薬剤師Y子です。
今日から10連休、という方も多いと思います。
いつもより混んでいる場所もあれば閑散としている場所もありますね。
それに伴って「危険箇所」も、連休中は普段と違ってきますので、要注意です。
いつも大人に連れられて移動していた子供が一人で外を歩くようになると、それまでとは違う種類の「危険」が、そこにも、ここにも。
子育て・孫育て中の私たちは「こういう時は、こうしてね」と、安全のためのルールを何度も何度も、子供にとって「使える知識」になるように手を変え品を変え表現を工夫して、伝えておく必要があります。
今日は、そのために使えそうなツールを、いくつか紹介します。
「たいせつないのちとあんぜん」
これは文部科学省のパンフレットで、クイズ形式なので使いやすいです。 こちらのサイトから、印刷して使用することが出来ます。
https://anzenkyouiku.mext.go.jp/mextshiryou/data/seikatsu05_h29.pdf たいせつないのちとあんぜん
防犯のための標語「いかのおすし」
「(知らない人について)いかない、(知らない人の車に)のらない、(自分や他の子が危険だと感じたら)おおきな声をだす、すぐにげる、しらせる)」の頭文字をとったもので、学校等で子供たちが教わってくることが多いようです。
でも、この「知らない人」という言葉、実は要注意です!
「近隣住民など”あなたが知っている人”なら、大丈夫」というわけではない、ということを親や祖父母が自分の言葉で、わが子、わが孫に理解してもらえるまで丁寧に伝えておく必要があるのです。
とても悲しいことですが、加害者が「被害を受けた子供にとって、”知っている人”だった」という犯罪の事例が少なくないのを、私たち大人は承知しています。
その事実を、子供たちの理解力に合わせ表現を工夫して伝え、とっさの場合にも子供自身が正しい判断をして「自分や他の子の命」を確実に守れるようにしておきたいですね。
防犯テキスト「子どもを犯罪から守るために」
https://www.police.pref.kanagawa.jp/mes/mesd0050.htm 防犯テキスト ー 子どもを犯罪から守るために
こちらは、神奈川県警のサイトで公開されているものです。
路上・公園・玄関などでの事例と対応策が具体的に記載されており、必見です。
私たち大人にとっては「断るのが当たり前」のことも、子どもは素朴な善意から断れず、犯罪者の意のままに行動してしまう場合があります。
「何が、なぜ危ない」とか「どういうことを目撃したら誰に教えて欲しい」とか、その子を本当に大切に思っている大人が、子どもの目を見ながら、確実に伝えましょう!
https://www.police.pref.kanagawa.jp/mes/mesd0050.htm#kodomohigai2 お子さんが被害者になる犯罪のケースと対応策
防犯グッズも、子供さんの成長に合わせて活用できると良いですね。
https://www.police.pref.kanagawa.jp/mes/mesd0052.htm#goods 神奈川県警による「お子さんへの具体的な指導方法ー防犯グッズ」
せっかく買い与えても、ランドセルの中に入っていてイザという時に取り出せないのでは役に立ちません。
大きな音が実際に出ても大丈夫な場所で、例えばホイッスルを取り出して吹いてみる、といった「予習」が必要です。
このあたりは、いつも忙しい両親に代わって、孫育てに関わる祖父母が担当するのも良さそうですね!