理系夫婦Y子とMの昭和から令和まで

都内で働く薬剤師Y子と、パソコン・DIY・生物などに詳しい理系の夫M。昭和30年代から今日までの実体験に最新の情報を加え、多くの方々、特に子育て・孫育て世代の皆様のお役に立つことを願いつつ発信する夫婦(めおと)ブログです。

他人のソレは気持ち悪い!

薬剤師Y子です。 

今日、「雨が降ったり止んだりしてるけど大したことないから自転車で出かけてしまおう!」と、サドル等を拭く布を手に勢いよくドアの外に出たら、まるで私が外出するタイミングを狙ったかのような本格的な雨。

仕方が無いので、その布をサドルの下に押し込んで、私は徒歩で外出先に向かうことにしました。

そして歩きながら、次男Jが高校を卒業して一人暮らしを始めた頃の「子育ての仕上げ」のようなエピソードを思い出しました。 

 

当時、次男Jは非凡な夢を追いかけて、ストイックな暮らしをしていました。

住んでいる集合住宅は風呂なし。食事は安い食材だけを使って自炊。移動は可能な限り自転車で。

夢の実現に必要な教育を受けるための学校に通いながらアルバイトにも精を出し、親からの仕送りは使わずに貯めていました。

 

ある日、彼から私たち両親に、ちょっと変わった相談がありました。

「自転車で外出する前にササッとサドル等を拭く布を、いつもサドルの下の空間に押し込んでおくんだけど、最近、その布が頻繁になくなる」というのです。

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「どんな布を使ってるの?」と聞くと、「高校生の頃、おばあちゃんが30センチ四方ぐらいのオシャレなタオルを沢山くれたので毎日のように使ってた。まだ未使用のもある。で、少しクタクタになったのを格下げして、それで自転車を拭いてる」との返事。

 

彼としては同じ集合住宅の住人が盗っているのではなく「付近で見かける賢そうなカラスか、まだ遭遇したことがない別の野生動物が何かに使うために、あるいは習性として持って行ってる」と思いたい様子でした。

 

それを聞いて私と夫Mが次男Jに薦めた方法は「その布を使ってJが自転車を拭く時、いつも周囲に人が居ないのなら、タオルではなく、Jの使い古しのパンツをサドルの下に押し込んでおいて、それを使うことにする」というもの。

 

こうして、それ以降の次男Jは外出前に自転車のサドル等をヨレヨレの古パンツで拭くようになり、そして「古パンツならばサドル下に押し込んでおいても無くならず、たまに洗えば長期的に使える」ということが判明しました。

 

同じ古い布でも「オシャレなタオル」だと盗り「古いパンツ」だと盗らない動物の正体は不明のまま。

 

まだ若かった頃の次男Jが集合住宅の自転車置き場でサドル下から古パンツを取り出して「お掃除」に使い、それを再びサドル下に戻して自転車を漕ぎ出す姿を想像すると、今でも笑えます。

 

ちなみに次男Jの現在の職業は、その頃に目指していたのとは少し違いますが、その頃の夢がほぼ叶い、とても幸せそうに働いています。