Mです。
昨日6月29日朝方、仕事で成田方面にクルマで向かった。
何度も訪れている場所で、東京から1時間足らずで目的地に到着するのが通例。ところが今回は、途中で大誤算が発生。京葉道路から東関東自動車道に合流する千葉北インターで大渋滞に巻き込まれてしまった。
運の悪いことに、愛車が大往生して次のクルマを整備してもらっている最中のため、ミニマム仕様のSUZUKIアルトくん。吉幾三さんのヒット曲じゃあないが、ラジオもねぇ、時計もねぇ、ナビゲーションなんざ有るわけねぇ! いつもなら、行き先付近の交通状況を調べながら進むから、渋滞が見えればコースを変えてしまうのだが、それができなかった。気づけば案内板に「この先渋滞5Km」の電光表示。既に分岐後で、戻りようがない。悲しいかなガラケー親爺は、状況把握すらできず、梅雨大好きのカタツムリのごとく、雨の中をじわりじわりと辛抱強く進むしかなかった。
そんなとき、高い防音壁に左右を囲われた中で、ようやく近づいてきた料金所の案内板が何枚か見えた。その一枚に、ETC装備していない一般車ゲートの案内として、「左ハンドル車は中央レーンへ」を示す案内板があった。いつもはETCレーンを通過するだけなので気にしていなかったのだが、いまは「なんにもねぇ」アルトだから一般レーンの表示が目に入った、と言うことだ。そして、おやっ?、となった。日本語表記の下に2行の英語表記らしき部分があるが、これだけで全部分かるのか? と思ったのである。
多分英語表記を解する人向けに作ったのだろうが、自動発券という仕組みは、絵で判断しろ、ということなのだろうか? それを示す英訳はない。また、For Left-Hand Drive Vehiclesと書いてあるものの、どこに行けばいいのか示されていない。まっすぐ上を向いた矢印だけで、「左ハンドル車中央車線へ」が理解できると思っているのか?
いったい全体、誰をターゲットにして作った案内板なのだ、と、ムカッと来てしまったのである。
しかも、For Left-Hand Drive Vehicles という表現も、英語に堪能とは言えないMでさえ、いまどきこんな表現使うか?と疑問に思った。Vehicleなんて単語は、滅多に目にしない。書くなら For Left-hand drive carかFor Left-hand driveあたりが順当だろうし簡単である。さらに、Go Central lane to get ticketくらいは加えてくれないと、分からないのではないだろうか?
それだけではない。今の世の中、多国語表記するなら、英語だけというのはいささか不足。中国語、韓国語くらい入れてくれてもいいだろうと思ってしまう。
表示板にだって、かなりのお金をかけているはずだ。
高速道路料金はもはや安くなることはあり得ない状況で、ジワジワと高くなっていく。それなのに、ユーザーへのサービスの基本とも言うべき案内板製作に手を抜くなんて、どこを見て商売してるんだ!と怒鳴りたくなってしまう。
カネのことはともかく、国際化の波の中で多言語化標識をきちんと作ることは、最低限なのではないか。料金所で戸惑ってつまらない事故を誘引するなど、あってはならないのだから。それとも、みんながスマホを持っているから、そちらに懇切丁寧な案内をしていますので・・・・とでも逃げを打つ気か?
んっ?! スマホ操作運転は、違反点数が上がったんじゃなかったかな?
やっぱりダメだぞ、スマホなしでも適切な説明ができなきゃ、いい仕事じゃない!