが熟練医師と看護師を機材ごと現場に運ぶ。モニター機器すべてを運ぶことは出来ないから、各種センサーだけを持ち込んで患者にセット。端末は5G通信端末につないで中枢の医療機関にある高性能診断機器とリンクさせる。野戦病院程度の簡易手術室が、まるで高度医療センターの手術室にヴァーチャル対応する。
 援護のスタッフたちは、現場からの情報を映像とともに見ながら、医療センター内で現場さながらの状況を目に、現場術者とあれこれ話しながら手術をすすめていく・・・
 そんな状況が、このリュック型PCを背にしながら、いとも簡単に実現してしまう気さえする。

 それだけではない。

 これは、親方にしか出来ない加工なんだ、と後継者が日々研鑽を積もうと必死になっている町工場。NASA御用達で、ここでしか出来ない精密パーツがある。そんなことが、たとえば大田区の町工場にはいくつもあると聞く。
 そんな技術継承に、今後はリュック型PCが大きな手助けをしてくれるかもしれないと思う。
 鼻の脂、とはよく言われるが、同じようにやっているはずなのに、親方にはいとも簡単にできてしまうことが、弟子には90%しか出来ない、なんてことはざらにあるだろう。

 その鼻の脂は、作業時の目の置き方、タイミング、力の抜き方、などなど、リアルタイムの動きの中では追いたくてもついて行けない部分が影響しているはずだ。そんな領域の情報を、精密映像で多方向から記録し、出来る人と出来ない人の違いを克明に解析していけば、どこかに「鼻の脂」のエッセンスが見えてくる気がする。
 その検証画像データを元に、「これならできる」パターンを教育VRにまとめて、現物作業時にVRヘッドセットを使って作業過程を何度も試していく。そのうちに、口で言われてもわからなかった勘所が、ある日突然、自分の手の動きになって身についている。
 そんなことが実現するような気がするのだ。

 3D映像でワオ~と興奮する世界とはちょっと方向が違うが、技術用VRは、実は既にすごい世界に進化しているのかもしれない。

ついに来たか!? 冬眠誘導

Mです。

 新型コロナ騒ぎで、いろんなことがトコトン嫌になってしまっている方々も多いのではないか。
 出来れば社会活動ごとフリーズさせて、ほとぼりが冷めたらチンして元に戻せたらどんなに良いだろうか、と思ってしまう。

 そんな、タイムマシンのような都合の良いお話はあり得ないが、ほ乳類の一部が行う「冬眠」を、人為的にコントロールできるかも知れない発見があった。
 筑波大学の櫻井教授と大学院の髙橋氏が、理化学研究所の砂川氏らとの共同研究の結果として、6月11日付で大学から発表した。大まかな説明は、下記筑波大のリンクを参照願いたい。

 http://www.tsukuba.ac.jp/attention-research/p202006111800.html

 クマやヤマネが食物がなくて雪に閉ざされてしまう冬山で、穴にこもって春を待つ行動を、冬眠と呼んでいる。ただし、クマでは代謝が極端に落ちる事はなくて、半眠り状態でエネルギーを消費しながらどうにか冬場を凌いでいるので、本格的な冬眠とは言えない。一方で、ヤマネやリスたちのように体温を極端に低下させるまでエネルギー消費を抑えて、活動停止状態になるのが本格的な冬眠である。
 冬眠の逆で、夏に代謝を落として眠ってしまう行動様式を夏眠と呼んでいる。日本ではあまり知られていないけれども、雨のない時期にカタツムリが粘液を固まらせて木の幹や岩の裏などにひっついて動かない状態も、夏眠の一種とされている。こども図鑑などで有名なのは、ハイギョの夏眠だ。乾期に水がなくなって動けなくなってしまう時期に、ハイギョは自らの粘液で泥のなかに室をつくって籠もる。これが有名な夏眠状態。水がない中で、ハイギョは穴のなかで最低限の肺呼吸をしている。水陸両用動物始まりの姿で、まさに太古の姿を引き継いでいるスゴイ輩である。

 こんな動物たちの行動の中で、ほ乳類の冬眠については、神経支配とそれに伴うホルモンなどの情報伝達物質によって、身体じゅうの機能が低くコントロールされているのだろう、と想像されいるものの、実のところはあまりよく解っていない。冬眠遺伝子を突き止めようとする仕事もあるが、いまのところ、こちらの方向も明確なものが見つかっていない。

 そんななか、冬眠とは縁の無い齧歯類(ネズミたち)でも、脳の視床下部という場所の特定の神経群を刺激すると、眠るはずのないネズミが冬眠状態になってしまうことを発見したのだから、これは画期的なことだ!
 視床下部は、成長ホルモンにも関わる場所で、脳の底、上顎の中央上方にある奥まった小さな場所。代謝と深い関係にある成長ホルモンに関わる場所なだけに、代謝調節そのものとも言える冬眠とも関わるのだとすれば、さもありなん、と思える。

 下の画像は、櫻井さんたちが示した、代謝が落ちたネズミと通常のネズミのサーモグラフ比較を示している。(一部文字を入れさせていただいた)
 右の処置ネズミは、普通なら死んでいると思われるくらいの体温だとわかる。とても動く事は出来ないレベルだ。

   f:id:otto-M:20200612215915p:plain

 ところで、筑波大グループの科学研究費申請資料によると、2019年に研究費が交付された研究題目は、「絶食による休眠誘導の神経回路の同定と人工冬眠の誘導」、となっていた。どうやら、絶食という手段でマウスが飢餓状態になったときに、代謝を抑えて生き残ろうと身体が反応して休眠状態になる現象を利用して、その時、脳神経のどこが活動するかを分析しようというのが、当初の目的だったのだろう。次いで、その場所が解ったら今度はそこを適切に刺激してやることで、飢餓にしなくとも休眠状態を作り出せるか、と考えたのだろう。つまり、この段階では、冬眠ではなく、休眠だったのである。
 その実験の中で、はっきりと休眠に関係する神経組織の場所をつかんで、今回発表した成果につながったと推測する。そして、思っていたよりもずっとしっかりしたレベルの休眠状態を誘導する事が出来て、それがあたかも「冬眠」に匹敵するレベルだった、という流れだったのだろう。

 冬眠という現象は、夏眠も含めて、動物が自分の身体を生きていける最低の状態に落としている現象だ。世界が5ヶ月近く時間経過していても、その個体にとっては2~3日分のエネルギーしか消費していないという程のエコモードである。常に食べ続けていないと生きていられない齧歯類にとっては、自分の時間を何百分の一の速さにスローダウンした状態を作っているのだ。

 これは、SFの世界で始まった冷凍人間の話とも通じる。今治せない病気も、100年後、500年後には救えるかも知れない。だから、患者を冷凍保存して、遠い将来に解凍して治療しよう、という目論見のお話だ。実際に、米国のお金持ちが、自分の身体を冷凍保存しているとか、いないとか・・・
 そんなSF話はともかく、ほ乳類を人為的に冬眠状態にもって行けるということになると、人間の世界が ”ものすごく” 変わってくる。
 医療分野では、薬を使わない麻酔が可能になるし、心臓や脳の手術といった時間との勝負になる領域でも、身体がほとんど停止してしまった状態になってくれているのだから、煩雑な手技も焦らず行える。もちろん、出血も極端に少なく抑えられる。その他、今は思いつかないが、遺伝子治療にも適応させられるアイデアなど、いくつも出てきそうだ。

 SFの宇宙ものでは定番になっている冬眠状態での宇宙旅行も、夢物語ではなくなるかも知れない。火星移住も、本気で考えられるかも知れない。
 大災害時には、休んでいてよい人々は冬眠状態になってもらうことで、食糧を含めたエネルギー節約が可能になるなど、人間社会のトラブル対応策としても異色の策になるかも知れない。(悪いヤツが使うと、とんでもない道具になるが・・・)

 とはいえ、この技術がどこまで他のほ乳類に適応可能かどうかは、まだ何ともわからない。しかし、マウス、ラットともに同じ現象が見られ、刺激がとだえて一定時間過ぎれば元に戻っているという報告は、嘘ではないな、と感じさせてくれる。

 発見した神経群は、休眠誘導神経群(Q神経群;Quiescence-inducing neurons)と名付けられている。ここを刺激すると、一定時間冬眠状態になって、その後元に戻るのだという。
 刺激が与えられると、きっと何かの伝達物質が作られて、それが体中に巡っていくのだろう。この先、それが何なのか解れば、神経を直接刺激せずとも、人為的に合成した「それ」を薬として使う事で冬眠誘導することも可能になるだろう。

 神経群の刺激方法もいろいろ検討されるだろうが、非侵襲の電磁刺激のように、余計なな薬物投与なしにコントロール出来る方法も見つかるかも知れない。

 まだまだ課題は山のようにあるが、将来的に、ノーベル賞級の仕事に発展するかも知れないと期待している。

 Q神経群と聞いて、いにしえの円谷作品「ウルトラQ」を思い出してしまった。
 

浴室ランニング を試してみた

Mです。

 目標は4㎏、とりあえず2Kg 減量したい。

 寄る年波で、下っ腹に付いた脂肪がなかなか減ってくれない。炭水化物はかなり減らしているつもりなのだが、実際は、夕食後にビスケットを食べてしまうとかで意思貫徹ができていない。それじゃダメじゃん、と自らを叱咤するものの、朝は炭水化物なし、昼は食べていない、ということで、夕食はチョット甘くなってしまう。むしろ、朝に炭水化物の方が良いと思うのだが、それだと午前中の覚醒度合いが悪いと感じていてやめている。デスクワークは午前中が勝負なので、これは変えられないと思っている。

 3年前までは、週1ジョガーだった。ところが、仕事でホコリとカビを多量に吸い込んでしまったのが原因で、その2週間後、いきなり喘息が発症してしまった。息が苦しいという生まれて初めての経験をして職場近くのクリニックに飛び込み、その場で「喘息ですね」となった。吸引ステロイドを処方されながら半年ほど通院し、もうこれ以上は良くならないと判断して、以降は自己管理である。

 1年ほどしてだいぶ落ち着き、どうにかジョギングできるほどには戻ったものの、気管支上部の枝分かれ付近の閉塞感はなくならず、感触としては炎症後の内皮肥厚と線維化による不可逆変化が起こってしまった、と思っている。もともと有機溶剤系のにおいには弱く、時々、近くを通ったおねえさんの化粧品臭に反応してしまうと、一気に気道が狭くなったと感じる。そんなときは仕方なく、手持ちの市販気管支拡張薬を服用し、しのいでいる。

 そんな状態だから、もう3年以上、しっかりとしたジョギングはしていない。

 以前は週一の1時間ジョギングで13~15Km走っていたが、たぶん、もうそんな風には走れないと思っている。途中で苦しくなったとき、帰りようがないから。

 週一でも、1時間みっちり走ると、筋力は維持できるし無駄肉も付かなかった。それがなくなって以降、いろいろと筋トレを考えては実行しているし、仕事で動き回るにもチャリでの突っ走りにしているので、そこそこ運動負荷はかけている。でも、それではダメなようだ。

 そんな中、今日風呂場で作業しているとき、しっかりしたタイル面と鏡がある環境に、走れるかも、と気づいた。ここなら、時間を決めてその場ランニングができると思ったのである。

 世の中には、ランニングマシンという代物があまた存在していて、だいぶ前からTVショッピングの定番だ。あんなネズミやモルモットのおもちゃみたいなもの、と馬鹿にしていたが、あれだけ売れているのだし、宇宙飛行士の体力維持にも使われているのだから、位置を変えないランニング、というのは無駄ではないはずだと思い直した。

  f:id:otto-M:20200607162722p:plain

 (ISSで採用されているCOLBERT , Wikiさんから拝借)

 しかも、壁には大きめの鏡があるから、景色が変わらない退屈さを走り方を工夫しながら自己観察しつつ走るまねごとをすれば、結構いい運動になると思いついたのだ。

 早速、実施してみた。目標は30分走。
 息の仕方を本来のジョギング時と同じようにして、脚上げの高さを変えたり、斜め, 横, 後方と向きを変えたり、蹴りを後ろに滑らせて前傾姿勢を強めてみたり、といろいろ試してみると、結構な負荷がかかって、なかなか良い。やり始めて気づいたのは、ジョギングとは根本的に違っていて、足の前半分しか使わないことだった。前に進まないので、かかとで着地してつま先で蹴る、という動作はできない。もしかかとを着いたら衝撃が大きすぎて良くないだろう。脚の上げ方を変えてもかかとで着くことはしないから、マラソン日本記録保持者の大迫選手のように、つま先走りなのである。これは、ふくらはぎに常に大きな負荷をかけていることになるので、思いの外きついと知った。

 しかし、つま先で着地するとは言っても、着地するとかかとに向かって足は徐々にタイル面に近づくため、その間はふくらはぎを伸ばしていく工程がある。つまり、ふくらはぎの筋肉を収縮させて蹴っては伸展するという繰り返しはちゃんと行えているので、バランスは悪くない。腕の振りも鏡でわかるので、矯正しながら続けられる。屋外のジョギングでは、疲れてくると足が上がらずに蹴りが弱くなってすり足のような走り方(既に走っているとは言えない)になってしまうが、浴室走には、それがないのである。鏡があるから、そんな走り方にならないよう意識することができるのだ。

 屋外ジョギングでは、10分くらい走ると汗が出てくる。今日の浴室は、暑くもなく、床は冷たいし風通しも良くしていたから、汗もかかないのではと思っていた。しかし、15分ほどすると汗がにじんでくるのもわかった。いろいろな走り方を工夫しながらの30分で、それなりに疲労も経験する程度の「ジョギングまがい」を試すことができた。
 途中で足上げを高くして200回などしていたときには少々息苦しくもなったが、家の中なので不安はゼロ。気分的に安心して運動し続けられることも収穫だった。

 十分満足できた。

 30分経過してストレッチしていたら、ドッと汗が出てきた。そこそこの運動量になっていたようだ。

 30分とはいかないまでも、これなら、気が向いたときに5分でも10分でもやることができる。
 よし、半年で4Kgを目標にしよう!

チャリ前輪 片減りの謎!

Mです。
今回は、かなり些末なことでお目を煩わせることを、最初におことわりしておく。

 愛用のチャリで走っている時、前輪タイヤの左側が右側よりも減っていることに気づいたことから、その理由を考えてみた、というお話。


 Mは、都内を、ほぼ毎日チャリで移動する。その距離は日によって大きく違い、短い時で4Km程度、多い日だと30Kmくらい走る。砂利道などあるわけもないから、都内のチャリは至極便利。電車の移動よりも確実に早い。なにしろ、目的地に直行出来るので、ムダがない。

 そんなチャリで走り回っていて信号で停止した際、ちょうど道路の白線の上に前輪がのっていた。前かごの隙間からタイヤの輪郭が見える。そのとき、おやっと感じた。よく見ると、中心線より少し右側には溝がいくらか残っているのに、左側の同じ位置はツルンとしている。(写真がショボいけれど、下がその様子)

   f:id:otto-M:20200601222116p:plain


 作為的にするつもりはないが、画面上の輪郭を線でプロットしたら、下のような感じになった。矢印の部分が、白線に浮かんだタイヤのシルエットで首をかしげた場所である。

   f:id:otto-M:20200601222213p:plain

 極端ではないが、右にへこみがあるのは判っていただけると思うのだ。

 このチャリは、もう10年くらい乗り続けているから、後輪はすり減って中央が平らになっていて溝は全くない。もう少しでゴムが終わってビードが出てきそうなくらいだ。一方の前輪は、さすがに駆動輪ではないので摩擦の度合いがだいぶ小さい。最初の溝模様がとりあえずは残っている。ただ、進行方向右側のトレッドパターンははっきりしているが、左側は中心寄りがだいぶ不明瞭になっている。
 この差が、疑問だったのだ。

 都内の大通りは、車道左側に狭いながらも自転車走行レーンを設けてくれている。
歩道を思いっきり漕いで走るのは危険だから、このレーンのあるなしに拘わらず、基本的にMは車道走行である。もちろん、左側を走る。
 舗装路面は、排水効果を保たせるために必ずセンターライン位置が最も高く、両側に徐々に低くなっている。だから、左側を走るときは、路肩のコンクリート製排水帯はもちろんのこと、必ず右が高い傾斜面だ。ということは、垂直に立ち上がった姿勢で自転車が走っているのだから、タイヤの断面で考えると、進行方向右側がいつも斜面の高い側と接していることになる。そうだとすると、タイヤの右側がより地面を強く押しつけている。これは、摩擦でゴムが減るという事実からすれば、右側がより減りやすい、ということにつながるはずなのだ。

f:id:otto-M:20200601222803p:plain

 上図の赤矢印の先あたりがいつも路面と接していて、タイヤの右半分の方が摩擦をより多く受けているはずだ。

 しかし、実際には左側の方が早く減ってきている。
 なぜなのだろう、と考えてしまったのである。

 前輪が片減りするのは、自動車でも同じである。その理由は、旋回時に、前輪が曲がる方向に内傾することでスムーズにカーブを切れるようにしているから。例えば左カーブだと左リタイヤの左側と右タイヤの左側が回転中心側に向いて傾斜するから、この部分が斜めになって地面に擦れる。右カーブではこの逆。そのため、クルマの前タイヤは両側の山が斜めに削れていくので、だんだん内外の縁が丸くなってしまうのである。後輪は、カーブしても傾かないからほぼ平らに地面と擦れ続けている。そのため、後輪は平たく減っていく。こんな減り方をそのままにしておくと、前タイヤばかり端が丸まってしまうので、走行性能が悪くなる。そこで、タイヤローテーションが大事になってくる。クルマが曲がる仕組みで、整備屋さんの仕事を生み出している、という大切な?現象だ。(とはいえ、Mは全て自分でやってしまうからこの程度で整備屋さんは要らない)

 では、チャリではどうだろう。
 自転車でも、左右に曲がるときには前輪が傾く。しかも、ある程度速度がある状態で曲がる場合は、ハンドルを廻すのではなく車体自体を身体ごと傾けてペダルを漕ぎながら曲がる。その時、後輪も傾いているが前輪はハンドルもやや回っているので、曲がる側が後輪よりも更に強く地面に擦れる。だから、直進時よりも、旋回時にタイヤの片側がより強く且つ長時間地面に擦られているのではないか、と考えた。

 ただ、普通に走っているとき、右にも左にも同じ程度の回数曲がっているはずだから、そんなのは理由にならない、と最初は思った。

 しかし、よく考えてみると、速度を上げて走っているときは、左折はそのまま一気に走れるが、右折は出来ないのだと気がついた。
 大きな通りでは、右折は2段階なのだ。まず道路を渡って一旦停止。信号待ちしてから直進で右方向に進む。つまり、高速?で右カーブを突っ走ることは無いのである。

 そう考えて自分のチャリ行動を思いかえしてみる。
 左カーブは、大抵、ペダルを強く漕ぎながら一気に曲がっている。だから、前輪タイヤの左側はその度に悲鳴を上げているはずなのだ。細い道なら、右カーブでもそこそこのスピードで回ることはあるが、その場合も、回転半径を考えると右回りは道路の幅が加わるだけ大きくなる。左カーブは回転半径がグッと小さいのだと、あらためて気づいた。

 前輪左側は、左カーブという試練を常に受けているだ。いっぽう右側は、その試練が殆どなかったはずだから、10年という年月の間に、ゴムの減り方は左右で徐々に大きな差を生んだ、というのが推察である。

 この理由付けは、たぶん間違っていないと思う。

 年季の入った自転車を使っている方々、前タイヤを観察してみていただきたい。もしかすると、顕著な差があるかも知れない。

 Mの愛車は、パンクしにくいタイヤ、というのを履いている。ゴムが硬くて厚めになっている。普通の日は良いが、雨の日はかなり滑りやすい。マンホールの多い東京では、雨の日に何度もマンホールの蓋で滑ったことがある。幸いにしてケガをしたことはないが、自転車を放って飛び降りたことは幾度となくある。


 そろそろ梅雨が近い。
 自転車でスッテンコロリンしないように、注意しないと。

鼠径ヘルニアを自力で治した(ような気がしてる)話

薬剤師Y子です。

約2年前の夜、外鼠径ヘルニアの症状に初めて気づきました。

その時から「多分、もう治ったな」と感じた先日までの記録を、ここに書き残しておきます。

f:id:Yakuzaishi-Y-co:20200524131255j:plain

鼠径ヘルニアとは|国立国際医療研究センター病院

 

私が初めて自分の下腹部にヘルニアを「発見」して大いに驚いたのは、2018年5月19日のことです。

その日は土曜日で、久しぶりに夕食後のウォーキングをした後で入浴しようと服を脱いだら、外を歩いているときから「少し皮膚が痒い」と感じていた部分がポコッと膨らんでいたのです。

ちょうど上の図の「外鼠径ヘルニア」の位置でした。

 

浴室の中で、膨らんだ部分に手のひらを当てて内側に押し、ちょっと小さめのズボンを履こうとしているときのように腹部全体の筋肉を引き締めてみたら「ヘルニアなんて、ありませんよ」という状態になったので、ひとまず普通に入浴しました。

そして入浴後と、翌日の日曜。ネットで鼠径ヘルニアについて猛勉強しました。

 

この時には

「何度か繰り返すようなら手術を受けるしかないらしい。

もし受けるなら日帰りで出来るところが良い。

でも受けたくない」

と思っていました。

 

2回目の「ポコッ」は翌週でした。やはり土曜夜にウォーキングしたら、今度は翌朝(5/27)、トイレで同じ箇所の膨らみに気づきました。この時もトイレに入る前から皮膚が痒く、膨らみを手で押して意識的に腹部を引き締めれば、何事もなかったかのような見た目に戻りました。

 

3回目は、6/6水曜でした。仕事中に重い物を持ち上げた後、「今、ポコッと出た」と気づいたので職場のトイレに行って確認。痛くも痒くもないし押せば簡単に戻るので、手術は回避したいなあ、と思いました。

 

4回目は、6/29(金)の朝。

5回目は、7/2(月)の正午頃。

どちらも3回目と似たような状況でした。

 

慣れてきた私は「あら、また出てきたのね」という感じで対処しつつ、「医療機関に行かず、自分で出来ることを全部やってみよう!」と決めました。

 

具体的には、下記のようなサイトを参考にしながら自分で下腹部の筋肉を鍛えるという単純な作戦です。

woman.mynavi.jp

 

 

www.vivi.tv

 

www.refco.ne.jp

 

その後、月に1回ぐらいの頻度で2度か3度、同じようなことがありましたが、2018年10月中旬から今日まで全く症状が出ていないので、その事実を記録しておきます。 

そして、これからも自分のペースで筋トレを続けます。

Win10 更新に緊急速報 LTE対応ノートPCユーザーに注意勧告! 

Mです。

 デスクトップ派の小生には全く関係ないのだが、コロナ禍のなか、在宅ワーカーとして仕事している方々に関係のあるだろう、Windows 10更新プログラムでのトラブル報告。

5月25日付のアラームである。

f:id:otto-M:20200527234300p:plain

 携帯型の極薄ノートが当たり前の世の中になって、オフィス、飲食店内、公園、電車内などなど、どこでもPC作業する人々が目に映る。当然、ネット通信は必須要件で、オフィス内なら社内の無線LANで繋がっていることが多いはずだ。一方、社外に持ち出した時に「仕事」するとなると、ネット接続の手段として、持ち運びできるWiFiルーターや、携帯しているスマホ回線を利用するテザリングで利用することが多かったはずだ。しかし、ネット通信のために別の機器が必要となるこれらの手段に代わるものとして、最近多く使われ出したのが、スマホやパッドで使われている高速ネット回線LTEの機能を組み込んだノートPCである。

 スマホに搭載されているように、フリーのSIMがPCに備わっている、と考えるのが妥当で、通信プロバイダーを選んで契約すれば、いつでもどこでも高速ネット回線に繋がる。

 いわば会話ができない通信機器の扱いで、Windowsの通信設定だけすれば、よほどの秘境でない限り、スマホと同じように無線通信が可能になる。OSがWindowsなのだから、どこにいても社内のスタッフとデータの相互交換が簡単に行えるし、会社が設定しているクラウド上のデータアクセスも高速に行える。そんなわけで、LTE内蔵ノートは、けっこう人気なのだそうだ。

従来の通信方法との比較が、下図である。(KDDIさんから拝借)

働き方にあわせた"ノートパソコンの進化"が必要に ~モバイルルーター、テザリングとの比較~

 この方法を用いたPCの利点を紹介したものもあるので、興味のある方はPC Watchさんの下記サイトを。

  LTE対応モバイルノートのススメ  
  https://pc.watch.impress.co.jp/docs/topic/feature/1218362.html

 ところが、25日のMicosoftさんからの警告は、このLTEユーザーにとって青天の霹靂である。Win10を更新したら通信できなくなった、ということが起こるかも知れないのだ。 コロナ禍での在宅ワーカーが、最新のWindows10更新を行ったら通信できなくなった!なんて、悲惨です。

 自動更新の設定がデフォルトだろうから、該当する方々は、使用しているノートPCのWin 10更新設定を確認しておいた方が良い。既に通信できなくなっているときは、更新前の復元ポイントを探してロールバックするのがよい。それがダメなら、細かな修正を繰り返すより、再インストールした方が早いかも知れない。

 まだ大丈夫な方は、Microsoft さんからの更新要請が来ても自動更新しないよう、設定の「更新とセキュリティー」に入って、自動更新を解除しておくことをお勧めする。

 ちなみに、Mのデスクトップは、Winodows Updateを手動にしている。時々更新プログラムの確認を行って、ネット上に不具合が報告されていないようなら更新する、と決めている。セコイようだが、OSの更新ってヤツは、以前から結構な曲者で、行ったがために周辺機器やパーツが動作しなくなるということがしばしばだったから、「更新 イコール 良」 とは思っていないのである。
 太っ腹なMirosoftさんには日頃から感謝しているが、更新のトラブルもそこそこ経験しているので、PCのシステム更新管理は慎重にしている。

 PCに限らず、世の中のもろもろに関しても、他人まかせ、は止めた方が良い!

スマホ に アナログ音源から ストレート入力

Mです。

 アナログ人間で、音楽は雑音も含めてCD以外が好み。たとえ砂嵐のようなノイズがあっても、諦めずにノイズ消しにがんばってしまう。

 まだクリーニングに手を付けてもいないLPレコードが、開けっ放しの戸棚上段に水平積みされている。少しくらい斜めに立てかけておいても曲がらない分厚い蓄音機時代のSP盤は、硬い段ボール箱にずらりと差し込まれている。重いから、とても高いところに置いておくわけにはいかない。戸棚の下段で、スピーカーボックスに挟まれて動けなくなっている。

 そんなアナログ収録音たちは、プレーヤーで再生されてDATに落とし込まれてから、編集用のツールを経てPCに取り込まれる。周波数フィルターを通さずに生データとして取り込むので、その音はたとえCDやDVDに焼こうともアナログ色を色濃く残している。それらは、圧縮してmp3程度の容量になってもまだ、カセットテープに落として聴いていた音に近いものを残している。薄っぺらでなく、奥行きが残った音なのだ。

www.yakuzaishi-y-co.work

   ラジオ放送の世界では、これまでのAM局番組を各局ともFM波で同時に飛ばすようになってきた。電波を飛ばすためのコストが、FMにすることで断然下がるのだそうだ。送信範囲は狭くなるが、それは、放送塔を分散することで補えるし、もともと中継局はあったのでそれらを活かしてFMの輪を繋げばよい、ということだ。

 昔ほど聴かせるための音楽番組が無くなってしまった今では、あまり気にする人もいないだろうが、同じ音楽をAMとFMで聴き比べたときの衝撃はすごかった。特にボーカルでは、別人の声に聞こえる程違って聞こえる。

 NHKラジオでは、定時ニュースをAMとFMで同時に流すことが多いので、AMとFMで切り替えながら聴き比べるとその差がはっきりと判る。同じアナウンサーの声が、全く違って聞こえる。AMでは平べったい声になるが、同じ人の発している声が、FMだと上下・前後・左右に幅のある声質に変わる。それと似たような現象が、デジタル収録時にフィルターを経たCD音と、生録音したアナログ音との差になっている。もちろん、AMとFM程の差にはならないのだが、明らかに色合い(音合い?)が違って聞こえるのだ。

 

 だからやっぱりアナログだよな、と思っているMに、アイ・オー データさんからの情報メールで「アナログ音源からスマホに直接ダウンロード」出来るという宣伝が飛び込んできた。

 ↓
https://www.iodata.jp/ssp/magazine/169/index.htm?utm_source=ionewsletter&utm_medium=email&utm_campaign=2020052f:id:otto-M:20200521230835p:plain

 レコード、カセット、MDといった旧世代の収録音を、それら機器からスマホに直接取り込むためのインターフェースを造ったというのである。

 もちろん、装置の組み合わせさえ考えれば、そして機器さえあれば、そう難しくはない作業だった。ただ、レコードの音って良いよね、と最近の人々が気づいたとしても、もはやプレーヤーも無いし、カセットデッキも無い。あったとしても、中間に調整機器がないと音量調整が出来ないから、思ったほど易しい作業ではない。

 そこで、レコードプレーヤーにCDデッキを組み込んだ1万円台の「アナログ再生~デジタル録音」プレーヤーが新聞広告などに載っているのである。これを使えば、懐かしいあの曲がCDに簡単に録音し直せます、と言うのである。しかし、そこから先は、スマホまで繋がっていない。

 スマホに取り込まれているのは、多くの場合、配信サービスによる音。ほとんどが、アナログの世界とは離れてしまっているのが現実だ。

 そんなところに、アイ・オー データさんの中堅か若い技術屋さんたちが目を付けたのではないか、と思っている。

 アナログ・ソフトは、見つけようと思えば旧い物も結構出回っているし、最新のアーティスト作品もカセットテープやレコードになっていたりするから、それを簡単にスマホに取り込めたら・・・と考えたに違いない。

 これは、アナログおじさんからみても Good idea だと思う。

 雰囲気の良い音を手軽に手に入れられるなら、それも文化の広がりをもたらす。

 有線、無線を問わず、イヤホンの性能もかなり高くなっているので、アナログ音源からの音をスマホで聴いても、充分にその違いを堪能できるだろうと想像するからだ。

 かといって、このインターフェイス音楽配信の世界を脅かすものには決してなれないと思う。むしろ、共存可能で意義が深い。お互いにぶつかることはない世界で、要は、聴く側の気分でどっちにでも行ける、というだけなのだから、誰も文句は言わないだろう。

 じいちゃんが使っていたラジカセから、スマホダウンタウン ブギウギバンドの音をその場で移せる。ばあちゃんのスマホに、三橋三智也の歌声を簡単に入れてあげることも出来る。
 そんなこんなで、世代間交流も深まれば、言うことなしだと思うのである。

 とはいえ、Mはガラケーである。
 今のところ、アイオーデータさんから来た折角のメールも、活かしようがない。
 残念!!