理系夫婦Y子とMの昭和から令和まで

都内で働く薬剤師Y子と、パソコン・DIY・生物などに詳しい理系の夫M。昭和30年代から今日までの実体験に最新の情報を加え、多くの方々、特に子育て・孫育て世代の皆様のお役に立つことを願いつつ発信する夫婦(めおと)ブログです。

Vista Note PC よ さらば!

Mです。

 長いこと付き合ってもらっていたNEC Lavie がついに起動しなくなった。

 しばらく前から立ち上がりが遅くなり、何度かつまずいてRe-startし始め、ついにBios画面から進めなくなってしまった。どうやら、Vistaが成仏したらしい。HDDを取り出してチェックすればまた再インストール出来ると思う。が、なにしろOSがVistaなのだ。何年も前にWindows7にUp-gradeしようかと迷ってやめているマシンだ。CPUは適応可能だと判断したものの、7にするにはメモリー容量が不足。4Gb載せてはいたが、7だと動き出してまもなく4Gbをフルに使ってしまうだろう。そうなると、とてもスムーズな動きは期待できない。

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 無理を強いるのは酷なので、お経を唱え、眠っていただくことにした。合掌・・・(とは言っても、我が家の葬儀は神道だから、実はお経を知らない 笑)

 仕方がないので、バラック同然にしていたDELLの古い薄型デスクトップをいじってWindows7を突っ込んで使っていた。ただ、薄型とはいえデスクトップだから、モニターとキーボードをつなぐと、とてもNotePCを載せていた台では収まらない。重いし置き場所を食うしで、やはり手頃なNoteを探すしかないな、と、2週間ばかり前から、秋葉のジャンク屋さん街の近くを訪れる度に物色してきた。
 そして、大晦日、ついに掘り出し物を発見。だいぶ古いが、画面は15.6インチで厚さは40mm未満。縦横サイズはA3用紙くらい。小さすぎると画面を見るのが疲れるから、このくらい大きい方が良いと思っていたので、近寄って詳しく見てみる。
 FujitsuのLitebookという業務用PCだと分かった。

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 本体右下隅にはi5とWin7のラベル、ひっくり返すと、Windows7のキーシールとレンタル会社の機器番号が付いている。

 業務用PCのリース切れ物件が、いくつもの手を経て、流れ流れてたどり着いたものだろう。ブラックボディーなのに、なぜかKey-board部分が白いのが奇妙だ。
 CPUは2011年当時のIntel core i5, 2.5G Hz。通電展示してある表示画面は、Windows10になっている。元々の7から、ジャンク屋さんが無償Up-gradeした模様。画面液晶の欠落もないし、明るさのムラもないので表面上は何の問題もなさそう。ただ、残念なことに、メモリーは2Gbしか入っていない。この状態で7,000円。お兄ちゃんにことわってマウスを動かし、スペックを調べてみる。内部デバイスはすべて正常に機能していて、バッテリーはACアダプター接続状態で96%となっていた。つないでいる状態で100%になっていないと言うことは、そこそこバッテリーがヘタり始めている証拠。試しにアダプターを外してみたが、それでもバッテリー・ゲージがトントンと下がっていくことはなかったから、バッテリー上がりの状態でないことは確か。これなら、バッテリーもまずは合格だ。
 Win10が動いていてバッテリーOKで7,000円なら、買いだ、と感じた。
 ただ、メモリーが2Gbでは、動かし始めた途端、メモリー使用量は100%になってしまうのは確実だ。Win10なので、やはり8Gbは必要だろう。メモリーはDDR3で一世代前のものだから、ジャンク屋さんなら4Gbクラスでもたくさん売られているはず。そう思って、このマシンのある店を出て、ジャンクメモリーが安い店に移動。3,000円までで8Gbが手に入れば、トータルで1万円。消費税は仕方がないとして、1万円でWin10がスムーズに動いてくれるNoteが手に入るなら良しとすべきだろう。そう思いながら、Note用DDR3が入れてある箱を探すと・・・
 あった、ありました ! PC-3 12800 4Gbの規格モノがちょうど1500円。2枚でピッタリ狙い通りの3,000円だ。同メーカーの同一規格モノが2枚あったので、迷うことなく2枚購入。お兄ちゃんの、ジャンク品ですので保証はありませんよ、の常套句を聞き流して代金を支払う。
 これで、メモリーの拡幅は完璧だ。

 メモリー8Gbをポケットに、さっきの店に戻る。

  お兄ちゃんに、表に出てるLitebookが欲しい、と依頼。
 あ、どうも、と出てきた彼が、本体を操作して状況を説明してくれる。バッテリーは新品ほどは保たないと思いますがいいですか、の問い。もちろんそれで結構、どうせ、アダプターをつないだまま使うから、と返すと、アハッ、それなら問題ないっすね、と返ってきた。さすがにジャンク屋兄ちゃん、気が合う。

 こうして、大晦日の掘り出し物を手にし、夕闇のなかをやや重いNotePC入り紙袋をぶら下げて、いつもの2割程度しか人通りがない大通りをチャリで帰ってきたのだった。

 さて、メモリーを交換して、正月中に必要なアプリを放り込んでしまおう。
 正月明けには、使えるようにしなくては。

 新型コロナでどうしようもなかった2020年だが、最終日に、ちょっとだけ良いことがあった。