理系夫婦Y子とMの昭和から令和まで

都内で働く薬剤師Y子と、パソコン・DIY・生物などに詳しい理系の夫M。昭和30年代から今日までの実体験に最新の情報を加え、多くの方々、特に子育て・孫育て世代の皆様のお役に立つことを願いつつ発信する夫婦(めおと)ブログです。

マウス選び : 価格 か 精度か はたまた 好みか?!

Mです。

現行PCに必須のマウス。PCが使われ出した頃、操作はすべてキーボードで済むことだったから、マウスは存在していなかった。マウスは、マッキントッシュが使い出したといっても良い。操作性を主眼に置いていたMacは、画面上に”動くアイコン”を表示して、”クリック”という操作でプログラムを実行していくという画期的な手法を世に出して人気が一気に高まった。当時はクリックするボタンは一個。というより、マウスの前側が押せるようになっていて、そこをペコッと押すことがクリックと説明されていたわけだ。一方のWindowsは、Windows95になって初めて、マウスでの操作を中心に据えたPCの時代に突入したのである。

古くからのPCユーザーであるMは、マウスが主流になっても、プログラムの操作にCtlキーとアルファベットの組み合わせでコマンドにすることに慣れていたから、当時のマウス操作程度ならむしろコマンド ポンの方が速かったくらいだ。むしろ、マウスが煩わしいくらいの時代があった。

そんな時代は、もやは化石。
いま、マウス無しでPCを操ることはほとんど不可能だろう。Windowsも2000以降はますます操作のアイコン化が進んで、マウス無しで行うのはシステムツールで呼び出すDOSコマンド画面くらいだ。

そんなマウス。店先を眺めると、超安値の有線マウス(光学式)をのぞきすべて無線マウスだ。無線マウスには、低価格の光学マウス、やや高額の青色光学マウス、そしてやや高めから始まるレーザーマウスに分かれ、それらの特性を表示する説明書きや比較表と一緒に並んでいる。ちなみに下の写真は、もってけ箱で見つけた有線の光学マウス200円也。じゅうぶん使えている。

f:id:otto-M:20190604221536j:plain


さて現実問題として、マウスを選ぶ基準は何だろうか?
さすがに、ボールマウスはジャンク屋以外で見かけることはなくなった。
固い机の上だと、重さがあって細かな移動がうまくできるツールだったのだが、残念ながら、ゴミつまりなどメンテが必要なので消えてしまった。
CAD操作では、今でも重いボールマウスを重宝して使っているが、レーザーマウスや青色光学マウスの出現で、その地位も脅かされてきた。操作精度だけだと、もはやボールマウスを凌駕している。しかも、柔らかい布面でもうまく操作できるから、冷たい机の上で使わなくてはならない冬場は、いまさらボールマウスに勝ち目はないのだ。それでも手放さないでいるのは、もはや好みの問題だから、と言うしかない。あのボール掃除も、なかなか楽しいのである。

線が細くなって邪魔にならなくなったとはいえ、コスパがよいのはやはり無線光学マウス(赤色LEDタイプ)だろう。PC側に付けるUSB受信器とペアで売られている。

  ↓ エレコムさんのふつうの工学無線マウス。これで、たいていのことは出来る。

f:id:otto-M:20190604231822j:plain
しかし、作業に細かな図面作業や画像処理作業がある人にとっては、無線光学マウスだと今ひとつ操作性が悪い。操作面をよく工夫して細かな動作ができるように対策するという手もあるが、そもそも分解精度がそれほど高くないので、頑張った割に報われない、という結果に陥る。

通常の作業なら、これで大抵のことはできる。ポケットに入れて持ち運べるのでマイ・マウスとして出先で使うことも出来るので、神経質な人にも嫌がられない。
ふかふかした布面や白い机、光沢面なんかではうまく動作しないが、色のある板なんぞ(もちろん紙でもOK)を敷けば十分使えるから、ちゃんとしたマウスパッドなんぞを買う必要はない。むしろ、小さなマウスパッドなんかを買ってしまうと、動かしているときにパッドから外れてしまい使いにくいことこの上ないのだ。
ただし、紙を敷けば良いとは言ったものの、新聞紙はどうもよろしくない。何が悪いのか判断できないでいるのだが、濃い色の写真部分などを除くと、白いとは思えないあの紙面で操作するとアイコンがスムーズに動かない。それに比べると、冬でも冷たくない段ボール紙はなかなか使いやすく重宝だ。
無線光学マウスの最大の弱点は、電池の消耗にある。操作場所のことは工夫でどうにでもなるが、電池の消費量だけは対策なし。こまめに電源を切っても、よく使う人だと月に1回は電池切れする。判っているからアルカリ電池をたくさんに買い置いているし、バッグにも常に4本入れている。
この点だけ対応すれば、まず無線光学マウスで普通のことは大丈夫なのだ。

そんな人、あるいは作業には、ちょっと高いが青色LEDを使ったマウス(最近ではBluetooth通信のものが多い)またはレーザーマウスがお勧め。

 ↓ エレコムさんの青色LEDマウス。PCとのリンクはBluetooth

f:id:otto-M:20190604232001j:plain

 ↓ ロジクールさんのレーザーマウス。リンクはもちろんBluetoothとなる。かなり

  細かな調整もきくそうだが、Mは未経験なのでコメント不可(笑)。

f:id:otto-M:20190604232156j:plain

メチャクチャきれいなガラス面をのぞけば、白い机でもこれらのマウスは微細コントロールが可能だ。青色LEDは、波長が短いことで赤色LEDの難点をクリアしている。一方のレーザーは、波長こそ赤色LEDの650nmより長い850nm程度なのに、光線の特性(位相が揃っている)によって、驚きの微細識別を可能にしている。いずれも、細かな画像処理や微細間隔の調整を必要とする作業にはもってこい、というより、これがないとフラストレーションが溜まってしまうだろう。

 とはいえ、実のところこういった細かな調節は、有線ボールマウスで苦労することなく出来ていた。上記の愛用ボールマウスは、やや重で臥体が大きめなのだが、それはボールも大きめでその動きを伝えるX、Y軸方向の感知リール半径も大きめだという構造のせいである。そんな構造なので、かなり微細な動きを捕らえてくれるのである。ボールも重いので、ちょっと押しつけ気味にしてジワッと動かすと、微妙にアイコンが移動してくれる、という具合。まさに、アナログ機構による優秀なデジタルツールだったのである。

 と、無線マウス全盛の様子を書いたものの、実はMが今いちばん使っているマウスは、ここのところ有線光学マウスに戻ってしまっている。
その理由は、有線のラインが細くなって以前より邪魔にならなくなったからではなく、有線の方が応答性がスムーズで良いと再認識したことにある。電池交換がいらない、という問題でもなくて、操作性が勝っていると思い直したから。
LED波長は同じだし表示されている分解能も同等だから、機能差ということではないようだ。有線と無線の差? 通信ムラ(そんなのあるのか?と思うが・・・)でもあるのだろうか、同じ操作面上で比較しても、有線の方がスムーズに作業できると感じるのだ。

さすがにノートPCに有線マウスという組み合わせはどうかと思うが、デスクトップなら、むしろ超安価な「いまどき」有線マウスが使いやすいと思い直している。
500円均でバラ売りされている有線マウス、侮りがたし、である。

ところで、ゲーマーの方々は、有線マウス嗜好なのだそうだ。たぶん青色LEDかレーザーを使っているのだろうが、分解能は通常マウスの10倍以上あるようだ。
Mが見てまわる店舗なんかはゲーマーさんの領域とは異なっているので見たことはないが、きっとメッチャ高額な有線マウスがあるのだろう。なにしろ、速度と精度を駆使する世界だから、ちょっと想像がつかない。

余談だが、マウスのあのクリック音、どうにかならないかと思っていたら、ちゃんとありました!しかも、結構つくられている。静音マウス、と呼ばれていた。
作業に集中している時、コキッ コキッ というあの音が煩わしいのです。まるで失敗回数が多いねぇ、とでもなじられているようで。

有線静音マウス、買ってみようかな・・・

 

なんだよ、結局のところ、最後は”好み”に帰結する、ということか。