理系夫婦Y子とMの昭和から令和まで

都内で働く薬剤師Y子と、パソコン・DIY・生物などに詳しい理系の夫M。昭和30年代から今日までの実体験に最新の情報を加え、多くの方々、特に子育て・孫育て世代の皆様のお役に立つことを願いつつ発信する夫婦(めおと)ブログです。

「緊急」の大安売り 

Mです。

 今朝方、いつも通る道が異様に混んで渋滞していた。

 橋の向こうから車列が続いてしまい、なかなか動かない。みんな、ジリジリしていて、少しでも前が動くと車間を詰めようと、ほんの1mも進まないというのにジワリと進む。のんびりと「どうせたいして動かないから・・・」と進まないでいると、後ろからクラクションがプッと来る始末。仕事先に向かう作業車や運搬のトラックなどの気持ちもよくわかる。出来ればUターンして別の道を行きたいくらいである。

 じわじわ進むこと6~7分。ようやく橋を渡り終えてゆるい左カーブの先を見たら、なんと、左車線に「緊急工事」の立て看と交通整理のおじさんが立っている。そして、黒々と日焼けしたヘルメットのおじさんの前方では・・・
な、な、なんと!! 歩道脇の植え込み周りの草抜き作業!!
エエ~~~~~ッ これが緊急作業なんかい!!

 どれだけ多くのドライバーが同じ思いをしただろうか。
  道路陥没 → 確かに緊急
  水道管破裂 → ごもっとも
  ガス管破裂 → そりゃそうだ
  路肩崩壊 → あぶね~~

 でも、おばちゃんたちが手甲脚半姿で植え込みの草を抜き、電動トリマーを持ったおじさんがギュイーンと枝葉を刈り込んでいる作業の、どこが「緊急」なんだ?!
 以前は、「草刈り作業中 ご迷惑をおかけしますm(._.)m」みたいな看板だった記憶があるのだが、今や、大昇身で「緊急作業」に上り詰めていたのだった。

 迫した状態でを要する命にかかわる状態、であるはずの用語なのに、どうやら世の中は、もはや緊急という言葉に重きを置かなくなってしまったらしい。

 コロナ騒ぎで何度も出される「緊急事態宣言」。

 その中身といえば、居酒屋、飲食店いじめ以外実効性のない、「3蜜を避けてください」だけのお願い宣言。諸外国のロックダウンは日本になじまない、というおかしな理論で、なあなあの施策なのにあたかも効力が高いかのごとく、名称だけ「緊急」にされて来た。実際のところ、もう、だれも「緊急」だと思えていない。


 今や、「緊急」は、せいぜい「注意」程度の意味にしかならない。

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 <緊急事態宣言>と言っておきながら、諸外国の選手たちを招いてオリンピックを平然と開催してしまう国。


 正直、国民の一人として、穴の中に隠れてしまいたいくらい恥ずかしい。

 緊急待避してしまいたいのは、わたしだけ?

逆光写真 これで もう安心??

Mです。

 アナログカメラで、自己満足ながら結構凝って草花や生き物を撮っていた。

 最初に自己資金でカメラを手にしたのが、今から45年前。当時は札幌に住んでいて、食費を削ってようやく手に入れたのが小型軽量で名を売っていたオリンパスOM-1。標準レンズF1.8の一眼レフ。確か、\58,000だった。
 アナログカメラだから、当然、フィルム代もかかれば現像~プリントと、撮った映像を見るまでにも経費がかかる。それらの費用もバカにならないから、撮り損ねをしないように基本技術の勉強もしたし、特殊技術も本から学んだ。それらを試すためには、自然界のものを対象にするのが確実だった。ファインダー越しに観てグッとくる瞬間を待っていられるから、好都合だったのである。
 雪が融け切ると、札幌の野原は一気に花盛りになる。そんな草原に腹ばいになって、よく花の写真、花に来る虫の写真を撮った。太陽の角度や風の具合をみながら、一番映える瞬間をファインダー越しに待ってはパチリ。プリントしたときの映えが、シャッターを押した瞬間の想像と合致してくれるかどうか。ドキドキものだった。
 思い返してみて、思いどおりの画が撮れたのは3割ほどだった気がする。もう少し絞るべきだったか、とか、もう少しシャッタースピードを下げておけばわずかに揺れる風の感じを出せたはずだ、とか、足りなかった要素を見直すのも面白かった。撮影時の絞り値とシャッタースピードを記録し忘れていて悔しい思いもしたけれど、前後のコマから想像して判断したりする作業も、のちのちのためになった。
 そんな超アナログ時代に凝った撮影手法に、逆光撮りがある。敢えて太陽の光を背にした対象物を撮るのである。
 エジプトのピラミッドのてっぺんに太陽がちょこっと現れた瞬間を撮った写真は、ピラミッドの真っ黒な三角形の頂上に光り輝く太陽があり、遠景の砂漠が淡い茶色でうねっている画になる。特殊フィルターを使えば、太陽の輝きが星形になったりしてさらに映える。そんなプロの写真を見て、草花を敢えて逆光で撮り、花の色もちゃんとわかるようにするにはどのくらいの絞りにすれば良いかなど、同じ角度から絞りだけ変えて5枚くらい撮影して後から比較し、なるほど、このくらいの案配にすると面白い写真になるのか・・・などと楽しんだものである。
 観光地の記念写真を逆光で撮ってしまって大失敗、なんてことが笑い話として沢山あった。が、それも一興で、案配を考えればかえって面白い記念写真になるのだから、撮影者がそれを心得ていれば、あえて逆光の記念写真が映える画になったのだ。
 
 デジタルの時代、もはや、現像~プリントという経費をかけずに何枚でも試し撮りできる今は、逆光だろうが何だろうがバシバシ撮ってしまってから良いものだけを選び出せば良い。なんとも良い環境になったものだと思う。ただそれでも、逆光で人の顔が黒くつぶれ気味になっているが、表情はとても良い、なんて写真もあるはずだ。スマホ写真が当然のようになっている今、機械の方が逆光関知をオートでこなし、最適のバランスになるようにしてくれることもある。逆光なんて怖くない、という、撮る側にとってとても楽な時代になっている。
 ただそれでも、狙っていた画像とはちょっとかけ離れてしまっているものの捨てがたい逆光写真、ということもあるだろう。

 なかよし(?)のソースネクストさんが、先週、「さよなら逆光」というアプリの紹介メールを送ってきてくれた。
 ↓
https://www.sourcenext.com/_/C000055179-K0-se

 いろいろな場面で、ちょっと残念な逆光撮影になってしまった画を、自動で調節して「見られる」画にしてくれるのだそうである。

 風景画の修正は下のような感じだそうだ。

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 紹介サイトに行ってくれればわかるが、人物写真などの例も挙がっていて、なるほどそれなりの修正度だと思う。
 ただ、敢えて逆光写真を撮って楽しんだことを思い返すと、残念ながら、この修正アプリは、逆光の良さを活かしているものとはほど遠いと感じてしまった。
 はっきり言うと、露光不足を画全体で底上げしているため、むしろ、もともと明るかった部分も同じように明るい方向にシフトしてしまうため、明るい領域はケラれた状態(明るすぎて色が白っぽくなってしまう状態)になっている。
 ほんとうなら、暗くてちょっと・・・、と感じる領域だけAIで判断し、そこの部分だけ明るく調整する、というのが理想だろう。顔の明るさ不足だけ修正して周辺の色合いはそのままにしてくれれば、だいぶマシになると思うのだ。とはいえ、見る人によっては、そんな修正写真はかえって違和感を醸し出す可能性もある。これ合成写真?、と勘ぐる人も出てくるかも知れない。

 そう考えてみると、昨今我々が目にしているメディア提供の写真たちも、多くの場合画面映えするような修正を施してあるのが殆どなのかも知れない。プロの写真家が、芸術作品として撮った画は、計算ずくの産物で後加工しているとは思わないが、CMやニュース映像程度だと、見やすくする加工は当然のごとく行われているように思う。いや、実際はそれでかまわない、と思っている。

 一方で、こんな便利な時代なのだから、素人は写真をもっと楽しんだ方が得だ、と思っている。
 デジタル撮影機器なら、現像代を一切気にせずに撮影できるメリットを活かせる。素人であっても、絞りとシャッタースピードをマニュアルで何段階か変えて同じ対象を撮ってみる、という遊びをしてみると面白いと思う。
 ドッグランで走る犬を、シャッタースピードを落として撮ってみる。脚の動きがぶれて躍動感が出る、なんていう現象を確かめてみるのも面白い。あるいは、シャッタースピードは落とさずにカメラやスマホ自体を犬の動きに合わせてサッと動かしながら撮ってみる。すると、犬はしっかりとピントの合った状態で止まっていて背景が流れているというスピード感がアップした画になる、など、いろいろ遊べるはずだ。

 そんなことするなら、動画で撮ってしまえば良いじゃないか、といわれるかも知れない。 が、おっさんは敢えて言います。
 いいや、静止画だからこそわかる面白さがあるんだよ、と。

オリンピックやる国で、この案内はどうだろう?

Mです。

 昨日6月29日朝方、仕事で成田方面にクルマで向かった。

 何度も訪れている場所で、東京から1時間足らずで目的地に到着するのが通例。ところが今回は、途中で大誤算が発生。京葉道路から東関東自動車道に合流する千葉北インターで大渋滞に巻き込まれてしまった。

 運の悪いことに、愛車が大往生して次のクルマを整備してもらっている最中のため、ミニマム仕様のSUZUKIアルトくん。吉幾三さんのヒット曲じゃあないが、ラジオもねぇ、時計もねぇ、ナビゲーションなんざ有るわけねぇ! いつもなら、行き先付近の交通状況を調べながら進むから、渋滞が見えればコースを変えてしまうのだが、それができなかった。気づけば案内板に「この先渋滞5Km」の電光表示。既に分岐後で、戻りようがない。悲しいかなガラケー親爺は、状況把握すらできず、梅雨大好きのカタツムリのごとく、雨の中をじわりじわりと辛抱強く進むしかなかった。

 そんなとき、高い防音壁に左右を囲われた中で、ようやく近づいてきた料金所の案内板が何枚か見えた。その一枚に、ETC装備していない一般車ゲートの案内として、「左ハンドル車は中央レーンへ」を示す案内板があった。いつもはETCレーンを通過するだけなので気にしていなかったのだが、いまは「なんにもねぇ」アルトだから一般レーンの表示が目に入った、と言うことだ。そして、おやっ?、となった。日本語表記の下に2行の英語表記らしき部分があるが、これだけで全部分かるのか? と思ったのである。

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 多分英語表記を解する人向けに作ったのだろうが、自動発券という仕組みは、絵で判断しろ、ということなのだろうか? それを示す英訳はない。また、For Left-Hand Drive Vehiclesと書いてあるものの、どこに行けばいいのか示されていない。まっすぐ上を向いた矢印だけで、「左ハンドル車中央車線へ」が理解できると思っているのか?
 いったい全体、誰をターゲットにして作った案内板なのだ、と、ムカッと来てしまったのである。
 しかも、For Left-Hand Drive Vehicles という表現も、英語に堪能とは言えないMでさえ、いまどきこんな表現使うか?と疑問に思った。Vehicleなんて単語は、滅多に目にしない。書くなら For Left-hand drive carかFor Left-hand driveあたりが順当だろうし簡単である。さらに、Go Central lane to get ticketくらいは加えてくれないと、分からないのではないだろうか?

 それだけではない。今の世の中、多国語表記するなら、英語だけというのはいささか不足。中国語、韓国語くらい入れてくれてもいいだろうと思ってしまう。

 表示板にだって、かなりのお金をかけているはずだ。
 高速道路料金はもはや安くなることはあり得ない状況で、ジワジワと高くなっていく。それなのに、ユーザーへのサービスの基本とも言うべき案内板製作に手を抜くなんて、どこを見て商売してるんだ!と怒鳴りたくなってしまう。

 カネのことはともかく、国際化の波の中で多言語化標識をきちんと作ることは、最低限なのではないか。料金所で戸惑ってつまらない事故を誘引するなど、あってはならないのだから。それとも、みんながスマホを持っているから、そちらに懇切丁寧な案内をしていますので・・・・とでも逃げを打つ気か?

 んっ?! スマホ操作運転は、違反点数が上がったんじゃなかったかな? 
 やっぱりダメだぞ、スマホなしでも適切な説明ができなきゃ、いい仕事じゃない!

見守りカメラ ますますカンタン化 → Windowsでも使える!?

Mです。
 いつものソースネクストさんから、ネットカメラのお知らせが来た。
 今回のおすすめモノはどんなのかなぁ?とクリックしてみると、見守り用ネットカメラの進化版についてのお知らせだった。価格が安くなっているのに画像精度は明らかに上がっていて、「進化している」という実感がある。5G通信が普及していく中で、画質を上げて競争が激化しているのだと感じた。
下記がその紹介製品。
https://www.sourcenext.com/cp/h/2106/c_0000055110/?i=mail_ye&utm_source=sn&utm_medium=email&argument=HGtSAqRz&dmai=a5b8fa60913580

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 暗視対応もきちんとしていて、夜間対応力もアップしているようだ。
 以前、同じようなネットカメラや、野生動物のフィールド研究にも使えるカメラについて書いたことがある。

www.yakuzaishi-y-co.work

www.yakuzaishi-y-co.work

 視界に動くモノがあったらスイッチオンする機能など、今回のお知らせモノと共通する部分も多く、多機能の度合いはさほど変化していない。ただ、画像精度だけは明らかに向上している。値段はむしろ安くなっているので、ネット環境の進化に応じて廉価多売を狙っているのだろう。

 この類のネットカメラに興味があったのは、一人暮らしをしている母親の安否確認ツールにどうかと思ったからだった。ただ、基本がスマホへのアプリダウンロードが条件になるため、ガラケーユーザーのMは対応できず断念した。PCを介して通信設定することも可能なのだが、操作アプリがスマホ用プログラムなので同じようには使いこなせなかった。その都度ネットを介してPCからカメラ映像をダウンロードしてくるだけでは、リアルタイムに使いこなせているとは、とても言えない。やはり、自分がスマホユーザーに変身するまでは難しいなと思っていたのである。

 そんな折、マイクロソフトさんがつい最近、Win10の後継OSとしてWin11を出すと発表した。Win10登場の際、Win10を提供するOSの最終形態と考え、以後はバージョンアップでネット環境の変化とともに進化させていく、というようなことを聞かされた記憶があるが、あっさりと、別名称のOSを表明してきた。ちょっと意外だったが、その特性を見てなるほどと思った。どうやら、マイクロソフトさんはPC用OSをスマホ対応化する方向に舵を切ったようだ。つまり、Win10をPC用OSの最終基本形にすると言っていたのもウソではなく、Win11というOSは、Win10の中でAndroid OSが自由に動き回れるようにします、と門戸開放した姿だ。つまり、仲良しの従兄弟のような関係だと思う。

 門戸開放というと、Windows側が上の立場のように聞こえるが、実際のところはむしろその逆で、スマホの世界にWindowsで入り込んでいくことができないので、どうぞ場所を提供しますからオープンマーケットをご自由に開いて、とスマホアプリの側に乗り入れを求めた形だと理解した。要は、スマホ繁栄の世の中で敵対していても始まらないから、スマホの世界をPCの世界に呼び込む、という考え方だ。AmazonGoogleに、Windowsの世界にようこそ、どうぞご自由に、ということだ。

 実際、マイクロソフトの最新版ブラウザとして知られているEdgeは、その中枢がGoogle Chromeをベースにしているように、以前のように牙城を維持するのではなく、並行企業と手を組んで「いいとこ採り」をしていこうという流れが、マイクロソフトさんの中で進んでいると言うことだ。

 PCとスマホの世界を最初から融合させて進化させてきたMacは、自身ですべてをまとめ上げて来た。一方、マイクロソフトさんはOSで世界を牛耳る戦略をとっていたために、スマホの世界と共同歩調がとれなかった。今になって、その溝を埋めないと未来がない、と方向転換を決断した、ということかも知れない。そういう見方をすると、Macという存在は、やはり、さすがだなと思う。
 
 ということで、PCオタクのMにとって、Win11という奴は、スマホの世界をPCの世界でも自由にいじり回せる手段を与えてくれる事になる! 大転換である。

 リリースは年末ということになっているが、既にWin10からの移行方法をアナウンスするなど、周知活動が始まっている。


 MはWin10マシンを合わせて6台持っているから、そのうち1台を試しにWin11化し、今回ソースネクストさんが紹介してくれた類のスマホ用ネットカメラをWin11のなかでスマホのようにして利用してみるのも手だろう、と思ったのである。


 母親の家には既にWiFiステーションを設置してあるので、やる気になればいつでもネットカメラを設置できる状態だ。監視されている、ということを気づかせないでおかないと絶対に嫌がられるだろうから、どんな風に設置するか工夫してみよう、と考えている。

映像チャット背景設定ソフト いいかも!

Mです。

 時々面白いソフトをゲットしているソースネクス(Sourcenext)さんから、ちょっと興味をそそる紹介が来た。映像チャットの背景を自由に設定できるソフトなのだそうだ。テレビ東京の深夜ビジネス番組WBSでも紹介されたということだから、インチキではなさそう。

 ◆ソースネクストさんからのお誘い
  ■ 背景の自由「XSplit VCam」 Windows用・ダウンロード版
    https://www.sourcenext.com/_/C000054708-K0-se
    ・ 申込締切 : 明日6月15日(火)まで
    ・ 提供価格 : 2,990円 (標準価格 4,290円 割引率 30%)

 ◆供給元サイトは下記 ↓
    https://www.xsplit.com/ja/vcam

 下火になりつつあるかに見えているコロナ感染症の広がりのなか、大きな企業では人の移動無しに業務を進めることが出来る、という触れ込みでZoomなどのシステムを使った遠隔会議などが広く使われているという。Mのように超零細企業の人間にとっては、実際のところそれを行う相手が「ひとつまみ」しかいないから、現実的な意味を持たない。それでも、相手が大きな会社だと、希にリモート会議に参加できるかという問い合わせが来る。出来ないことはないものの、そこまでの必要性も無いでしょう、と電話で内容だけ聞いておいて、後ほど資料と回答をメールして済ませてしまう。現実的に考えて、リモート会議とはいっても、多くの場合、面子を確認してリアルタイムに伝達事項を共有化しているだけで、それ以上の深みがあるわけでは無い。どうせ後から詳しい詰めを行わなくてはならないのだから、リモート会議の時間的制約に縛られる事にそれほど意味は無い、と思ってしまうMである。相手からすると、会議しました、という証拠を残す意味があるのだろうが、決めごとをその場で決断できることが殆どない会議など、はっきり言って時間の無駄だと思ってしまうのである。電話でもメールでも良いから、必要事項だけ伝えていただいて、その履歴と既読メールでMが参加したと判断して欲しい、と思うのである。

 コロナ禍の下、巣ごもり需要で大きな利益を生んでしまっている企業群もある一方で、一般消費全体は明らかに冷え込んでいる。企業間でモノ作りを絡めた実商売を進める場合、対面の相談がやりにくいことで、なかなか厳しいものがある。そういう仕事では、どうしても対面でモノを見ながら、触りながらでないと、微妙な感触を含めた相談がむずかしい。

 そんななかで、会議なんて、と馬鹿にしていたリモートシステムが、使いようによっては結構役に立つことを実感した。
 手間にはなるのだが、相談内容の「モノ」を複数用意しておいて、それを相手方の何カ所かに事前送付しておく。その上で時間を決めて、リモート相談会を行うのである。
 モノさえ手元にあれば、「裏側のビスなんですけど、こんな具合で邪魔にならないでしょうかねぇ」などと、細かい部分の相談もかなり出来てしまうのだ。動作させて振動の具合や音の大きさを体感してもらって感触を聞く、なども、一つの机に集って相談しているときとそれほど変わらない。あらためて、ネット社会の便利さを体感してしまった。

 と、殴ってさするようなことを言っているが、要は、モノは使いよう、ということだ。

 その「使いよう」なのだが、確かにモノを手元に置けば相談事もリモートで出来るとわかったものの、一つだけ気になってしまうことがあった。各人のセットしてあるネットカメラの背景だ。3人で行ったリモート相談だったのだが、その一人の部屋は、自宅の居間だった。セットされているカメラの先がちょうど家人の動きがわかる空間を含んでいたため、子供が行きすぎたり、奥さんが話しかけてきたり、と和やかといえば言えるものの、結構そっちに目が行ってしまうのが避けられなかった。画角を小さくしてよ、と思ったものの、さすがにその場では言い出せなかった。
 その経験があったので、今回のソースネクストさんの紹介ソフトに興味がわいたのである。
 
 内容をちょこっとのぞいてみたところ、静止画、動画、イラスト、などなど、かなり自由に取り込んで設定できる。しかも、人物だけAIで判断してリアルタイムに合成してくれるとの触れ込みだ。例としてあげてあった画面例を示すと、下のようになる。


        Before         →        After

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 相談対象になるモノも、AIが人物と一緒に選択してくれるかどうかなど、まだ疑問はあるが、ちょっと試してみてもいいかな、という気持ちになっている。

ただ、3割引の期限が間近に迫っている。
どうしよう!!
見切り発車しちゃおうか・・・・

ジャンク屋さんから2T HDDが消えた・・・

Mです。

 仕事で貯まった映像、画像、計測データなどなど、なくなると困るデータは、少なくともダブル、重要な物はトリプルでHDDに保存している。もちろん裸の状態「バルクHDD」を使っている。
 新品のHDDがあてになるとは限らない事実を何度も経験しているから、それらのデータストック用HDDは、すべてジャンク屋さん由来だ。チャンスがあるとジャンク屋さんをのぞいて、めぼしい物がある度に購入してきた。
 HDDの容量は2年で倍々ゲームを繰り返していた時期があり、10年前には数百Mbの容量が主流だったのに、今では12Tbとか、ちょっと怖いくらいの容量になっている。記憶媒体であるディスクの記憶密度が著しく向上してきたのである。当然のことながら、標準パーツであるHDD本体の大きさは全く変化していないので、内蔵するディクス枚数も変わらない。しかし、ディスク1枚あたりのデータ密度が倍々で増えてきたから、HDD1台あたりの容量も倍々で増えてきた、という外からは見えない世界での進歩だった。
 そんな流れの中、MbレベルのHDDに保存していた過去のデータは、5台とか10台分が現在のHDD1台に軽く収まってしまうから、HDDの容量アップは収容場所のコンパクト化に大いに役立っている。旧いHDDに保存していたデータを、折を見ては保存の必要性を再検討しながら整理収納して、今様のTbクラスのHDDに移しかえているのである。過去のMbクラスのHDDたちが、棚の奥に何十台も重なって眠っている。
 とはいえ、売られているHDDの容量が増えていることが、データ保存用に使っているMにとって、そのまま手放しで喜べるわけでもないのが実情だ。
 HDDは、使っていなくても壊れる! もしかすると、使っていないから壊れているのかも知れないが、原因は定かではない。同じデータを、ダブル、トリプルで保管している意味は、ここにある。
 それなら、大容量のHDDなら3台ですべてのデータがまとめられる、と思えるがそうはいかない。あまり容量が大きいと、壊れたときに同じモノを用意する時間とコストがばかにならないのである。
 一方、これまでの経験で、壊れやすいメーカーとそうでないメーカーの区別もついてきた。ディスクの回転数が高いHDDは読み書きが速くなるので、一時は7200rpmのものを多用していたが、何度かのクラッシュを経験して、一段低い5400rpmモノの方がクラッシュしにくいという個人的結論に至っている。
 そんなこんなで、今メインに使っているのは、WesternDigital製の2Tbが多く、ほぼすべて5400rpmに落ち着いている。この程度の容量が、ほどよい、と思っている。

 

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  ところが、この2Tbモノが、ここ数ヶ月、ジャンク屋さんから消えてしまった!

 現在、3Tbや4TbのHDDも低廉化し始めている。1万円以下で新品が手に入ることもある。が、このクラスは、なかなかジャンク屋さんには出てこない。
 ジャンク屋さんのお兄ちゃんの話だと、バルクHDDの出所は企業内のリースPCの切り替えイベントにあり、2~3年ほどのサイクルで大量の中古HDDが流れ出してくるのだそうだ。ただ、3Tbや4TbのHDDは価格が高いことと事業用PCにそこまでの容量は望まれていないことから使われていない。そのため、リース切り替え期になっても流れてこないのが実情のようだ。最近のリース切り替え時に湧いて出てくるHDDの主流は、500Gb~1Tbなのだそうだ。Mが好んで使っている2Tbクラスも、事業用PCにはまず使われていなかったのだと聞いた。

 では、Mがしばらく前までちょくちょく入手していた中古2Tbはどこから出てきたのだろう。お兄ちゃんたちの話からすると、ゲーミングPCでは2Tbクラスがよく使われたという。その手のPCユーザーは、HDDが大容量化すると素早くHDDを交換して大容量化を図る。だとすると、3年前くらいから去年までは、どうやらその時期に当たっていて3Tb→4Tbという容量アップの流れの中で、それまで主流だった2Tbモノが中古市場に流れてきたのではないかと想像している。
 ところが、ゲーミングPCの主要記憶媒体は、もはやHDDからSSDに主流が移っている。読み書きの速度が格段に高くなったので、処理速度が勝負のゲーム機にとって、もはやメインの記憶媒体はHDDではなくSSDになってしまったのだ。
 データ保存用に大容量のHDDを使うことはあっても、1~2Tb程度ならSSDが起動ディスクとして使えるようになった。もはや起動ディクスとしてのHDDは不要の時代になってしまったのだ。中途半端な大容量2Tb程度のモノは、見向きもされていないのだろう。
 きっとこれも、2TbクラスのHDDが中古市場から消えた要因だろうと想像している。

 ジャンク屋さんのHDD箱を賑わしているのは、現在1TbクラスのHDDだ。どうやら、業務用デスクトップPCの主流は、1Tbらしい。

 作業的に、大き過ぎず、小さ過ぎず、ちょうど良い容量だったのだが、2Tb HDDの追加獲得は諦めざるを得ないようだ。手持ちの14台を、労りながら 長く、なが~~く 使うしかない。

異形にビックリ 浅草橋マロニエ通り

Mです。

 総武線浅草橋駅の東口を出て、江戸通り(国道6号)を浅草方面に歩くと、銀行が対面している十字路がある。江戸通りと交差する都道を西に折れると、道の両側に大きめの葉を付けた街路樹が続く。そのまま歩いて、しばらく行くと再び太めの道路と交差するのだが、同じ樹が今度は南北にも分かれてしばらく続く。そして、これらの通りが、マロニエ通り、と呼ばれているのだと知った。
 パリのシャンゼリゼ通りの街路樹としてシャンソンにも現れる、あのマロニエである。 

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  ↑ パリのマロニエ並木 Wikiさんより拝借


 マロニエの葉の形状は、サイズこそ小さめだが、日本のトチノキによく似ている。木肌はややひび割れが細かいが、見た目はトチノキと近い。さもありなん、日本名はセイヨウトチノキである。 

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 今年もコロナ禍で中止になってしまったのだが、この通りでは「マロニエ祭り」という催しがあり、マロニエの花の咲く頃、賑やかに行われるのだという。稼ぎ時のゴールデンウィークを日本中が棒に振ってしまった緊急事態宣言のなか、通りの樹々には、巫女さんが振る神楽鈴のように咲く赤と白の花が、こんもりとした葉の間から花柄を伸ばしていた。所々に「マロニエ祭り」と印刷されたビニル提灯が吊されていた場所もあったが、残念ながら、中止が決まって早々と撤収されてしまった。

 ところでこのマロニエ、通りを歩いていて気づいたのだが、幹に妙な特徴があった。段つなぎしたような特異な格好をしているのである。

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 段つなぎの様相と程度は樹によって違うのだが、左上写真のように、根本付近で全く違う太さのつなぎ目になっていたり、中上写真のように、だいぶ上の位置で上下で太さの異なるつなぎ目が見えたり、いろいろなのだ。なかには、右上写真のように、太さがほとんど変わらずに、目立たない継ぎ線の上下で木肌が違っているものもある。いずれにしても、100%接ぎ木された樹木なのだとわかる。そして、段々になってしまっている樹の割合がかなり高い、というのが気になった。

 調べてみたら、マロニエ(=セイヨウトチノキ)は、日本の風土に合わず育ちにくいのだという。そのため、病害にも強い日本のトチノキを台木にして、接ぎ木をして育てている。その結果が、マロニエ通りの段つなぎ街路樹になったわけである。

 とはいえ、どんな時期に接ぎ木をしているのだろう。

 普通は、まだ樹がまだごく若い時期に台木の根元近くで切り、そこに接ぎ穂を差し込んで癒着させる。台木の太さに対して接ぎ穂は必ず細くなるのだが、癒着して生長するにつれて接ぎ穂の太さがどんどん増していき、大きな樹になる頃には継ぎ目はわかるものの、ほとんど一体化した幹に見えることが多い、と思っていた。上手くいくと、右上写真の様な感じになるのである。
 そう考えると、このマロニエ通りのように、明らかに太さの違う接ぎ部分がわかるものが沢山あるというのは、意外だったのである。

 なぜこんな異様な形になるものが多いのか?

 苗木とは言えないほど太くなってしまったトチノキを台木にして接いだとか、何か特殊な理由があったのだと思う。
 生産者側からすると、マロニエの需要に合わせてガンガン接ぎ木を行ったものの、幹の太さが段々になってしまったとか、曲がってしまったとかで価値の低い樹も出来てしまうが、数を求められれば、ユーザー側の了承を得た上でそれらも売ってしまった・・・ 
そんなことなのかもしれない。

 それにしても、植物という生き物の寛容さには、常々驚かされる。近縁とはいえ、別個体と完全融合して生長できる強さには、感動すら覚える。
 およそ5億年前に誕生した原始植物からどんどん種を分けて増えてきた植物たちは、大隕石衝突で絶滅したとされている恐竜時代の大異変もなんのその、現在に至るまで遙か昔の姿のまま生き延びてきている。以前触れたセコイアなどは、3億年前から地球上に生き続けている。植物界のラチメリア(シーラカンス)である。

www.yakuzaishi-y-co.work

 温暖化が急速に進んでヒトが滅びてしまっても、植物たちは平気の平左で生き続けるに違いない。なにしろ、光と水と空気さえあれば生きていける。
 羨ましい限りである。