理系夫婦Y子とMの昭和から令和まで

都内で働く薬剤師Y子と、パソコン・DIY・生物などに詳しい理系の夫M。昭和30年代から今日までの実体験に最新の情報を加え、多くの方々、特に子育て・孫育て世代の皆様のお役に立つことを願いつつ発信する夫婦(めおと)ブログです。

G-shock型SSD 速度アップで早くも2代目!

Mです。

 3ヶ月ほど前に、これいいなぁ、と思って取り上げたI・O DATA(アイ・オー・データ)さんの携帯用SSDが、短期間に性能アップして再登場すると発表された。

型番SSPH-UT が、SSPH-UA になって新登場となる。7月末発売だという。

    初代 UT     ⇒    2代目 UA ・・・見た目は、同じ。

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 転送速度が読み書きとも初代UTシリーズに比べて3割ほど速くなった。読み込み速度で比較したとき、初代が約350MB/sであるのに対して、2代目は約440MB/s。もちろん、全く同じ条件での比較である。

 上の写真のように、見た目は変わらないが、若干重くなって(55g→61g)価格は初代の7月10日価格から1,000円ほどアップし、480GBタイプが11,700円、960BGタイプが20,100円とのこと。初代にあった240GBタイプは2代目にはラインアップしなかった。どうせ買うなら大きいほうに人気があったのだろう。

 大容量記憶装置ということで見ると、1TB(1000GB)クラスのHDDが、性能差無視で現状5,000円から10,000円の間にいる。だから、大容量記憶装置として比べると、およそ2倍の価格といった感じだ。持ち運びが容易で、落としたくらいじゃ壊れない、という安心感がこの価格差なら選択の意味は大いにアリだと思う。

 また、ポータブルの代表格USBメモリーと比べると、同じUSB3.0規格で1TBは数えるほどしか無くおよそ70,000円で売られているから、それに比べれば格安ということになる。なにしろUSB3.0モリーは512GBでも30,000円台だから、SSPH-UAの480GBタイプが12,000円以下というのは、お得感が大きいのである。

   ↓ キングストンさんの1TB USB  およそ7万円なり 

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 USBメモリーが極小のからだに半導体を詰め込んでいるのに対して、ポータブルとはいえ、SSDは熱的にずっと有利なサイズで構わないから出来る設計価格なのだろう。

 両者はその用途が明らかに異なっていて、USBメモリーはいつでもどこでも使えるサイズが最大のメリットだから、それほど大容量は要らない。一方、SSDは持ち歩けると便利とはいってもあくまでも大容量のデータ保管、移動をかなえてくれる記憶装置そのもの、といった意味合いが強い。対ショック性まで言い切るのは、回転ディスク型記憶装置の弱点を克服したという意思表示で、新しい世界なのだと捉えたい。

 たった3ヶ月で3割の能力アップを図ったということは、それなりの経費をかけても良いと判断したからにちがいない。当初のもくろみ通り、あるいはそれ以上に初代の売れ行きが良かったのだろう。何をどう変えたのか知らないが、転送速度3割アップというのは、規格が同じモノどうしではそう簡単ではないと思う。基板のプリントサイズ、導線組成など、それなりにコストをかけて改造したのだと想像する。

 転送速度アップは、この装置が、外部記憶装置としてゲームマシンでも多く使われ出したことに関係しているのかも知れない。ゲーマーさんたちはマシンの速度アップに情熱を注いでいる。彼らのアイテムとして用いられ出したのだったら、速度アップは避けて通れない。いや、それなくしてこの先の展開はおぼつかない、ということになる。

 ゲーマーさんたちとはかなり違った世界にいるMだけれど、それでも外部記憶装置として「速くて 丈夫で ポケットにポン」は、魅力的だ。

 どれどれ、月末は秋葉原の新品屋さんを偵察だな。

 

 

ブランドものケース さすがです!

Mです。

 ファッションのブランドものには全く興味のないMだが、PCのブランドものには見るべきモノがあると、常々思っている。メーカーの意地が込められていると思うのだ。

 一月ほど前、打ち合わせで神田を訪れた帰り道、ちょっと欲しい部材を求めて秋葉原ジャンク街をうろうろ。何軒かの店をながしてUSB3.0用の増設カードを探した。よく行く店の100円箱を掻き回していておあつらえ向きのモノを発見。基板が痛んでいない同製品が2枚あったので購入決定。仕事用のマシンに使うために買いに来たから、一枚余るものはどのPCに使おうか、と考えながらレジに並んだ。この店で客が3人もレジに並ぶなんてことは珍しい。何か面白いモノを売っていて、それ狙いに人が集まっているのかと思って前の2人の買い物を見てみたが、どちらもメモリーだったから掘り出し物狙いということではなかったらしい。

 自分の番になって216円也を支払い、出口に向かおうとしたときにあれ?と気になる色かたちのモノが目に入った。

 入り口脇の窪地のような隙間にゴロゴロと箱が積み重なっていて、てっぺんに黒々としたつや消しのやや大きなデスクトップ・ケースが載っていた。正面に ∞ マーク。おやおや、富士通さんのマシン用ケースではないか。

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 明らかに大きめのタワーPCサイズ。スッキリした前面グリルに3.5インチベイと5インチベイが二つずつ付いていて、その下の中間帯にUSBコネクタ×4、マイク、イヤホンの各3.5φジャックがある。その下は、昔のコンボイトラックのフロントグリルのような細かい横縞の通気パネルが付いている。

 ほとんど黒だらけで、電源スイッチあたりにだけ赤いアクセントが付いている精悍な顔立ちのケースである。なんだか、グッと来る。左上に小さくホワイトレターでCELSIUSとある。

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 あれれ?この名前は確かビジネス用ワークステーションのシリーズ名だったような、と思ってお兄ちゃんに聞いてみたら、当たっていた。

 しばらく前にIntelさんのサーバー用CPUで有名なXeonジーオン)を積んで高性能を謳っていたシリーズ名だ。お兄ちゃん曰く。先週数十台出回ったので10台仕入れて500円で売っているという。見ると、積み上げてある山はビニルに覆われた4台とその上に載せた見せ物用の裸の1台。

 結構いい箱ですねぇ、500円は安い、と言うと、初日に5台売れたがそれ以降は動かないという。その理由は、バックパネルが特殊なので一般のマザーボードだとコネクタパネルが付けられないのだ、とのこと。最初の5台はサッと売れたが、そのあとで買い戻して欲しいという電話もあったのだとか。(もちろんNGだったはず)

 使おうとして、あとからバックパネルの特殊さに気付いたらしい。見た目もいいし、メーカーモノだし、500円ならと初日は動いた、というところだろう。

 せっかくだから良く観てやろうと近づいた。サイドパネルを空けてもいいよ、というので空けてみると、ものすごくスッキリとまとまったレイアウト。HD収納庫は予めSATAケーブルと電源ケーブルが備え付けになっていて、HDを前面から横縦にして4列差し込みすればよいだけ。ケーブル類はとりまとめて壁に束ねてあるから、マザーボードが来たら差し込めば良いだけ。しかも、120mm型の大型ファンがHD庫裏、前壁下、電源ユニット下に、特殊ケースに入れて装着されている。

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 実にスマートで合理的な設計に感服。どれどれ、問題のバックパネルはどうかと見れば、なるほど、マザーボードが特殊設計だったのだろう、普通のマザーボードの背面コネクタ一とはだいぶ異なる位置にコネクタ窓が空いている。しかも、パンチ鉄板に直接穴あけしているので変更不可。これでは、まちがった、と返品したくもなろう。

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 が、Mは、そんなことはどうでも良い。鉄のパンチ板なんか、パンチ部分をニッパーで切り飛ばして金鋸さえ差し込んでしまえば、あとは力勝負。30分もあれば好みの位置にバックパネルを取り付けられるように出来ると踏んだ。とにかく、設計がエクセレントな箱なのだ。これまで試したことのないタイプで腕が鳴る。

 結局、でかい箱を2台持ち帰ることとなった。

 その後、箱のひとつはだいぶ前に入手していたIntelさんの初期Core i7(model 960)を使って、Win10マシンに仕立てて稼働中である。

  ↓ バックパネルは、こんな風に切り抜いて仕立て直した

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 使ってみてとにかく驚いたのは、庫内のエアフロウを実に上手く管理していることだ。オフィス用のワークステーションだから機能優先なのだろうか120mmファン3基のパワーはものすごく、さすがに音に閉口して同サイズの静粛タイプに交換して風量を抑えたが、それでも全く排熱の心配は無さそうだ。実に快適に動いてくれている。

 ところでひとつだけ疑問がある。サイドパネルの施錠装置だ。

 PCにイタズラされるのを避けると考えると、ちょっとオカシイのだ。この箱は、HD庫が差し込み式で、前面パネルを外すと抜き差しできてしまう。つまり、サイドパネルを空けなくても、HDを取り出すことが出来るのだ。

 ↓ こんな風にHD庫が前から差し込み式になっている。便利さ極上!

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 普通、PCの肝はHDに収めているデータのはずだ。なのに、カギを付けているサイドパネルを開けるかどうかと関係ない場所にHDがあるのはなぜなのだろう。もしかして、高性能CPUとメモリーモジュールの方が価値が高いと考えていたのだろうか?

 謎である。

 はてさて、もう一つの箱はどうしようかと、いま算段中である。
 元々はXeon仕様のワークステーション。ちょっと昔の資料を見たら安いものでも35万円以上したようなのだ。

 手持ちのXeonが2コほどあるから、久しぶりにプチ・サーバーでも仕立ててみようかな、と思っている。

グーグルアドセンス(Google AdSense)審査、合格までの長い道のり 

薬剤師Y子です。

Google AdSenseの審査に、やっと合格しました!

 

「ようこそ!設定を完了して利用を開始しましょう」というメールがGoogle AdSenseさんから届いたのは、今年2019年の3/10のこと。

そのまま順調に進むだろうと思っていたら、これが大間違い。

 

悪戦苦闘の末、ようやく「お客様のサイトで AdSense 広告を配信する準備が整いました」というメールをゲットしたのが、7/3。

その間に「アカウントの承認を受けるには、問題を解消していただく必要がございます」メールを、なんと8通も受け取りました。

 

この約4ヶ月間の道のりについて、忘れないうちに記録しておきたいと思います。

実は、もう詳細に関しては少しずつ忘れてしまっているのですが。

自らの「老い」に対処するためには「記録」が必須ですね!

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還暦を過ぎた私たち夫婦がブログを始めた理由は、主に2つの「欲」を満たすためです。

1.それなりに長く生きてきた自分たちの経験を書き綴って他人様(ひとさま)に読んでいただけたら嬉しい、という「表現欲」。

2.今は2人とも「元気な労働者」だけれど、そう遠くない将来、今と同じようには働けなくなる日が来るだろうから、その時のために新たな収入源を確保しておきたい、という「金銭欲」。

表現の自由」を謳歌しながら収入を得ることが出来たら、きっと老後の生活も楽しくなるだろう、と思ったわけです。

 

最初は私、薬剤師Y子が一人で、はてなブログの無料版に記事を書き始めました。

そして「時間があったらパソコンに向かってブログ記事を書く」というのが面白くなり「これなら続けられそうだ!」と感じたので、有料版への移行、独自ドメインの取得など、ちょっと面倒な作業に取り組みました。

同時に「一人で書き続けるより、夫Mも誘って夫婦ブログという形にした方が楽しめそうだ」とも感じたので、そのことをMに伝えてみました。すると、Mには書きたいことが沢山あったようで、私の3~4倍ものスピードで記事を書くようになりました。

 

アドセンス審査合格に関してブログに記事を書いている他の方々の見解を参考にして、この記事の冒頭にある「ようこそ!設定を完了して利用を開始しましょう」というメールをGoogle AdSenseさんから受信した3/10に、1回目の審査リクエストをしました。

すると、わずか2時間程度で「不合格」のメールが届き、そこには「複数のポリシー違反」と書かれていたのですが、どこをどう改善すれば良いのか全然わかりません。

そこで、また他の方々の見解を探るため、しばしネットサーフィン。

「薬剤師として薬や健康食品について書いた記事がマズイのかも知れない」という、今にして思えば全く見当違いの「結論」に達してしまい、いくつかの記事を隠した(「下書き」に戻した)上で、その日のうちに再審査をリクエストしてみました。 

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しかし、翌日の 3/11、前日と全く同じような不合格メールが届きます。

アドセンスさんからのメッセージを繰り返し読んでも、やっぱり不合格の理由は不明です。再びネットの海に出て、サーフィンすることになりました。

自分なりに納得できるまで手直しをして「これでどうでしょう?」と再審査をリクエストし、不合格メールを受け取る、というのを、3/13、4/14(いずれも、不合格メールが届いた日付)と繰り返しているうちにテンションが下がってきて大好きな「パソコンに向かう時間」を楽しめなくなってきたので、短期決戦は諦め、長期戦を覚悟しました。

 

4/14 にアドセンスさんから受け取ったメッセージには

「お客様のサイト(http://www.yakuzaishi-y-co.work)で複数のポリシー違反が確認されたため、サイトを承認できません」
に続いて
「価値の低い広告枠: コンテンツが存在しない

AdSense のプログラム ポリシーに記載されているとおり、ユーザーにとって価値がほとんどないページやアプリ、または広告の比率が高すぎるページやアプリには、修正が行われるまでGoogle 広告が表示されません。これには、広告配信専用のページや、コンテンツが存在しないページやアプリが含まれます」
と書かれていました。

アドセンスさんが広告を貼るための「より良い広告ボード」を提供するには、また先輩たちの見解を読まなくてはなりません。ネットサーフィンの再開です。

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ネットの海で溺れそうになったり、鼻から海水が入って痛い思いをしたり、サーフボードを持って海に向かっている間に気が変わって引き返したりしながら、なんとか「不合格の理由は、これだ!」と気づいた(ような気がした)のが、4月の末。ああ不調法な薬剤師Y子。
なんと、この頃まで、ちゃんとした「プライバシーポリシー」を載せていなかったのです。

幸いなことに「これをコピペして使っていいよ。自分用に加筆修正してね。」と言ってくれている素晴らしい先輩たちを何人も見つけることが出来たので、お言葉に甘えました。


「これで完璧だろう、今度こそ合格でしょ?」とアドセンスさんに再審査をリクエストしたのですが、お返事のメールは「アカウントの承認を受けるには、問題を解消していただく必要がございます」という見慣れたもの。

 

これだけ何度も身支度を整えて「お付き合いしたいです」と告白してるのに毎回フラレていると、ご縁がないのかな、別の相手を探した方が良いのかも知れないな、という気になります。
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この頃の私は「アドセンス以外で稼げるクリック型広告」というような記事も、よく読んでいました。でも、そのことを夫Mに相談すると「いや、アドセンスの方が良い」という一貫した返事。しかも常に即答だったので「よそ見をせず、この道を真っ直ぐ前に進もう」と思い直しました。

 

5月の中頃、「次の4つを済ませたら、また再審査をリクエストしよう」と決めました。

1. 記事内に企業名が入っている時は削除する

2. コピペ・チェック・ツールを使って、チェックする
3. アフィリエイトリンクを全て外す
4. 画像は「自分で撮った写真」か「フリー素材」にする

決めるのは簡単でしたが、仕事を終えて帰宅して食事と歯磨きと雑用を済ませると眠くなってしまい、作業は遅々として進みません。上記の4つを大体(「完全に」ではありません)終えて、6月の上旬に何度目かの再審査をリクエストしました。

今度は今までと違い「コードが見つからない」的なダメ出し。
はてなブログ利用の他の人のブログから「サイトマップをグーグルサーチコンソールに登録していないのが原因らしい」と分かったので、その登録を済ませてから申請したところ

「コードが見つかりました。これで、アカウントを有効にする処理を開始できます。

この処理は通常1 日足らずで終わりますが、もっと長くかかる場合もあります。
すべての準備が整った時点でメールでお知らせいたします。」

と表示されました。

 

「やった! 今度こそ合格メールが来るはず!」と期待していましたが、非情にも、またまた「問題を解消していただく必要がございます」メールが届き、必然的にネットサーフィンの日々に突入。そして今度は「お問い合わせフォーム」がないからダメなんだ、と気づきました。

 

私は「プライバシーポリシー」を1つの記事として掲載し、それだけを独立したカテゴリーにしてあったので、その過去記事の最後に「お問い合わせフォーム」を付け加えた上でカテゴリーの名称も変更し、最後の申請をしました。 

www.yakuzaishi-y-co.work

 

そして、7/3。「お客様のサイトで AdSense 広告を配信する準備が整いました」という待ちに待ったメールが、やっと届きました。

不器用な私の経験。お恥ずかしい内容ですが、見知らぬ誰かのお役に立つことを祈りつつ、ここに記載しておきます。

Windows10にしないと!と焦る人に

Mです。

 Windows7のサポートが今年いっぱいで終わるので、Win7マシンで仕事していると週一くらいでサポート終わるぞ! 10にアップグレードしてあげるぞ! という、ご親切なメッセージが来る。本家Microsofさんばかりか、見たことも聞いたこともない名前のサービス会社からも、たびたび来るからいささかウンザリしている。

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 2016年に、Windows7以降から10への無償アップグレードが期間限定で行われた。

 ところが、本当のことをいえば、今でも自分でアップグレードは可能なのだ。Win7以降を使っているユーザーなら、今でもMicrosoftさんがアップグレードできるツールを提供していてくれるから、昨年のバージョンでなら自分でアップグレードできる。通信状況がちゃんとしていないと、けつまずいて途中で止まってしまうということもあるが、少なくとも有線のADSLグレードでもちゃんと入手できる。


Windows10 Ver.1809がそれである。(最新は今年5月のVer.1903)

Mirosoftさんのサポートページを探ると、
  リリース日:2018年11月13日
  バージョン:Windows 10, version 1809,
        Windows Server, version 1809,
        and Windows Server 2019
ということで、ちゃんと提供されている。しかも、実行ファイルで提供されているので、ダウンロード後にクリックすれば普通に作業している間に、Win7が10にアップグレードできるというありがたいお話。アップグレード後は、作業しながらWindows Updateで更新プログラムをドンドンダウンロードしていけば、半日くらいで最新バージョンまで持ってこられる。

 興味のある方は、MediaCreationTool というタームで探してみてください。
使い方を説明してくれているサイトもたくさんありますので、ついでにそちらもご覧になると良いかと。

 だだ、注意すべき点もあるので、無理はしないように。

 つまり、あなたのマシンはWin10を載せて大丈夫か、ということ。

 軽自動車にトレーラートラックのエンジンが載らないように、Win10が働けるだけの装備がそろっていないと、載せ替えるだけでは使い物にならない、という点に注意が必要なのだ。

 第一点が、CPUの能力。今まで以上の演算を短時間にこなさなければならないので、非力なCPUだと思うように動けない。.実際のところ、IntelさんのCPUでいえば、いにしえのPen4レベルが乗っているマシンを使おうというのはやめた方が良い。せいぜい、QuadCore以降のCPUでないと難しいだろう。Core iシリーズならば大丈夫、といったところだろう。AMDさんのCPUが好みの方なら、Athron XPは難しい。Phenom系以降ならぜったい大丈夫、といったところだろう。これは、実際に自分のマシンで試してみた感触だから自信がある見解だ。Note PCについては、Mは関心がないのでわかりません。基本は通じると思いますが。

 このCPU選択はメモリーの規格にも深く関わっているわけで、メモリーの規格の側から見ると、DDR2時代でどうにかなるものの、やはりDDR3以降のメモリーになっているマシンでないと、Win10は重荷になる。

 CPUとメモリーは、基本的にマザーボードの構成の基本要素で、これらの組み合わせで情報処理スピードが決まってくる。つまり、Win7以降から10にアップグレード可能といっていること自体が、Win7がスムーズに動く環境が最低限、ということを示しているのだ。そう考えると、Win7が十分に働けるマザーボードは、上で述べたようなCPUとメモリーの規格で作られている、ということの裏返しでもある。

 

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 そしてもう一点、OSは32ビットだとまずい。
 なぜならば、Win10は、OSが動くだけでも最低で2GB の物理メモリーを必要とする。しかも、アプリケーションを動かし始めるとあっという間にプラス2GB以上必要となるから、Win10駆動には最低4GBのメモリーが必要、ということだ。
 ところが、32ビットOSは、マザーボードに4GBを超えるメモリーを挿しても最大4GBしか認識できない。だから、Win10は苦しくなってしまうのだ。動かないことはないが、思ったように働けない事態に陥る。Win10を働かせるに足るCPUとメモリーを載せていても、作業場が狭いのでうまく動きまわれないのである。
 Win7に変えた当時、まだアプリがほとんど32ビットの時代だったので、32ビット版のWin7を選んで使っている人がかなりいるはずだ。残念ながら、Win10へのアップグレードを望む場合には、Win7自体を64ビット版に変えてからの方が良いと思う。あるいは、あきらめてWin10正規版を購入した方が早いかも知れない。

 

 それにしても、Mirosoftさんは、なぜWindows10の無償アップグレードを密かに続けてくれているのか? それは、以下のような流れの中で、これから先のユーザーを離さないでおきたいということなのだろう、と想像している。
 その流れというのは・・・

 

 Mirosoftさんは、ゲイツさんの時代からOSを次々と進化させることで、PCというハードのグレードアップを促してIT世界を突き動かしてきた。3年とか、5年でOSが刷新されてはPC新時代が訪れる、という、ユーザーから見ると「またかよ!」を繰り返しては収益を上げてきたのである。能力アップさせることで作業効率がどんどん上がり、世の中の技術革新を支えてきたのだから、儲かって当然。決して悪いことなどではなかった。むしろ、仕事の効率アップの点で、Mは感謝しているユーザーの一人である。

 

 ところが、2007年にアップルさんがiPhoneを世に出して世界が変わった。

 PCにとらわれない新しいIT時代を創り出し、モバイル機器の発展が驚くほどの速度で進んできた。デカくて難しい操作が必要なPCは、一般の人々が使わなくても済む時代になって来たのである。そんななかで、PCといえばすぐ思いついたIBMCompaqGatewayなどという大手PCメーカーは撤退や吸収合併でいなくなってしまった。マシン販売だけでなく周辺機器や運用システムの提供という複合的なサービスを行っている企業だけが、いまでも独自ブランドのPCを作り続けているのだ。

 なにしろ、大学の卒論をスマホで作って提出できる時代だ。40年前に学生だった我々からは嘘のような話が現実なのだ。

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 そういう時代になると、PCの性能も革新的な変化は起こりえないほどの高みに到達してしまっている。だから、もはやOSを買い換えてもらうことで企業収益を確保できる見通しはない。Microsoftさんの現CEO(2014年2月就任)のナデラ氏は、Windowsナンバーを次々と変えて新たな収益源としてきたこれまでの方針をやめると公表した。Windows10を最後のナンバーにして、様々な機器に通じる基本OSとしての基盤を確保しながら、それを利用する人々へのサービスを多様化させて新たなニーズを獲得する、という方向性を示している。残念ながら、Mは末端ユーザーとしてはあまり多様性を求めていないので、ナデラ氏の期待には添えないかも知れない。でも、その構想は間違っていないだろう。

 

 以前、世界のSONYと呼ばれて世界中のオーディオ&ヴィジュアル機器界を席巻していたハード屋さんが、それだけでは恒久的な事業構築ができずにソフト産業に活路を求めたように、PCと一体になっているOSだけでは、世界が限られてしまう。むしろ、アップルさんが独自OSをベースにユーザーのニーズを掘り起こしては新しい波を作り出してきたように、普及率では群を抜いているWindowsというOSを基盤として、Win10の更新は無償にしてしまうことで顧客を確保し、そのさらなる進化には新しいハードやソフトをセットで提供していく、というスタイルに変えようというのだろう。

 

 そんな世の中の流れを知っても、MにとってはPCはやっぱり頼れる道具であり相棒である。
 だから、Mirosoftさんには、これからもがんばっていただきたいと思うのである。たぶん、どこかで金銭的にもMirosoftさんに貢献しているだろうから。

辛さ つながり;COCO壱番屋 おそるべし!

Mです。

 辛いもの好き、というか、辛さを足して食べることを好む者として、疑問に思っていることをひとつ。

 激辛ブームがあった、というか今でも時々耳にするのだが、あれは、辛さに耐える挑戦なのだろうか。

 ”辛くても旨い” ものや、”辛いから旨い” ものがあるのは確かだが、それらはどんどん辛くすれば旨くなるというものではないはずだ、と思う。激辛挑戦は、味がわからないと言いながらただ辛みに耐えているだけで、何がしたいのか判らん、というのが感想。


 七味やコショーをかけるのは、その料理がまず旨いことが前提で、それを更に自分好みの味に変えたいがための行為だ。不味いから辛さで誤魔化そうというのではない。不味いものは、辛さを足そうとハナから不味いのだから、七味をかけようがコショーを足そうが無駄なのである。Mは、そんな対象に無駄にコショーをかけることはしない。もちろん、食べ物を残すことはしたくないからたとえ不味くても完食はするけれど・・・

  そもそも、辛さに対する感受性は個体毎に大きく異なっていて、ほんのちょっとの唐辛子粉が入っているだけで料理の味がわからなくなってしまう人もいれば、その刺激がたまらなく好きだという人もいる。後者は、さらに辛くすればもっと美味しい、と唐辛子を加えて笑みを浮かべる、なんて光景も浮かんでくる。つまり、辛さの感受性が高い人はピリリとした辛さで充分なのだから、全体のバランスを考えれば唐辛子控えめで調理して貰えばよいし、感受性の鈍い、というか耐性の高い人は、バランスを考えながら辛み増強を頼めばよい。基本は、辛さを食べるのではない、というところがいちばん重要だろう。

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  だから、辛さを足したいというタイプの人は、どんな辛さを足すべきかをいつも考えていて、それを実践してきているはず。辛さが苦手な人には理解できない楽しみ方がそこにある、というだけのことで、何も特殊なことではないと思う。

  そんな辛さのステップアップサービスが、ラーメン屋やカレー屋にあることはよく耳にする。× × 倍の激辛、とか書いてある。それが、味全体のバランスをちゃんと考えている辛さなのかどうかが重要だと思うが、そのあたりの論評はあまり見かけない。

  その点、つい最近になって初体験したカレー屋さん”COCO壱番屋”は、なかなかの技巧派だと感心している。

 

 名前はだいぶ前から聞いていたような気がするし、田舎でも都会でも所々で目にしていたが、わざわざカレー屋に入るのもなぁ、どうせカレーだろう?という気がして、一度も入ったことがなかった。ひょんなことから同行者の勧めで入ってみたのだが、味のバランスを崩さないで辛くしていく技術に感心し、唸った!

 ココイチと呼ばれていてかなりの厚いファン層を持っている店だと知ったのも今年になってから。そういう方々のブログなんかを眺めていたら、辛さは10段階で、5段階経験者でないとそれ以上の辛さは店側が許可しないと書いてあった。へえぇ~面白い、と思うと同時に、ウソだよそれ、と思わず口に出た。

 だって、初回にもかかわらず「一番辛いのください」って頼んで、現に10辛とやらを食べたのだから。

 

↓ COCO一番屋さんのメニューから拝借。この10辛をたのんだ。

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 たしかに、そう注文した時に店員さんが、「本当に大丈夫ですか?」と念を押すようなことは言ったが、「5辛を食べたことはありますか」とは聞かれなかった。相方が、「ホントに10辛いくんですか?」と聞いてきたが、My唐辛子を持ち歩いていることを知っている彼は笑って言っただけ。「問題ないと思います」と店員さんに答えると、厨房内でちょっとザワザワしたけれど、それ以上のことは起こらず、10辛とやらがしばらくしてやってきた。

  見た目は、相方の2辛と比べてけっこう黒い。粘性も高いのかルーが盛り上がって見えた。黒いということは、良くあるいい加減な激辛屋のように、ただただ唐辛子粉をつっこんでいるのとは違うのだと判った。しかも、香りはなかなか良い。これはただ辛みを加えているのではない、と感じてスプーンでひとすくい。ヒョイと口に放り込む。
 なかなかっ!!が、最初の印象。バランスが良いのだ。辛みは、というと、たしかに辛いが舌や咽頭部にしびれを起こすような辛さではない。むしろ、他の香味スパイスと良く混じり合った見事なハーモニー。2さじ、3さじ、と進んでも辛さでうまみがわからなくなることもない。ちゃんといろいろな味が広がっていく。相方がちょっと心配そうに見ていたが、何のことはない、絶え間なくスプーンを進めて数分で完食。

結論、旨かった、の一言、でした!

 食べ始めた頃、スタッフがチラチラ見ていることもわかったが、どうやら大丈夫そうだと安心したのだろう、途中から視線を感じなくなった。

 カレーというだけなら、ほかにもいろいろなコクのあるものを経験してきているが、coco壱番屋さんのカレーは、特別なコクとかを表に出してはいないものの、”バランスのとれた辛さ重視のブレンド”が上手だと思う。そういう点で、きっと上位クラスのカレー専門店なのだろうと感じた。

これからも、ときどき食べたくなってしまうかも知れない。

 そうそう、ココイチといえば、つい3日ほど前に、「ココイチ インド進出!」のニュースをどこかで見た。

 カレーの本場に殴り込むのか、と思ってしまうが、そもそも、日本で育った日本のカレーは、本場のカレーとは異質のモノだ。起源はもちろんインドなのだろうが、ジャポニカ種のもっちりした米に合うように工夫された、ジャパニーズ・カレーなのだ。インド進出の中心を担う三井物産さんのインド現地社員が、研修で日本滞在中に食べた「ココイチ カレー」が美味しかったと、帰国後に評判になったのだそうだ。いける、と判断したのがインド人スタッフの評価にあったのだという。

成功を期待したい。

 

 ところで、辛さのランクに1辛の ○ ○ 倍、とか表記してあるが、あれはいったいどういう倍率表現なのだろう。しかも、5倍、7倍、とか中途半端な倍率が連なっていて理解できない。
 そもそも、ヒトの味覚は、倍率表示できるようなものではなく、あるレベルまでいくと比較できなくなっていくから、○ ○ 倍とかいう表現はそぐわない。すごく辛いと、もうそのあとは辛みを加えても差が判らなくなるからである。

 それは、他の味覚でも同じことだ。
 せっかくだから、辛み成分△△%増量とか、比較できる具体的な表現にしないと意味がないと思うのだが、如何だろう。

 いきもの屋の常で、ちょっとゴネてみました。(笑々)

USBメモリーの価格が急落してるみたいだ!

Mです。

USBメモリーの価格低下が著しい! かもしれない。

 作業に使っているキーボードの反応がおかしくなってしまった。Dのキーが反応しない。結構使うキーなので放っておけない。近所まで打ち合わせで出向いたついでに、秋葉原に立ち寄ってで調達してきた。もちろんお兄ちゃんたちがたくさん集まるエリア。

 とはいえ、購入目的はさすがにジャンクではない。ジャンク屋さんで扱っている新品を物色。ちょっと時代遅れになったり、廃版になったものが一時期だけドッと流れてきては消えていく、というタイプの新品狙いである。そういう類の品物が得意な店に行くと、実にタイムリー。USB有線マウスが抱き合わせになった箱売りのUSBキーボードが3ヶ月保証付きでなんと880円。マウスなしでは500円の箱売りもあったが、せっかくだからマウス付きを購入した。

 とそのとき、レジ上にびっしりと吊り下げられている価格リストを眺めていたら、USBメモリーの価格が驚くほど下がっているのに気付いた。しっかりしたブランドものにもかかわらず、先月初めの価格の半分以下になっているではないか。32GBのフラッシュメモリー(○○disk製)が370円だって! ウソだろ~って思って、お兄ちゃんに聞いたら、先月末から一気に相場が下がったのだそうだ。何でなの、と聞いたが理由はただ、ダブついているらしい、というだけで本当のところは判らない。韓国への半導体、液晶原材料などの輸出厳格化を打ち出したことでいろいろ波紋が起こっているさなか、在庫をはたいてお金に換えてしまおうというのか。それとも、どんどん大容量化していくカード型メモリー市場に押されてUSB媒体が衰退しているのか? あるいはまた、Type-C規格が本格化していく流れの中で旧タイプのUSB規格は続かないと見てたたき売りに走っているのか。

 どうにも理解しがたいのである。

 ↓ 調べてみると、32GB USBメモリーの価格は最安値ものは昨年末既に底値状態で、平均価格もここ1ヶ月で急落していた。ブランドものも一気に下落したということだろう。(価格コムさんのデータを転載させていただきました)

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 ユーザーとしては、USB3.0グレードで十分使い勝手がよいから、安くなるのは ”結構毛だらけ” だが、ちょっと不思議な動きだ。

 Mが毎日使っている64GBのメモリー(3.0規格)は、2年前に結構安いと思って確か1200円で買ったものだ。ほかにも32GBタイプを2本使っているが、同時期にそちらは980円だったものだ。それが、いまは半分以下の価格。本当に、半導体業界の価格競争は熾烈だと思う。必ずしも旧式だから、などという理由ではないのにこの下落速度は驚くしかない。しかも、そのリストでは16GB以下の記載はすべて抹線で消されている。つまり、もう16GB以下は売れない、ということなのだ。きっとそれらの容量のメモリーは、間もなくどこかの店で100円箱に入って売られることになるのだろう、と予想している。

↓ 上が、今回370円で買った32GBモノ。下は愛用の当時1200円の64GB。

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 そもそも、文書やプレゼン資料などを持ち歩くのに重宝しているUSBメモリーの必要容量は、実際上32GBでも充分すぎるくらいだ。16GBだってDVDディスク4枚分ある。映像資料をふんだんに使ったって、それでも半分も使わないのだ。ということは、プレゼンなんかに使うための資料は、もうすぐ100円メモリーに案件毎に収納していけばいいことになりそうだ。

 それはそれで、とても便利。ディスクに番号を振って、案件と1対1対応させればよいから、複数案件を大容量のメモリーに混在させておく必要がなくなる。どこに入れたっけ、なんて慌てなくてすむ。

 ただ、記録媒体がどんどん進化して旧い物が使えなくなる、ということを何度も経験してきている爺さんとしては、どんどん安くなるアイテムは、一方で恐怖を呼び起こす。もしかして、これももうすぐ使えなくなるの? と思ってしまうわけである。当時とても重宝していたMOは、今や化石のような存在だ。

 が、USB規格はフロッピーやMOが無くなってしまったようなことにはならないと思っている。実に使いやすい仕組みでPC側のコネクタとして多用されているからである。Windowsの回復ディスクやBiosのアップデートにも標準的に利用されているという点も、捨て去られにくい方向にはたらくと思う。

 爆買いしても意味はないが、どこかで16GBや8GBクラスのUSB3.0規格が100円箱に入ってこないかな、とひそかに狙っているMである。

尺は2種類 なんでなの?

Mです。

またまた”物差し”つながり

差し金=矩金=曲尺・・・とあった中で、尺という長さの単位が現れる。

 この単位は、現在でも和裁の世界では使われているし、古老の大工さんに薫陶を受けていた人たちは、いまでも柱は ”4寸だぞ” とか尺貫法の表現を使っている。差し金も現在はJIS規格で寸表示はなくなっているものの、12センチ角とはいわずに4寸角と言った方がイメージしやすいのかも知れない。 そして、現実に使っている長さの単位は、ちゃんと製品として生き続けているものもある。 

  ↓ 寸目盛り付きのコンベックスもあるんだ!  

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 尺という長さの表し方は、やはり中国に起源を持っている。ただ、中国の尺は、開いた掌の親指から小指の先までの長さだったそうだ。それで基準になるのか?と疑問にもなるが、たとえばその時代の皇帝の掌を基準にして原器でもつくってしまえば、公認の長さになったのかも知れない。(そんな記載は見たことがないので完全な想像です。)

 中国とは全く別個に、ギリシャ時代には、肘から中指の先までを身体尺として使っていたというから、人がモノの長さをイメージするとき、自分の体の部分を使って大まかに計る、というのはごく自然だったのかも知れない。

 事実、Mはメジャーがないとき自分の右手を基準にして計ることがよくある。目一杯伸ばすと21.5cmとわかっているから、これでだいたい用が足りてしまうのである。

  そんな長さの単位である尺に、大工用の差し金(曲尺:かねじゃく)の尺と、和裁の物差し(鯨尺:くじらじゃく)の尺の2種類あるなんて、50代未満のほとんどは知らないのではあるまいか。

 大工さんの尺と、先ほど書いた和裁の尺とでは、同じ単位のようで実は違うのだ。曲尺の尺はおよそ30cmだが、鯨尺の1尺はおよそ38cm。実は、だいぶ違うのである。

ちなみに子ども時分のMが折って怒られたのは鯨尺だ。

  ↓ センチ目盛りと尺目盛りが振ってあるタイプの長いヤツ(3尺もの)を折った!

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 なぜそんな違いができたのかに興味があったのだが、ちょっと調べてみただけではわからなかった。継続調査中である。

  この両者の基準を決めたのは明治時代で、それまでの曲尺鯨尺メートル法に則って定義したということだけは確かだ。10/33メートルを曲尺の尺と決め、その1.25倍を鯨尺の尺と定義したのだという。そして、後者は反物(たんもの)の世界だけに認めるとした。

 ちなみに、鯨尺という名前は、もともと鯨の髭を素材にして裁縫の物差しを作ったことから来ている。江戸時代の捕鯨誌を見ると、有名な捕鯨地である土佐での捕獲対象はマッコウクジラセミクジラだったようだ。マッコウクジラは歯鯨だから、セミクジラの髭が鯨尺になったのだろう。

 そういえば、釣り竿も尺か間で長さを言い表していた。こちらは曲尺の基準で、竿の長さは2間とか、2間半とかで言い表していた(1間=6尺)。利根川中流域で釣りばっかりしていたMは、グラスファイバー製の2間半竿を買うのに、お年玉で買えると思っていたら、それでは足りず、ちょっと遠い街場までのお使いで駄賃を貰う約束を取り付け、何回もお使い働きをしてようやく目標額を獲得した、という経験がある。今の釣り竿はカーボンファイバーでだいぶ軽くなったが、ズッシリとした感触のグラスファイバー製が何とも懐かしい。 

  

  ほんとうに知りたかったのは尺の起源なのだが、こちらも、今のところギブアップ。あわせて継続調査中である。

 

 と、ここからはMの完全な想像なのだが・・・

 まず、鯨尺に関しては ”身体尺” に関係しているのだと思うが、どうだろう。

 鯨尺の場合、着物の寸法に使ったわけだから、たとえば誰か超大物(天皇?)の肘から手首までの距離を1尺と決めたとかではないのかと思う。

 そうすれば、袖丈は2尺でちょうど手首までとか、アナログ的に実に効率的に思える。ちなみに、肘から手首の前腕を構成する2本の骨のうち小指側のものを尺骨と呼ぶ。

 これは江戸時代に大槻玄沢さんという杉田玄白さんの弟子が、師の解体新書の続編を作った時に命名したのだそうだ。が、その理由はよくわからない。

 

 一方、曲尺の場合は家を作るための寸法なのだから、こういうのはどうだろう。

 まず、大柄な大人ふたりがすれ違える幅を家の間口にした。それを一間と決めた。からだを前から見れば頭と両肩で3部分。だから、一人分を3等分して、それを1尺にした。1間はその二人分だから1間=6尺。と思うわけ。ついでに、これが基準になると、身の丈6尺の偉丈夫でも、横になれば3尺×6尺の長方形で収まるから、それを畳の基準単位に、なんてことではないのかなぁ、と想像するのである。

 

えっ、間尺に合わない?
こりゃ、失礼いたしましたぁ~~~(笑)