理系夫婦Y子とMの昭和から令和まで

都内で働く薬剤師Y子と、パソコン・DIY・生物などに詳しい理系の夫M。昭和30年代から今日までの実体験に最新の情報を加え、多くの方々、特に子育て・孫育て世代の皆様のお役に立つことを願いつつ発信する夫婦(めおと)ブログです。

サーバー用CPUのパーソナル利用 コスパ良し!

Mです。

去年から、CPUを取っ替え引っ替えしながら、サーバー用CPUの使い勝手を調べている。

というのも、部材調達に時々利用しているヤフオクさんで、高性能CPUとして評価の高いインテルさんのXeonプロセッサーが、結構な安値で取り引きされているのを知ったから。Xeonといえば、かつては高級PCにしか使われていなかったもの。Personal use目途に開発されているインテルさんのcore i7シリーズが有名すぎて、同等以上のスペックなのにあまり知られていない。秋葉原のジャンク街でも、有るにはあるが、数も少ない。

取引価格の例を言うと、10年前くらいにゲーマーさんたち垂涎の的だったcore i7 990Xが現在4万円台以上でも取引成立している一方で、スペック的に見劣りしないXeon X5680がせいぜい7000円程度で売れている。いずれも6コア/12スレッドという高性能品で、2次キャッシュ、3次キャッシュの容量も変わらない。
肉眼的にも、ソケットとの接触面(よく裏側といわれるがおかしい気がする・・・)に配置されたチップコンデンサー配列も、見ただけでは全く同一。

 ↓ core i7 990X                                                 

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 ↓  Xeon X5680

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ネットオークションでの価格は、かなり練り上げられているから、その値付けにはちゃんとした意味づけがあるはずだ。しかもそれは、ユーザーが欲しがるかどうか、という一点で決まっているので、高性能ものを安く作ってみたいと思うMにとっては、探求すべき ”不思議” だった。

その結果として解ってきたのは、Xeonシリーズの偏屈さだった。
もともと、Business useのXeonは、使われ方がサーバーを目途にしたものだから、マザーボードを厳しく選ぶのだ。core i7シリーズと同じソケット系統なのに、調べてみると対応性が著しく低い。一般に売られているマザーボードの側から見ると、仕様でXeonシリーズに対応する、と銘打っているものがごく少数なのだった。ネット上で誰かがまとめたマザーボードの対応表を見つけたので眺めてみたが、一応使えるかも程度の△評価がやたらと多く、丸印評価はインテル純正マザーボードを筆頭に数種類だけ、ということが多いと解ったのである。

ただ、その一方で、当時からXeonシリーズの性能がcore i7と同等でしかも消費電力が小さいことを利点に、個人使用したいと思う方々がいて、いくつかのマザーボードで実際に試してみた評価も見つかった。

  ↓ 少し旧い記事だが、面白かった
  http://www.dosv.jp/feature/0907/03.htm

それらを見ると、実使用してみて使えると解ったマザーボードさえあれば、Xeonシリーズは実にコスパの良いCPUなのだとわかる。しかも、サーバー対応しているということは、ECCモリーという高価だがエラー回避機能を携えたメモリーを基本仕様にしているので、ECCモリーを使えば長時間使い続ける作業が多いユーザーにとってはこの上ない価値がある。もちろん、ずっと安価な普通のnon-ECCモリーでも動くから、ECCモリー必須、ということでもない。

そんな情報を集めてみて、M自身も手持ちのマザーボードに対応するはずのXeonシリーズを3種ほどヤフオクさんで買ってみた。いずれも千円程度のものばかりだが、スペックが同等のcore i7より数段安かった。それらを、これまでcore i7で動かしてきたマザーボードに載せ替えてみて、動きを比較してきたのである。

その結果、思った通り、性能的には全く引けをとらない、というか、ヤフオクでの価格で比較すると、手持ちのcore i7よりより高性能のものが安く買えてしまうので、「使えさえすれば」はるかにお得なのだった。

ただし、この「使えさえすれば」、がくせ者で、実は、試してみた5枚のマザーボードのうち、Xeonを受け入れてくれたのは2枚のみだった。残り3枚は、Biosの起動さえしてくれなかったので、対応するソケットに装着したにもかかわらず、システム的に拒否されたのである。

事前に見ていたXeonマザーボードの対応表が物語っていたように、なんでも受け入れられるような状況ではなかった、とういうことだ。

とはいえ、一般市販品のマザーボードでも、相性さえよければXeonはとてもコスパの良い高性能CPUだといえる。安くて高性能なマシンが作れてしまうのである。

自作PCマニアで興味のある方は、一度遊んでみてはいかがか。