「孫育てにもPCは欠かせない」と実感しているMです。
デスクトップPC6台を、場所とニーズに合わせて使い分けている。
職場2台、自宅4台。体は一つだから、画面に向かっている時に使えるのは2台まで。
ルーチンの監視無しの作業を1台にやって貰いながら、もう1台で文書を作ったり表計算したり、図面を書いたり、はてまた孫の写真を整理して加工したり・・・。そんな使い方をするために、Windows Updateなどの自動更新には、くれぐれも注意して欲しい。
とにかく、20年前には考えられなかったスピードで処理を進めてくれるPCの存在はすばらしい。死ぬまで離れられないパートナーである。
電子計算機と呼んでいた代物を、ソフト屋ゲイツとアレンが、遊び心満載の活躍で様々な用途に展開できるパーソナルな機械に変貌させていったのが70年代後半。計算機というハードに、アプリケーションという命令書を読み込ませて思い通りの作業をして貰おうという発想が、軍事利用一辺倒だった計算機を一般社会に引きずりおろしてきた。その先に、今のマイクロソフトがある。
一方で、ハード屋ジョブズとウォズニアックの二人は、無機的な作業だけを行っていた大きな計算機を、小さくて高性能で、かつ普通の人が何の苦労もしないで扱えるようなマシン(まさにパーソナル)に変貌させてきた。それがマッキントッシュ、いわゆるMacの世界。
日本では、LinuxPCが一部のテクニシャンに人気があるとはいえ、一般市場ではウィンドウズ・マシンとマッキントッシュ・マシンが、圧倒的に前者が多いものの、存在感のあるMacは消えることなく今でも併走している。
タブレットやスマホの領域にも、それら2派が形を変えて展開しているのだから、この4人たちが代表するコンピューターの世界は、現在のすべての産業を下支えしているという点で、まさに驚異だと思う。
Mは、最初にWindows派でPCに出会い、その後Macにしばらくお世話になり、またWindowsの世界に戻ってきた。Macから離れたのが、実はPCオタクになってしまった時に符合している。Macは、とにかく簡単に使えるのだが、アプリケーションもマシンも、どちらもブラックボックスに近い状態で、自由に改変するのが大変、というか、許してもらえなかった感が強い。。一方、Windowsマシンは、ハードに重きを置いていないのでパーツをとっかえひっかえするのも自由だし、アプリもいろいろな人、企業が自由に作り込んでくるスタイルだったから、ド素人が入り込める程度のハードルしかなかった。そこに面白みがあったから、一旦入り込むとズブズブと深みにはまって・・・
そんな経緯で今があるのだが、お世話になっているWindowsというOSも、正直言って一つだけ大きな面倒を抱えている。それが、親切ごかし、とは言わないまでも、そこまでしなくてもいいだろうと思う自動アップデートのシステム。
オリジナル設定のまま使おうものなら、知らないうちに「アップデートしたので再起動しました」なんて、ツラッといい放っている。自己の作業を最優先させるアップデートの時は、ユーザーが何か作業させていても知らんぷりで更新作業優先を選択してくる。更新設定を自動にしていた私がバカでした、と腹を立てて初めて、コントロールパネルを徹底的に見直すキッカケになった。
OSだけでなく、いろいろなアプリの維持管理にネット通信が当たり前になっている現在、動かし続けているPCが勝手に他の作業されては困ることがあるのだ。
Windowsユーザーのみなさん! Windows Updateさんと仲良くするのはいいけれど、任せっきりのお付き合いだけは避けた方がいいと思う。
更新内容のお知らせまではいいとして、ダウンロードとインストールは手動、の選択を確認しましょう。
親切なように見えて、時として「すんごい迷惑」だから。
ということで、Windows7までは、それを実行してきた。
コントロールパネルでUpdateの方法を操作できたからである。更新プログラムのチェック、ダウンロード、インストールの三段階が自分で選択できたので、上記の様なトラブルを避けるために、「チェックまでで留めていただいて、あとのことは自由にさせていただけますか」とWindows Updateさんにお願いしていた。そして、今はすべて行っていただいて結構ですよ、という日に夜通し動かし続けておいて、インストールまで進めて貰っていた。
ところが、Windows10は、それを許してくれない。コントロールパネルはもはや表舞台から姿を消し(ちゃんとあるが見えにくい)、変わって歯車マークの設定画面が大手を振って画面を占領する。
↓ 以下の画像は Billionwallet.com さんから拝借しました。
Windows Updateはその中で「更新とセキュリティー」という項目に入っている。更新とセキュリティーに入ると左の項目最上位にデンと構えている。そしてそこを開くと、もはや段階的に選択する項目は消え、更新は私がすべて行います!と宣言しているのである。
より深層の実行プログラムから入り込めばもちろんこのアップデートの動きをコントロールすることは可能だが、表面的にはそれが出来ないようにしてある。
その理由は、Win10以降は基本OSの刷新は行わずに、プログラムのバージョンアップを自動で行っていくことをMicrosoftさんが自ら公言しているから、その担保として更新作業は自動で行いますよ、という意思表示なのだ。ユーザーが勝手に更新を止められるようにしてあると、MicrosoftさんがOSの更新プログラムを提供してソフトサービスを順次進化させながら展開していくのに際して、末端ユーザーのマシンが適応できずに苦情殺到、なんてことになっては困るのである。もちろん、プログラムの側が進化していく中で、マシンのハードが対応できなくなる部分が生じることもあるが、その時はユーザーも文句は言えないし、諦めるかパーツを入れ替えるしかないので苦情になることはない。
では、一般的には手がないのか、というと若干の猶予は用意されている。
上述の更新とセキュリティーに入ってUpdateをクリックすると現れる項目の最下段に「詳細オプション」という項目が用意されている。
ここの下にあるトグルをオンにすると、最大35日間の更新ストップが選択できる。
上で述べたように、もうOSの大更新は行わないと宣言しているMicorosoftさんからすれば、これくらいで我慢して、というところだろう。逆に見れば、1ヶ月あまりで大きな更新が発生するぞ、ということなのかも知れない。
↓ 更新停止した後のUpdate画面はこうなる。
ということで、すべてのマシンをWin10に改変中のMとしては、この猶予35日を上手く使って、作業を中断されないように気を使いながらUpdateさんと上手くつきあおうとと思っている。
どうやら、つかずはなれず、の仲がよろしいようで・・・