薬剤師Y子です。
今日は「妊娠に気づいてから出産の日を迎えるまでの女性」を本気で支えるため私たちに何が出来るか、について書きます。
少子高齢社会を生きる私たちにとって、子供を産もうとしている女性が無事に出産できるように手を貸すのは当然のことだと、Y子は感じています。
誰かが産んでくれないと子供は増えないのですから。
女性が「自分は妊娠している」という事実に気づくタイミング。これは人それぞれです。
長らく妊活を続けた結果ようやく授かることもあれば、「え? 私が妊娠? だったら生活を根本的に変える必要がある!」と大いに慌てることもあります。
「誰にも言えない、思いがけない妊娠」に悩む女性もいます。
http://zenninnet-sos.org/(一般社団法人全国妊娠SOSネットワーク)
お酒やタバコが好きで自由に嗜んでいた知人女性が、妊娠を機に禁酒や禁煙を宣言したら、周囲の方は優しく見守り、協力してあげて下さい。そして、もし辛そうだったらアドバイスしてあげて下さい。
https://kosodate-march.jp/ninpu-alcohol97542/(妊娠中お酒が我慢できない時に効果的な対処法
妊娠に気づいた女性が「夜型の暮らし」や「24時間ずっと誰かが働いている職場でのシフト勤務」をしている場合には、別の暮らし方や新しい職場を求めて、ひそかに行動を開始するかも知れません。
また、今の職場で不利な扱いを受けることがないか、心配しているかも知れません。
https://kosodate-march.jp/shigototudukeru0301/(妊娠中も仕事を続ける場合に赤ちゃんと妊婦を守る制度)
夫や他の人からの暴力に悩んでいる妊婦さんがいたら、一時保護施設(シェルター)の存在を教えてあげて下さい。
https://www.houterasu.or.jp/higaishashien/toraburunaiyou/higai_naiyou/dv/faq2.html(日本司法支援センター「法テラス」福祉事務所や警察に「一時保護施設(シェルター)を利用したい旨」を連絡することにより、一時保護施設の利用ができます。
ネット上の情報のうち自分にとって有益なのはどれなのか分からなくなってしまって、何かに追い立てられるようにネット検索を繰り返してしまう妊婦さんもいます。
親しい妊婦さんに相談されたら、産婦人科のサイト、医師が監修しているサイトなどを一緒に探してあげて下さい。
ご本人が「妊娠していること」をまだ周囲に伝えてないか、少数の人にだけ打ち明けているか、もう皆が知っているかによって対処法は違ってきますが、いずれにしても、これから出産する誰かを支えることは社会全体にとっても、大きな意義があることです。
周囲に「妊婦さん」や「もしかしたら妊娠しているのかも知れない」と思われる女性がいたら、それぞれ個性のある彼女のため、おなかの赤ちゃんのために自分には何ができるのか考え、ご本人の本音を聞ける場合には聞いて精一杯の協力をしたいと、Y子は考えています。