理系夫婦Y子とMの昭和から令和まで

都内で働く薬剤師Y子と、パソコン・DIY・生物などに詳しい理系の夫M。昭和30年代から今日までの実体験に最新の情報を加え、多くの方々、特に子育て・孫育て世代の皆様のお役に立つことを願いつつ発信する夫婦(めおと)ブログです。

スズメ は いずこ !

Mです。

 雨戸の隙間から朝の光が差し込んで、チュンチュン チッチッ というスズメの声で目が覚める・・・ などというシーン。昔の映画や漫画なら、朝を象徴する一コマとして、ごく当たり前に使われていた。しかも、誰もがしっかりとその情景を脳みそにインプットできた「記憶」だった。

  f:id:otto-M:20200402132106j:plain Wikiさんから拝借

 そんな情景が、とんと消え去ってしまった。

 田舎でさえ、昔はうるさいほどだったスズメの声を、このところなかなか聞けない。
 生まれ育った利根川近辺では、夏でも冬でも、河原のアシ原に行けば、風に揺れるアシの茎にスズメがたくさんとまっていて、それはそれは賑やかだった。夕暮れ時になると一斉に飛び立って、ねぐらの竹林に移動する。竹林は、闇が迫る中、スズメたちの日報会議の喧噪がつづき、暗闇が訪れるとパタッと静かになる。そんな光景を、何度も、何度も見てきたのだが・・・

 調べてみたら、スズメはこの50年ほどの間に全国的、それどころか、世界的に激減しているというデータが明らかになっていると判った。
「びおの珠玉記事」というサイトに、読みやすく紹介してあったが、環境変化による棲み家の不足、えさの不足で、もはや回復はあり得ないと思わせる。
  参考→  http://www.bionet.jp/2018/02/13/suzume/

 

 ほかにもいろいろな論評が数多あったが、どれも深刻な内容で、冒頭の様な光景はどこに行っても見られなくなってしまったのだと、とても寂しくなる。

 都市型野鳥として一番威勢を誇っているハシブトガラス。その逞しさの中には、ほかの小鳥たちの巣を襲うという行為も入っているから、カラスの隆盛がスズメの衰退に大きく影響していることも確かなことかも知れない。

 そもそも、スズメたちは、家屋の軒下の隙間、電柱の電線カバーの中、停めっぱなしのトラックの荷台隙間、等々、小さな隙間でヘビが来ない場所ならどこでも営巣した。巣作りから2ヶ月足らずで巣離れしてしまうという、まるで鳥界のハツカネズミのような高速繁殖をおこなう。暖かい地域だと年に3回繁殖すると判っているから、外敵に襲われたりする損耗率を考えに入れても、あの大群を維持するのはそれほど難しくはない生態だったのだ。
 しかし、そんな彼らにとって、都会、田舎問わずに進んだ住宅構造の変化、つまり、隙間がない密閉構造の家屋に変化した事が、営巣場所を減らしてしまったらしい。電柱も昔ほどゴテゴテした装置がついておらず、すっきりとしてしまった。電線カバーも、昔は太いフレキシブルチューブが被さっていただけだったのに、今ではモールド型の覆いになっているから隙間がない。建物の壁にある大きな空間だと、カラスが入ってこれるから、とても巣作りなど出来ない。
 そんな状況で、人の生息域にちゃっかり住み着いていられたスズメたちは、棲み家を失ってしまった、ということなのだろう。

 稲作地帯では、米が熟す寸前の時期に、ついばんで乳汁を舐めてしまうため、稲穂をダメにしてしまう害鳥として嫌われていた。スズメよけのネットや、赤と銀色が表裏になったテープを田んぼに張り巡らしてスズメを追い払っていた光景も、そういえば最近目にしない。ドーンッ、ドーンッと空砲を鳴らしてスズメを追い払っていた情景も、気がつけばもう何年も耳にしていない。

 脚を左交互に踏み出すことはせず、ピョンピョンと跳びはねる歩き方が愛らしい彼らを、孫たちにも見せてやりたいと思うのだが、その場所が思いつかない、ということにハタと気づいてしまった。

 そういえば、花見客のいない桜並木の光景でも、スズメがいなくなってしまった事を判らせる現象がある。
 10年ほど前だろうか、桜が花びらではなく花ごと落ちてくる、という事が話題になったことがあった。その原因は、桜の蜜をなめることを知ってしまったスズメたちが、蜜腺のある花の基部をついばんでいたことにあった。強く噛むので、結果として花が元の部分から切れてしまい、そのまま軸を下にして回転しながら落下してきたのである。「花吹雪」ならぬ「落下傘桜」になってしまっていたのである。その光景が、今は無くなっている。
 隅田河畔では、いまサクラの満開を迎え、そろそろ散り始めている。ハラハラと風に舞う花びらは、儚さの象徴でじつに情緒たっぷり。でも、「なんだよ、花ごと落とすんじゃないよ!」と見上げた先でサクラをついばんでいたスズメたちが全くいない現実は、生きものたちが生きづらくなっている世界を見せつけせつけられて、ひどく寂しい。

 荒川沿いのアシ原や多摩川河畔の草地なら、スズメたちが今でも棲んでいられるのだろうか?

APAさん コロナ対策に打って出ては!?

Mです。

 週に1度は、郵便局に行く。
 入るところはおおむね4ケ所で、その時の動きに合わせて寄りやすいところに入る。昨日も、蔵前付近の郵便局に切手を買いに入った。

 と、この前までは、あのド派手な帽子をかぶった社長の写真入りパネルに現物が添えてあった「アパ社長カレー」が、今度はイラストのボックスタイプになっているのに気づいた。 う~~む、保険でイメージダウンしている日本郵便がアパ頼みしているのか、それともアパ社長が半分公的な組織に「てこ入れ」を表現することで社会的地位をアッピールしているのか、どちらともつかない。 が、本気で売っているらしいことはわかる。ちまたの商品と一緒にされることのない、ゼッタイに目立つ方法を選ぶのも、なかなか目の付け所が良い。

さすが である。

 そのアパさん、秋葉原周辺をチャリで動き回っていると、あっここにもアパ!、が増えてきた。細い路地を走っていたら、あれっと見上げるとアパさんが出来ていた、なんて感じで、秋葉原駅間近だけでも2ケ所ある。

 つい最近、浅草橋駅付近にも、ペンシルビルのようにしてアパホテルが稼働した。オリンピック関連で同駅周辺には数年前からビジネスホテルが出来て、コロナ騒ぎになるまでは、多くの中国系旅行者が列をなして出入りしていた界隈。そこに、1年もかからずにポッと現れて営業を始めた。

 ↓ 街路灯と並べて撮ってみた。細い !

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 ちょっと調べてみたら、アパさんは、なんと東京都内だけで76ケ所あるのだ !!   八王子以西の5ケ所を除いても、中心付近に71ケ所。どこを歩いていても、気づけばそこにAPA、くらいあるのだとわかった。
 案内に6月開店とされているところもあるから、明らかにオリンピック関連のホテル不足対応で急増したのではないかと推測する。いずれにしろ、それだけの資力と決断力があることに敬服するしかない。

 が、現状のCOVID-19騒ぎの推移を見れば、最低でも1年先送りになったオリンピック需要が期待できなくなった今年度は、さぞかし先行投資の重荷がキツイのではないか、と想像してしまう。

ならば、いっそのこと、持ち前の行動力で打って出てはいかがか。

 医療施設パニック寸前の東京で、アパグループ挙げて病室提供契約を小池さんと交わしてはどうだろうか、と思う。
 現状は、医療施設に感染者を隔離しようにも、早晩空きがなくなることは目に見えている。しかも、多くの場合、1つの室内に複数の患者が一緒に入らなければならないことになると想像され、感染拡大の要因にもなる。
 一方で、感染はしても重篤化する人はごく一部なのだから、感染ありで比較的元気な人が個別管理環境で快復してもらう場所として、シングルルーム主体のビジネスホテルはうってつけだと思うのだ。

 1年先送りになってしまった収益見込みをゼロにするよりは、最低費用を東京都に負担してもらって社会貢献する。

 ついでに、ご自慢の「アパ社長カレー」、旨そうだから隔離患者のメニューに加えて欲しい。

悪くないと思いますが・・・ いかがでしょう。
小池さんも、その方が助かるかも。

あっ、ふざけた事言うなっ! って、怒られそうだ・・・・・・

サクラ2020 今年は個体ごとの差が大きい

Mです。

 3月半ばから急に暖かな日が現れて、東京では一気にソメイヨシノが咲き始めた。

 とはいえ、場所によってだいぶ咲き始め日に差があるようだし、同じ地域でも個体ごとに大きく異なっている。

 気象庁が東京のソメイヨシノ標準木(靖国神社にあるそうだ)で開花宣言をしたのが3月14日で、その後10日ほどで満開になるという予想だった。
 ところが、実際には一気に咲き進む、ということは無くて、28日時点でも隅田川付近の樹々は、はやいものは5分を超えているように見えるものの、まだ殆ど蕾のままの樹もあって差が大きい。

 ↓28日時点で満開近い場所

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 昨年10月から暖かめの日が多かったため、今年のソメイヨシノにとって、寒気にさらされることでしっかり休眠することができなかったようだ。そうなると、いつ暖かくなったのか判らない、という現象が起こってしまい、樹によって3月に入ってからの暖かな日を春だと感じることに迷いが発生してしまったのかもしれない。”休眠打破”と呼ばれるソメイヨシノの生理現象が不十分なのである。
 しっかりと寒い冬は、ソメイヨシノにとって、春を待つきっかけを明確に与えてくれる。しかし、それがないと「今って、冬だっけ?」と迷っているうちに本当にあったかな日が訪れて、慌てて花芽を膨らませて咲きだす、ということになる。
 人間にたとえれば、そそっかしいタイプは「あっ、暖かくなったじゃん!」と咲き始めるが、おっとりタイプは「まだちゃんと冬してないんですけど」と咲き出しが遅れてしまう、なんてことなのかもしれない。

 そんな様子を、同じように感じている人がいた。いつもお世話になっている駐車場の人と、今年のソメイヨシノはちょっと変だ、という話になった。
 Mが、今年のサクラは香らないよね、と話しかけたら、そうそう、いきなり咲きだして色も薄いよね、と返ってきた。そうなのだ、あまり桜色を感じさせない樹が多いということは、Mも感じていた。
 彼曰く、埼玉県の三郷市に住んでいてその付近では5分咲き程度なのだが、全体が白っぽくていつもほど綺麗だと感じないのだという。
 ソメイヨシノの開花は、咲く前に赤い皮を被った蕾が大きく膨らんできて、樹全体が赤っぽくなることから始まる。ところが、今年は咲く前の赤さを感じないままポツポツと咲き始めてパッと咲き進む、というパターンに感じる。サクラ色を強く感じさせてくれるのは、あの膨らんだ蕾の赤と咲き始めた花の白が合わさっているためなのだと思う。その合わせ技が、今年の場合は不十分なのだ。

 じつは、香りも同じなのではないかと思っている。そもそも、ソメイヨシノは香りがとても弱い。咲き始めの時期だけ、近づくと「ほんのり香っている」程度だ。咲きそめた頃は顔を近づけると確かに香りを感じるものの、満開の頃になると殆ど感じない。それが例年の実感だ。Mは「大きく膨らんだ蕾が、あの香りを出す助っ人なのではないか」と想像している。

 咲く時期を見極めようと大きな蕾が満を持している、という期間が不十分な今年は、準備不足で香りも不十分なのだ、と感じている。

 COVID2019騒ぎで落ち着かない日々、せめてサクラに癒やされたいと思うのはMだけではないだろう。

 そうだ、まだ食したことのない隅田河畔長命寺の桜餅、今年こそ買ってみよう!
 香りの不足分は、桜餅で!!

外付けUSBサウンドカード

Mです。

 デスクトップ派のオッサンは、40年くらい前のLPレコードを中心に、気に入ったアルバムをHard Offさんなどのジャンク・コンテナから見つけだしては集めている。

 溜まっている方がはるかに多いから、いつかクリーニングしてデジタル収録しなくてはならない。 しかし、レコードを中性洗剤でクリーニング、プレーヤーで再生してDATテープ録音、デジタルフィルターユニットで処理してPCに取り込む、という作業は、結構時間がかかるのでなかなか進まないのである。

 そんな作業で酷使するのが、PCのサウンド装置。

 元値は数十万円する外付け装置をジャンクで手に入れて整備してもあるが、チャチャっと確認したいときは、そのままPCのステレオピンジャック(φ3.5)にイヤホンを繋いで確認する方がずっと多い。外付け装置は、ノイズ除去と音質調整でしか使っていない。

 そんなわけで、PCのマザーボード備え付け、あるいはPCIサウンドカードのピンジャックは、何度も何度もピンを抜き差しされている。どなたも経験があると思うのだが、ピンジャックに繋いだとき、ピンを回したりするとザザザッとノイズが発生することがある。これは、外部からのゴミが原因の時もあるが、実際は、コネクタ表面のメッキ剥がれやピンを固定するためのバネ鋼のヘタリで、差し込んだピンが接触不良を起こすときにノイズになっていることが殆どだと思う。だから、接点改良剤なんかを吹き付けても、一度痛んだコネクタ接点は生き返らない。

 以前は、PCのオーディオコネクタそのものを取り外して、同等のものに半田付けで取り替えたり、サウンドカードを買い換えて交換、などでしのいできた。
 ところが、マザーボードの変遷の中で、もはや音声出力コネクタがボードに付随していないことも多いし、PCIカードでオーディオデバイスを拡張する、ということもなくなってしまった。今では、ジャンク屋さんでさえ、PCIサウンドカードは殆ど扱っていない。

 ↓ PCIサウンドカード ; こんなのをマザーに差し込んで使っていた。

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 そんな中、つい最近、メインで使っているデスクトップの出力ジャックがひどい状態になってしまった。ピンを動かして音声がうまく出るところを探さないとステレオにならない。大丈夫かと思って作業を始めると、すぐにまた左右どちらかが消音してしまう。もはや処置無し、と諦めて、今まで使っていなかったUSBの外付けサウンドカードなるものを試すことにした。

 外付けサウンドカード、とは言いながら、形状はカードではない。

 昔、PCIカードとして存在していたものをUBSメモリーのような小さな身体に収納し、名前だけカードと称している。つまり、Mのようなオッサンでもその機能が推し量れるように、メーカーさんが優しく配慮してくれているのである。

USBメモリーのようにスティック状で、尻に入力、出力のピンジャックが付いているものと、

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②ノイズ防御の金属網をまとったピンジャックケーブルを持つものがある。

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①は、USBポートが前面に付いているマシンに便利で、②は背面にしかないマシンでもピンジャックコネクタを後ろから引き回してこられる便利さがある。

 Mはどちらのタイプのマシンも使っているので、アマゾンさんで①と②の両タイプを購入してみた。いずれも1000円未満というお値打ちで、能書きはどちらもちゃんとしていた。

 入手には若干日数がかかったが、届いてすぐに、その性能を見てみた。いや、聴いてみた。
マシンの差が出ると困るので、同じマシンに両方とも繋いで、ステレオイヤホンを取っ替え引っ替えして'80ポップスなんぞを聴いてみたのである。

 と、明らかに差がある。

 メーカーも違うのだから同じでなくて当然なのだが、①のタイプの方が音のバランスがよい。②は、高音域が強く低音が効いていない。ケーブルで引き回すという構造のせいで、外部ノイズを拾いやすいから高音域側に比重をかけているのかも知れない。しかし、PC側のオーディオ設定で音域毎に調整していくと、どちらも同じような音にすることが出来たから、装置自体のデフォルト設定が違うのだと分かった。
 一度分かれば、タイプ毎の設定値を保存しておけば、どちらを使っても同じような音で聞くことが出来る。違う製品を買っても、同じように調整すればよいのだ。

 どうやら、デスクトップPCのサウンド問題は、これで解決だ。


 ピンジャックは消耗品だから、USB外付けオーディオカードは、実に有用なツールだと分かった。
 今様の機器を使いこなしている方々には用無しだろうが、オッサンたちにとって救いのツールのひとつだと思う。

新型コロナウイルスとトイレットペーパーと山中教授

薬剤師Y子です。

昨日、一人暮らしをしている次男Jに会って、新型コロナウイルス関連のマスク不足やトイレットペーパー入手困難に関すること等、たくさん会話をしました。

 

Jは「マスクは自分には不要。トイレットペーパーは、自分が買いに行く時期を遅らせるため使う量を最小にしている。排泄したのが『大』の時にミシン目1つ分を切り取って使うだけ。汚れるのは肛門周囲のみだから、ミシン目1つ分の紙を8つ折りにして肛門に当て、汚れがつかなくなるまで、折り方を変えて何度か当てる。もちろん排泄したのが『小』の時は、紙を使わないよ」と、いつものような涼しい顔で淡々と語っていました。

J、あなたが面白い大人に育ってくれて、母は嬉しいよ。

ちなみに、この過去記事 ↓ は彼が二十歳前後だった頃の話です。

www.yakuzaishi-y-co.work

 

昨日の私はJと別れた後で「いつものスーパーでの、週1回の買い物」をしたのですが、ふと思いついてトイレットペーパーの売り場を見たら、そこには「え? こんなに?」という種類と量の商品が平然と並べられていて、お客さん達の多くが、その前を素通りしていました。

この地域に限って言えば、需給バランスが元に戻ったみたいです。あ~、良かった~!

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私は「うちは健康な夫婦だけだから他の人と競い合ってトイレットペーパーを買う必要はない。今あるのを使い切ったら何か別の物で拭き、トイレに流さず『燃えるゴミの日』に出すことにしようかな」と考えていたのですが、普通に買えると分かったので、1つ買ってきました。

全国どこでも以前と同じように気軽に買える日が、早く来ますように!

 

前回の記事にも書きましたが、新型コロナウイルスに関しては新しい情報が毎日どんどん出てくるので、それらをパソコンやスマホで目にするたびに細部まで読もうとすると時間が足りなくなり、目が疲れます。↓

www.yakuzaishi-y-co.work

 

「とことん読みたがる自分」を何とかしないとマズイぞ、と思いながらもネットサーフィンしていたら、「2012年にノーベル医学生理学賞を受賞した京都大の山中伸弥教授が、新型コロナウイルスの情報を個人で発信するホームページを開設した」という記事を発見!

今後は毎晩このサイト「山中伸弥による新型コロナウイルス情報発信」を見て、それで気が済めば他のことに時間を使おうと思います。

山中教授は新型コロナウイルスとの戦いを

短距離走ではなく、1年は続く可能性のある長いマラソン」「疲れたり油断して止まってしまうと、感染が一気に広がり、医療崩壊や社会混乱が生じます。一人一人が、それぞれの家庭や仕事の状況に応じたペースで走り続ける必要があります」

と表現されています。

私も、疲れすぎないよう過不足のない情報収集をしながら、しっかりと前を見て走り続けます!

 

こんな時こそ 笑顔でスクワット!

薬剤師Y子です。

新型コロナウイルスに関する新しい情報をパソコンやスマホで読んでいると、思っていたより長い時間を費やしてしまうことが多く、個人的に楽しみにしていた「不要不急の集まり」が中止になって外出する回数が減るのと相まって「眼精疲労+運動不足」を招きがちです。

 

仕事がら「病気に関する情報」は見逃したくないので、今の状況下でパソコンやスマホの画面を見る時間が長くなることは避けられませんが、自分の健康を損なわないようにする、少し損なわれていると感じたら直ちに対策を考える、というのも大事。

 

そこで私は今、友人や知人の間でも静かなブームになっている「どこでもスクワット」を必ず毎日1回は実践しています。

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自宅の電子レンジで何かを温めている間、エレベーターの中で一人になった時、トイレで用を足して水を流し「このまま個室から出て行って良い」と判断できるまで便器の中を見ている間。

そういう「寸暇」を惜しんで、自分が今いる場所で出来る筋肉体操、特にスクワットを目を閉じた状態で、あるいは頻繁な瞬きをしながら実践するのが、今の私の「マイブーム」です。

kotobank.jp

 

スクワットは「ごく浅め」にすれば、エレベーターの防犯カメラにバッチリ撮られていたとしても別に恥ずかしくはありません。 

下の動画で基本を押さえ、よろしければ皆様も今日から、どうぞ。

[みんなで筋肉体操]スクワット~強じんな足腰をつくる~NHK

https://www.youtube.com/watch?v=PyJOEt2nsGQ

 

スクワットには「自分が立っている、そのスペースだけで実践できる」という利点がありますが、私は「腕の可動域を常に最大に保っておきたい」とも感じているので、「朝、出勤の準備が出来てから、ドアの外に出て鍵をかけるべき時刻まで5分ぐらい余裕がある」と思ったら、準備を整えた上でラジオ体操をします。

こちらは私の場合「毎日は無理で、週に1回できれば上出来」です。

 

NHKラジオ体操 第1

https://www.youtube.com/watch?v=LuiDj3wa0UA

 

NHKラジオ体操 第2

https://www.youtube.com/watch?v=5bTmEw7kC9U

 

スクワットもラジオ体操も、笑顔で。

「今ここで、こんなことしてる自分」を面白がりながら、次に何が来るか分からない「未来」に向かって、自由に考え、自分の歩幅で進みましょう!

studyhacker.net

 

スタッドレスタイヤ 今やオールシーズンに!

Mです。
 先日、埼玉県内の幹線道路左車線を走っていたとき、信号待ちで右に大型トラックが止まった。ちょうど後軸2輪が自分の右に来て、4本のタイヤ上面が胸の高さくらいになった。何気なく見て「??」となった。溝なし、なのである。表面はほぼ平らで、かすかに立て溝の跡が残っている。まるでF1カーのスリックタイヤみたいにのっぺらぼう。サイドにはSTUDLESSと刻印されていた。

   夏タイヤ       スタッドレスタイヤ

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 40年近く前、福島県内に住んでいたことがあった。冬は雪道があたりまえの環境で、初めてスパイクタイヤを履いた。ところが5年もしないうちに「スパイクタイヤで削られた舗装路面の成分が、雪解け後に粉塵となって健康被害が発生する」とわかり、91年にはスパイクタイヤの製造が終了してしまった。粉塵被害が騒がれてから2年ほどで終焉となった覚えがある。
 スパイクタイヤは、冬しか使わないし、金属鋲(=Stud;スタッド)がついているのでタイヤ本体はあまり摩耗しない。だから、スパイク禁止になったときにも、まだまだ使える状態のスパイクタイヤを所有していた。捨てるのももったいなくて、ペンチで鋲を全部抜き取って(手が痛くなった!)、摩耗するまで夏タイヤとして使いつぶした。鋲を抜いたスパイクタイヤ、まさにスタッドレスタイヤなのだが、スパイク有っての代物なので、コンパウンド(タイヤの主体となるゴム素材、以後ゴムと記す)部分はとても夏タイヤの性能は無く、ブレーキングでスキップする、舗装路のノイズが大きい、など、使い心地はすこぶる良くなかった。幸い(?)、低温でも固くなりにくい組成のゴムだったから、夏タイヤとして使ったときの摩耗は激しく、1年ほどでオシャカになった。まがい物スタッドレスの顛末である。

 スパイクタイヤ廃止の何年も前から(たぶん5年くらい前)本物のスタッドレスタイヤ開発は既に始まっていて、廃止とともに、冬用タイヤといえばスタッドレス、という流れになった。ただし、当時はまだ、スノータイヤという、凍結路面はダメだが雪なら大丈夫という製品があった。価格は当然スタッドレスの方が高い。大型車などは、高価なスタッドレスではなくて既存のスノータイヤを冬用に使っていて、大雪のときはスノータイヤにチェーンを巻いて走っていた。実際のところ、90年代半ばまではスタッドレスタイヤの性能はそれほど高くなく、柔らかいゴム組成と溝の工夫でどうにか「滑りにくい」程度のものだったから、先祖に当たるスノータイヤも十分に有用だったのだ。

 ところが、その後のタイヤメーカーのスタッドレス開発は、①コンパウンドの新開発&改良に加え、②ゴム表面に発泡加工する技術の発達、さらにはコンピューターを駆使した③「細かくて柔軟かつ強靱」な溝パターン(トレッドパターン)とスリットの考案が組み合わさって、一気に加速した。と同時に、スノータイヤはめったにお目にかからなくなってしまった。
 性能アップしたスタッドレスタイヤは、夏に使っていても、以前のようにすぐ摩耗してしまうこともなく、しかもブレーキングの際にビビビッとずれるように滑る現象もなくなった。もはや、夏タイヤとしても十分使えてしまう性能になったのである。
 もちろん、夏タイヤに比べるとゴム自体が柔らかなので、摩耗の度合いは高い。しかし、通常路面では滑りやすかったり、加速時に重ったるい感触がある、といった負の性質がわかりにくくなったのは確かで、摩耗の度合いも、初期に比べれば大きく改善した。

 そんな進歩が、トラックタイヤの使い方に変化をもたらしている。

 関東南部のように滅多に雪が降らない地域では、乗用車の場合、いまでも雪道のときだけスタッドレス、なんていう使い方が多いと思う。トラックだって、その方が燃費が良いからそうしたいはずだ。でも、遠距離を行き来する仕事では、行き先で雪に見舞われるたびにチェーンを付けるという手間はなかなか煩わしい。後輪2本だけでは足りないから最低でも後輪左右2本ずつで4本はチェーンをつけなくてはならない。しかも、雪国に行くことがわかっているような運行トラックでは、前輪にもチェーンを巻かなければならない事があるから、それならいっそのこと全部スタッドレスにしてしまえ、ということになる。スタッドレスタイヤの性能向上で需要も増えて価格が下がったので、この決断を迫られていた経営者の背中を押してくれた。以前は3~5割増しの価格も見受けられたが、今では、夏タイヤと同程度の価格で入手できてしまうのである。

 そんな遠距離運行をするトラック輸送でも、関東圏の運送屋さんのトラックだと、雪に見舞われるのはせいぜい11月後半から3月下旬くらいだから、11月半ばに夏タイヤからスタッドレスに履き替えて、4月になったら今度は夏タイヤに替える、ということになる。
 ところが、このタイヤ交換がくせ者。乗用車ならば30分もあれば出来てしまう作業でも、大型トラックとなるとたいへんなのだ。スチールリムだとタイヤ一本で50Kgを越えるものもザラ。しかも、前輪2本と後ろ2軸8本で合計10本だから、もうタイヘン。一人で出来る作業ではない。運転手仲間が集まって、という域も越えている。機械設備が整っている運送屋さんなんてそう多くはないから、勢い、外注して交換してもらう、なんてことになる。
 知り合いの輸送事業者は、3年前まで夏用、冬用のタイヤを揃えていて、倉庫の一角が山のようなタイヤ置き場になっていた。時期になると、運転手さんたちが大汗かいてタイヤ交換していたのだが、作業で腰を痛めた社員が数名出たところで交換作業の外注に変えた。と同時に、夏タイヤ、冬タイヤを確保するのではなく、10月後半になると夏タイヤをはずして中古売りし、新品のスタッドレスを履かせる。4月になると、今度はそのスタッドレスを中古売りして、新品の夏タイヤに履き替える。という手法に変えた。あまり減っていない中古タイヤは、履き替えを委託する会社に良い値で引き取ってもらえ、同時に新品タイヤへの履き替えを行ってもらえるので、時間とコストの軽減に役立つのだ。タイヤ交換作業の費用は、タイヤ引取り&新品取り付けと抱き合わせにすることで、1本あたり5000円だという。自前のタイヤを持っていても、交換だけ外注すると一本あたり1万円かかるのだとか。作業費だけでも1台10本替えると10万円かかってしまうので、20台動かしているその事業所では、作業費だけで半期に1度200万円かかることになる。なかなかの負担だ。
 ネット商売での輸送費0円が騒ぎになっているご時勢、輸送事業者はコストを減らしようがないから、一般には見えてこないが実に深刻なのだ。
 そんな状況下で、この事業者では、上記の「中古売り&履き替え」手法さえも、いま変えようと考えている。何を考えているかというと、「履き替えなしで履きつぶす」策を検討中なのである。当然、夏タイヤで冬を乗り切ることはできないから、履きつぶすのはスタッドレスタイヤ、ということになる。つまり、車両を購入する際は、季節がいつになってもかまわないから常にスタッドレスタイヤを装着してもらうのだ。そして、そのタイヤが磨り減って、冬は使えないとなったところでギリギリまで我慢して交換する。そうすれば、半期に一度の出費はなくなり、新規取り付け料金だけで抑えられる。「中古売り&履き替え」よりもさらに低コストだと踏んでいる。
 これが可能になったのは、言うまでもなく、スタッドレスタイヤの進歩のおかげ。夏場使っていても、燃費が著しく悪い、なんてことはもう無いのだ。

 暖かくなってからだが、信号でとまっている街のトラックを見てほしい。きっと、夏でもスタッドレスタイヤのままで走っている車が、沢山いるはずだ。

 スタッドレスタイヤは、今やオールシーズンタイヤになっているのである。

 はてさて、冒頭で触れたトラックに戻るが、まだ今は凍結した路面を走ることもあるだ。雪が降っていないから良いようなものの、ツルツルのスタッドレスタイヤのままで輸送業務に臨んでいるのは、いかがなものか。そうは言っても、それも仕方がないほど、経費削減に厳しい現実なのかもしれない。
 輸送費タダ、と喜んでいる我々も、それを運んでいる人たちの苦労を少しは考えなくてはいけない現実があるのだと思う。