Mです。
アイ・オー・データさんから、今日はハードの紹介が来た。
見守りネットワークカメラ Qwatch(クウォッチ)の新型だという。WiFi通信で自宅内の無線LANにつなげ、リアルタイム画像をスマートフォンやタブレットからインターネット経由で簡単に見に行ける仕組み。PCからだと一度に複数個のカメラを同時観察できるという。まるで、小売店舗内各所に設置した防犯カメラの監視室のようだ。
もちろん、アイテム自体は、これまでにも色々な企業が提供してきているので、それほど珍しいものではない。
送られてきた情報で興味を持ったのは、無線ルーターとの接続方法が実に簡単で、スマートフォンやPCでカメラ情報を見るためのアプリケーションソフトも使いやすそうだという点。当然、アプリは無料の付属品となっている。
下の写真が、紹介された新発売の簡単エントリーモデルだが、首が回って室内を360度遠隔監視できるモデルや、屋外用の監視カメラスタイルなど、いくつもの種類がある。ネットへの入り口は、家庭内WiFiモデムとの接続が基本だが、有線タイプも1機種あった。
7月末発売のTS-NS110W なんと11,100円で買える。
実は、スマートスピーカーが出始めたとき、実家で一人暮らしをしている母親の様子をチェックする目的で、Google Homeの購入を考えたことがある。実家にはWiFiルーターを設置してあるので、リンクさせておけば、その利用状況から無事の確認が出来ると考えたのだ。ただ、どう考えても母親は機械に話しかけるような人間ではないし、確実に「そんな訳の分からないものは要らない」と拒絶されるだろうから、すぐにこの案は自己却下した。
その際、Webカメラを実家のどこかに設置して画像取得、ということも当然出来るので考えた。だが、その説明をしたらこれも拒絶されるのは確実だし、言わずに設置して後でばれたらそれこそ大喧嘩になりそうだから、これも結局あきらめた。
どう理由付けしようと、これらの行為は「監視」に他ならないのだから、たとえ家族であっても、簡単に受け入れられる筈はないのだ。
しかし一方、ペットと暮らしている人が、留守中の様子を確認したい、などというケースは多いように思う。上記のモデルは、スピーカーも備えているから、遠隔で音声を送ることも出来る。ペットがいたずらしていたら「コラッ」と叱ったりも出来る。ペットの側は、えらくビックリするだろうが。
また、屋外設置型は、留守中の外回り監視という意味で、いわば私設監視カメラとして使えるから、防犯効果が高い。ついに法制化されたあおり運転の証拠にドラレコ映像が使われるように、留守宅に異変があったときは、このカメラの映像が後々、証拠として役立つこともあるだろう。
いずれにしても、IoT 関連アイテムの普及は、ますます速度を上げてきている。
優れたツールが、どんどん廉価で入手しやすくなる流れは、とどまることがない。
正しく、そして有益に使う方法を、誰もがしっかりと考えなくてはいけない時期に来ていると思う。