理系夫婦Y子とMの昭和から令和まで

都内で働く薬剤師Y子と、パソコン・DIY・生物などに詳しい理系の夫M。昭和30年代から今日までの実体験に最新の情報を加え、多くの方々、特に子育て・孫育て世代の皆様のお役に立つことを願いつつ発信する夫婦(めおと)ブログです。

小型Bluetoothキーボード 電池寿命2年保証だって!

Mです。

PC離れがますます進行しているという。スマホで殆どのことができてしまうし、国をあげてキャッシュレス社会に舵を切ろうとしているなか、ツールとしてのPCは、もはや専門機器の部類になってしまうのだろうか?!

企業の新人教育に、PC訓練というのがあると聞いて驚いたのは、スマホを使わない旧人類だということ。

Windows8で現れたPCのスマホ化は、どちらかというとそれほどのインパクトがなかった。タッチパネル式液晶モニターとの組み合わせで、入力も画面上でできるようにするというアイデアは、むしろデカいだけのスマホであって、入力の速度や微細さを必要とする作業にとっては無意味だったと思う。つまり、本当にPCである必要がある作業には、PCのスマホ化は無用だったのだと思う。

ということで、Widows8以降も、入力ツールとしてのキーボードは健在だったということだろう。

しかし、さすがに旧来の横長テンキー付きキーボードは、ノートPCの時代からどんどん下火になっては来ていた。数字を含む入力の多い作業にテンキーはとても重宝で、デスクトップPCには、いまでも横長のキーボードの方が収まりが良いように感じている。まあ、それも旧人類の感覚なのかも知れないが、なにも、利用価値の高い物を無くしていく必要もないだろう、と思う。

そんなキーボード、以前はPS/2コネクタが主流だった。

 ↓ エレコムさんがいまだに作っているらしい。さすがにコネクタはUSB化していて、PS/2変換コネクタで対応している。

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今ではPC製造から完全撤退(Lenovoに売却)してしまった当時の雄IBMさんが採用していた丸形6ピンコネクタで、マウスも長いことこの形状のコネクタだった。今では、デスクトップ用マザーボードからもIBM PS/2規格は消えてしまい、コネクタといえばUSB全盛。かといって、USB化する必要も無い程度の通信速度で使用しているキーボードやマウスは、そのままPS/2コネクタでも良かったのだろうが、そこは規格の省力化。USB化できる物はすべて統一、という流れはむべなるかな、である。

さて、キーボードの使用上で面倒なのは、マウスと同じく有線であること、にあった。しかも、細いケーブルですむマウスにくらべて、キーボードのそれはかなり太い。だいぶ細めの物もあるのだがそれでも直径4mmくらいはあろう。となると、その煩わしさは結構大きい。Mのデスクトップでは結構太い(多分7mm)ケーブルのキーボードを使っているので、それが書類やらの間に挟まっていると、動かしたときに山を崩して・・・なんてこともしょっちゅう。

そう考えると、キーボードも無線式でということになり、巷にはかなり前から結構出回っている。マウスのように、微細な動きが有線より劣る、などということはこちらではあり得ないので、正直Mも一部のPCで使っている。作業場所とPCが離れていても良いので、使い分けということ。

 ↓ エレコムさんの写真を拝借した。2.4Ghz通信の無線キーボード。部屋の中ならどこにいても良い。ただし、モニターが見えない場所では意味がないが(笑)。

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しかしここでも問題はあった。無線マウスでもそうだったが、結構電池切れが速かったのだ。ひと月、ということはなかったと思うが2~3ヶ月で電池交換、ということはざらだ。製品仕様書には数年保つ、とあるが、使い方なのだろうか、Mの場合数ヶ月で電池切れしてしまう。あらかじめ単三電池をたくさん蓄えてあるのですぐ交換するが、やはりもっと保ってほしいとは思う。

そんな無線キーボードに、2年間電池交換なしを唄う新種が現れた。
PC周辺機器の老舗の一つ、バッファローさん。

 ↓これ

https://www.buffalo.jp/product/detail/bskbb310bk.html


この5月末発売だそうだ。価格がオープンというところが判断に迷うところだが、そう高くはないだろう。
どうせPC本体の近くで使うのだから、10m範囲の通信が基本となる省電力Bluetoothにした点でメリットを出したのだと想像する。

このキーボード、残念ながらテンキーレスで、Mの用途には向かないかも知れないが、一応の選択対象にはなる。

通信方式がBluetooth だから、今様のタブレットPCの補完機器という観点が強いのだと思う。ノートPCのキーボード部分は小さくて使いにくいこともあるから、その代用という意味合いもあるに違いない。

いずれにしても、単四2本で最低2年というところがミソだ。
そして、もう一つの特長は、相手3台を切り替えて使えるということ。
つまり、PC三台でキーボードは一つで良い、という場所の問題の利点である。テンキーはないけれど、机の両側にデスクトップを並べて別の作業をしているMにとって、これはメリットだ。

それにしても、テンキーなしがなぁ、と残念なのはMだけだろうか。