理系夫婦Y子とMの昭和から令和まで

都内で働く薬剤師Y子と、パソコン・DIY・生物などに詳しい理系の夫M。昭和30年代から今日までの実体験に最新の情報を加え、多くの方々、特に子育て・孫育て世代の皆様のお役に立つことを願いつつ発信する夫婦(めおと)ブログです。

スリムタワーの災難 ~ 再出発

Mです。

妻Y子が使っているWin7マシンが、ここ何日間かフリーズしたり、グラフィックボードが起動しなかったりし始めた。

マシンは、10年前の富士通さんスリムタワー型FMV。CE/D50というモデルだ。オツムはインテルさんのCore2Quadの2.5GHzで、メモリーは2GbのDDR3-8500が2枚載っていた。当時としては中堅どころだろう。元々はVista Home(32Bit)が入っていて、通い慣れたジャンクやさんの特売日に1000円で求めてきた。たしか、3年ほど前だった。

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部材を少しだけ交換して、そのまま使っていたが、さすがにVistaのサポート期限切れが迫ったので、Win7/64Bitに入れ替えて使ってきた。

オツムとメモリーの規格から言って、Win10は重荷だろうからと、半月ほど前から代替機の調整を始めていたのである。
「それを知って拗ねた」ということではないだろうが、時期的にあまりにドンピシャなので思わず笑ってしまった。

何のことはない、症状は熱中症そのもの。熱暴走である。なにしろ、スリムタワーである。コンパクトな薄型ボディーにタワー型と同じ部材が所狭しと配置されているのだから、熱にはきわめて弱い。

酷使してるよな、と胸の中で謝りながらカバーを取り外すと、予想通りホコリの山。前回掃除したのは去年の年末だった。

グラフィックボードのクーラーが目詰まりしていると予想していたが、その通りで、シロッコファンが細かなホコリを吸い込んでは跳ね飛ばして、冷却フィンが完全に塞がれた状態だった。

ごめんね、ごめんねぇ~と、柔らか歯ブラシと掃除機で逆方向にホコリを吸い取っていくと、ゴロゴロしたかたまりになって吸い取られていった。

ついでに、ホコリがこびりついている基板部分や配線、電源ボックス周りもキレイにしていった。CPUのヒートシンクは思いのほか目詰まりが軽かった。どうやらCPUが低電力タイプでフィンの目が粗かったので助かったようだ。軽く吸っただけでほとんどホコリは消えてしまった。

作業時間およそ15分。

再設置して起動すると、問題なく立ち上がって、ここ数日の症状はすっかり消えた。

あとひと月もするとサブのマシンになってしまうが、スリムであまり邪魔にならないから、別の役立て方でも考えようと思う。

さすがにメーカー品だけあって、カードリーダーも隠れたところに装備されているし、当時としては進んでいたダブルモニター仕様なのだ。

80年代のレコードからDAT録音に変換した ポップスのノイズ除去を、音響ソフトを使って2画面使用でやってみようかと目論んでいる。2画面並べて横軸を拡大表示してやると、かなり作業がしやすいのだ。
Win10を無理やり入れて嫌がらせするのは、得策じゃない。新分野の仕事に出会う方が、マシンとして幸せだろうと思う。

如何でしょうかFMVさん。