理系夫婦Y子とMの昭和から令和まで

都内で働く薬剤師Y子と、パソコン・DIY・生物などに詳しい理系の夫M。昭和30年代から今日までの実体験に最新の情報を加え、多くの方々、特に子育て・孫育て世代の皆様のお役に立つことを願いつつ発信する夫婦(めおと)ブログです。

タブレット授業推進 と 国会オンライン化拒否

Mです。

なにやってんの!? と言いたい。

 コロナ禍で授業が行えない学校現場に、海外でどんどん進んでいるオンライン授業を実現しようと、カタチだけの突貫工事を進めている日本。下準備が全くと言って良いほど整っていなかった中で、機器の売り込み企業のシェア争いと現場教職員のあせりが、その前途の困難さを現している。オンライン講義の実績が長い予備校などに、役所の側から「是非ともご協力を」と頭を下げるしかない事態だと思っている。
 このままでは、カネでモノは揃えたけど使いこなせなくて結局は失敗、という無惨な明日が見えている。
 無駄に焦らず、ソフト面の確保と共通化が先だ。ハードは、実際どうとでもなる。

 そんな教育界のゴタゴタの一方で、国会審議に関わる分野でも、ネット利用の可否が論じられるかの動きが見えた。見えた、と書くのは、若手議員たちが検討を求めた「オンライン国会」案が、お年寄りの脳細胞には全く届かず、憲法にある文言だけを根拠に門前払いになったからだ。
 既に4月から英国議会では一部オンライン化が実現しているという。

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 ドイツを含めEU各国でもまた、一部ではあるが、密集を避けられない議会を安全に運用する目的で電子投票を採用している。

 そんな中にあっても、議場に出席していないと参加とは認められない、というカタチだけを重視する日本の議員集団は、脳みそがお粗末すぎて笑うしかない。
 居眠りしてても出席、質問に答えられなくても大臣、なのに。
 これって、小学校の学級会以下なのだ。

 これは、いま大問題だと多くの人々が捉えてネット上で声を上げている「検察庁法案」審議についても全く同質。
 ネット上の反応を、「35万イイネもいただいて、しっかり注目されていると思う」と自分達のことでは都合良く解釈して使うかと思えば、600万超の反対意見に対しては「同一人、同一組織が繰り返しヒットしているかも知れないから信用できない」と突っぱねる。

 結局は、オレがいちばん強いんだ、という傲慢かつ稚拙なアタマで、新しいモノ、優れたモノを無視し続け、おじいちゃんが望んで出来なかったことをボクが成し遂げるんだ、の一点で突き進む親分。周りも、自分が被害を受けないように注意しながら、カタチだけ御輿を担ぐ。取り巻きの議員も官僚もみな同じ。モノ思う官僚も議員も、今騒いでは我が身がアブナイと息を潜める。それが、今の日本の中枢に見える。

 今や、国をあてにしていてはこの先の未来は無いと考えて、自治体レベルで政治をレスポンスの良いスタイルに変えていくべきではないかと思う。

 法的問題はあろうが、卑近なところで、投票に電子投票を採用して人員負担の削減とデータの集計効率化を図る、というのはどうだろう。

 最近の選挙でかなりの率にのぼってきているのが、期日前投票制度の利用。自分自身、殆ど期日前を利用している。いっそのこと、電話回線を使っても出来るだろうデジタル投票を早期実現してはどうか。投票率は上がる、集計の手間は大きく低減する、で、効率化請け合いだと思う。もちろん、スマホ投票が将来型だが、ここにはセキュリティー面の課題が若干残っているように感じる。電話では本人確認が出来ない、と言うだろうが、そんなことはない。みんなのためになると押しつけられて、お上しか使っていない「国民背番号」があるではないか。登記されている国民はみんな持っている。外国人在住者で選挙権がある人は、その登録番号も持っている。なんの問題もない、その番号で投票すればよいのだ。
 授業のオンライン化よりこっちの方がたぶん簡単にカタがつく。
地方議会の選挙で導入して、将来は国政選挙にも。
 そうこうしているうちに、国民の意見がより集約しやすくなる世の中になるのではないかと思う。

 身の回りの利得で動く国政は、大きな選挙でうねりが生じないと動かない。

 まずは、身近な実践が重要だと思う。