理系夫婦Y子とMの昭和から令和まで

都内で働く薬剤師Y子と、パソコン・DIY・生物などに詳しい理系の夫M。昭和30年代から今日までの実体験に最新の情報を加え、多くの方々、特に子育て・孫育て世代の皆様のお役に立つことを願いつつ発信する夫婦(めおと)ブログです。

縁起物ナンバーの怪

 

 

Mです。クルマ関係の雑記でちょこっと。

 

ご存じでした? アルファベット入りナンバー があること。

 

 2ヶ月ほど前だったか、都内を運転中に信号で停まった前のメルセデスのナンバーに目が釘付けになった。分類番号の3桁目がCに見えたのだ。“品川300”の3つ目が欠けてしまったのかと思って、思わず眼鏡をかけ直して確認すると、まちがいなくゼロでなくてシーに見えたのだ。外交官ナンバーとか米軍ナンバー、自衛隊ナンバーなんぞでは特殊ナンバーとしてアルファベット入りは見知っていたが、普通車では見たことがなかった。そういえば、大型バイクでは、最近よく”練馬C”とか見かけているから、クルマでもなんか変わったのだろうか、と思いつつ帰途に。

 契約している駐車場に戻ってなじみの係員に、「さっき品川30Cっていうナンバー見たんだけど、そんなのあるの?」と聞いてみた。「ええ~~っ、知らないよそんなの。ここでも見たことないし。なんか見間違いだよぉ」でおしまい。そうだよね、やっぱ、見間違いだよなぁ。と忘れてしまっていた。

 

  ↓ ゼロが半欠けになったのか? と、思わず目をこすった!

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 ところが、である。神奈川西部まで仕事で移動しての帰り道、横浜市街地を転がしていると、右前から進入してきたランドローバーのフロントに“横浜30H”とあるではないか!

 品川ナンバーのCの時はてっきり見間違いだと思ってしまったが、これは間違いようもない。どうみても、Hなのだ。そして驚くなかれ数分後、今度は“横浜30C”の登場。さすがに登録数国内上位の地域だから、分類番号がもう枯渇しているのか、とうなずくしかなかった。

  ところが、である。

 帰宅してから国土交通省の各地方運輸局ホームページで調べてみたら、横浜の登録台数は関東でトップとはいえ総数で147万台ということだった。ちょっと待てよ、と概算してみた。

 例えば一般自家用乗用車で考えると、300から始まって、その分類に更にひらがな分類が29種決められていて、00-01から99-99まであるとすると、300の分類番号ひとつにぶら下がるナンバーは約29,000台。ざっくりと分類番号一つあたり3万台とみれば、それが300から398まででもおおざっぱに3×99でおよそ300万台となる(99は特別分類とかで除外とのこと)。

 147万台では、満杯になんてならない! やっぱり分類番号を使い切ってアルファベット登場、ということではないのだ。

 さらに調べてみてようやく納得の理由が判明した。

 アルファベットの導入は、単純な枯渇ではなくて、希望ナンバー制を導入したことで特定の人気ナンバー(77-77なんかでしょう、きっと)で分類番号が枯渇したためだと分かった。

 希望番号が買えるようになったのが1999年で、アルファベット採用開始が2017年に決まり、アルファベット初登録は2018年1月の練馬ナンバーとのこと。およそ20年で、人気ナンバーのいくつかが満杯になってしまったということなのだろう。

 残念ながら、”横浜30H”に目がいっていて、ランドローバーのナンバー本体は記憶していない。さぞかし ”おめでたい番号” だったのだろうに見逃してしまった。

 残念!!

 ちなみに、品川ナンバーの登録数は横浜の半分で、全国を見ると名古屋がトップで200万超。次いで神戸190、大阪160、岐阜150と関西、九州方面で登録数が多いと知った。これって、単純に人口比率、っていうことではないようですね。

 

 ↓ 明らかにラッキーナンバー!

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 ということは、登録数で考えると、関西ならアルファベット入り分類番号がもっと出回っているのだろうか?

 いや、もしかすると、縁起ナンバーとかに執着するのは関東人なのかもね。