理系夫婦Y子とMの昭和から令和まで

都内で働く薬剤師Y子と、パソコン・DIY・生物などに詳しい理系の夫M。昭和30年代から今日までの実体験に最新の情報を加え、多くの方々、特に子育て・孫育て世代の皆様のお役に立つことを願いつつ発信する夫婦(めおと)ブログです。

チャリ前輪 片減りの謎!

Mです。
今回は、かなり些末なことでお目を煩わせることを、最初におことわりしておく。

 愛用のチャリで走っている時、前輪タイヤの左側が右側よりも減っていることに気づいたことから、その理由を考えてみた、というお話。


 Mは、都内を、ほぼ毎日チャリで移動する。その距離は日によって大きく違い、短い時は4Km程度。多い日だと30Kmくらい走る。砂利道などあるわけもないから、都内のチャリは至極便利。電車の移動よりも確実に早い。なにしろ、目的地に直行出来るので、ムダがない。

 そんなチャリで走り回っていて信号で停止した際、ちょうど道路の白線の上に前輪がのっていた。前かごの隙間からタイヤの輪郭が見える。そのとき、おやっと感じた。よく見ると、中心線より少し右側には溝がいくらか残っているのに、左側の同じ位置はツルンとしている。(写真がショボいけれど、下がその様子)

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 作為的にするつもりはないが、画面上の輪郭を線でプロットしたら、下のような感じになった。矢印の部分が、白線に浮かんだタイヤのシルエットで首をかしげた場所である。

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 極端ではないが、右にへこみがあるのは判っていただけると思うのだ。

 このチャリは、もう10年くらい乗り続けているから、後輪はすり減って中央が平らになっていて溝は全くない。もう少しでゴムが終わってビードが出てきそうなくらいだ。一方の前輪は、さすがに駆動輪ではないので摩擦の度合いがだいぶ小さい。最初の溝模様がとりあえずは残っている。ただ、進行方向右側のトレッドパターンははっきりしているが、左側は中心寄りがだいぶ不明瞭になっている。
 この差が、疑問だったのだ。

 都内の大通りは、車道左側に狭いながらも自転車走行レーンを設けてくれている。
歩道を思いっきり漕いで走るのは危険だから、このレーンのあるなしに拘わらず、基本的にMは車道走行である。もちろん、左側を走る。
 舗装路面は、排水効果を保たせるために必ずセンターライン位置が最も高く、両側に徐々に低くなっている。だから、左側を走るときは、路肩のコンクリート製排水帯はもちろんのこと、必ず右が高い傾斜面だ。ということは、垂直に立ち上がった姿勢で自転車が走っているのだから、タイヤの断面で考えると、進行方向右側がいつも斜面の高い側と接していることになる。そうだとすると、タイヤの右側がより地面を強く押しつけている。これは、摩擦でゴムが減るという事実からすれば、右側がより減りやすい、ということにつながるはずなのだ。

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 上図の赤矢印の先あたりがいつも路面と接していて、タイヤの右半分の方が摩擦をより多く受けているはずだ。

 しかし、実際には左側の方が早く減ってきている。
 なぜなのだろう、と考えてしまったのである。

 前輪が片減りするのは、自動車でも同じである。その理由は、旋回時に、前輪が曲がる方向に内傾することでスムーズにカーブを切れるようにしているから。例えば左カーブだと左リタイヤの左側と右タイヤの左側が回転中心側に向いて傾斜するから、この部分が斜めになって地面に擦れる。右カーブではこの逆。そのため、クルマの前タイヤは両側の山が斜めに削れていくので、だんだん内外の縁が丸くなってしまうのである。後輪は、カーブしても傾かないからほぼ平らに地面と擦れ続けている。そのため、後輪は平たく減っていく。こんな減り方をそのままにしておくと、前タイヤばかり端が丸まってしまうので、走行性能が悪くなる。そこで、タイヤローテーションが大事になってくる。クルマが曲がる仕組みで、整備屋さんの仕事を生み出している、という大切な?現象だ。(とはいえ、Mは全て自分でやってしまうからこの程度で整備屋さんは要らない)

 では、チャリではどうだろう。
 自転車でも、左右に曲がるときには前輪が傾く。しかも、ある程度速度がある状態で曲がる場合は、ハンドルを廻すのではなく車体自体を身体ごと傾けてペダルを漕ぎながら曲がる。その時、後輪も傾いているが前輪はハンドルもやや回っているので、曲がる側が後輪よりも更に強く地面に擦れる。だから、直進時よりも、旋回時にタイヤの片側がより強く且つ長時間地面に擦られているのではないか、と考えた。

 ただ、普通に走っているとき、右にも左にも同じ程度の回数曲がっているはずだから、そんなのは理由にならない、と最初は思った。

 しかし、よく考えてみると、速度を上げて走っているときは、左折はそのまま一気に走れるが、右折は出来ないのだと気がついた。
 大きな通りでは、右折は2段階なのだ。まず道路を渡って一旦停止。信号待ちしてから直進で右方向に進む。つまり、高速?で右カーブを突っ走ることは無いのである。

 そう考えて自分のチャリ行動を思いかえしてみる。
 左カーブは、大抵、ペダルを強く漕ぎながら一気に曲がっている。だから、前輪タイヤの左側はその度に悲鳴を上げているはずなのだ。細い道なら、右カーブでもそこそこのスピードで回ることはあるが、その場合も、回転半径を考えると右回りは道路の幅が加わるだけ大きくなる。左カーブは回転半径がグッと小さいのだと、あらためて気づいた。

 前輪左側は、左カーブという試練を常に受けているだ。いっぽう右側は、その試練が殆どなかったはずだから、10年という年月の間に、ゴムの減り方は左右で徐々に大きな差を生んだ、というのが推察である。

 この理由付けは、たぶん間違っていないと思う。

 年季の入った自転車を使っている方々、前タイヤを観察してみていただきたい。もしかすると、顕著な差があるかも知れない。

 Mの愛車は、パンクしにくいタイヤ、というのを履いている。ゴムが硬くて厚めになっている。普通の日は良いが、雨の日はかなり滑りやすい。マンホールの多い東京では、雨の日に何度もマンホールの蓋で滑ったことがある。幸いにしてケガをしたことはないが、自転車を放って飛び降りたことは幾度となくある。


 そろそろ梅雨が近い。
 自転車でスッテンコロリンしないように、注意しないと。

鼠径ヘルニアを自力で治した(ような気がしてる)話

薬剤師Y子です。

約2年前の夜、外鼠径ヘルニアの症状に初めて気づきました。

その時から「多分、治ったな」と感じた先日までの記録を、ここに書き残しておきます。

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鼠径ヘルニアとは|国立国際医療研究センター病院

 

私が初めて自分の下腹部にヘルニアを「発見」したのは、2018年5月19日のことです。

その日は土曜日で、久しぶりに夕食後のウォーキングをした後で入浴しようと服を脱いだら、外を歩いているときから「少し皮膚が痒い」と感じていた部分がポコッと膨らんでいたのです。

ちょうど上の図の「外鼠径ヘルニア」の位置でした。

 

浴室の中で、膨らんだ部分に手のひらを当てて内側に押し、ちょっと小さめのズボンを履こうとしているときのように腹部全体の筋肉を引き締めてみたら「ヘルニアなんて、ありませんよ」という状態になったので、ひとまず普通に入浴しました。

そして入浴後と、翌日の日曜。ネットで鼠径ヘルニアについて猛勉強しました。

 

この時には

「何度か繰り返すようなら手術を受けるしかないらしい。

もし受けるなら日帰りで出来るところが良い。

でも受けたくない」

と思っていました。

 

2回目の「ポコッ」は翌週でした。やはり土曜夜にウォーキングしたら、今度は翌朝(5/27)、トイレで同じ箇所の膨らみに気づきました。この時もトイレに入る前から皮膚が痒く、膨らみを手で押して意識的に腹部を引き締めれば、何事もなかったかのような見た目に戻りました。

 

3回目は、6/6水曜でした。仕事中に重い物を持ち上げた後、「今、ポコッと出た」と気づいたので職場のトイレに行って確認。痛くも痒くもないし押せば簡単に戻るので、手術は回避したいなあ、と思いました。

 

4回目は、6/29(金)の朝。

5回目は、7/2(月)の正午頃。

どちらも3回目と似たような状況でした。

 

慣れてきた私は「あら、また出てきたのね」という感じで対処しつつ、「医療機関に行かず、自分で出来ることを全部やってみよう!」と決めました。

 

具体的には、下記のようなサイトを参考にしながら自分で下腹部の筋肉を鍛えるという単純な作戦です。

woman.mynavi.jp

 

 

www.vivi.tv

 

www.refco.ne.jp

 

その後、月に1回ぐらいの頻度で2度か3度、同じようなことがありましたが、2018年10月中旬から今日まで全く症状が出ていないので、その事実を記録しておきます。 

そして、これからも自分のペースで筋トレを続けます。

Win10 更新に緊急速報 LTE対応ノートPCユーザーに注意勧告! 

Mです。

 デスクトップ派の小生には全く関係ないのだが、コロナ禍のなか、在宅ワーカーとして仕事している方々に関係のあるだろう、Windows 10更新プログラムでのトラブル報告。

5月25日付のアラームである。

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 携帯型の極薄ノートがあたりまえの世の中になって、オフィス、飲食店内、公園、電車内などなど、どこでもPC作業する人々が目に映る。当然、ネット通信は必須要件で、オフィス内なら社内の無線LANで繋がっていることが多いはずだ。一方、社外に持ち出した時に「仕事」するとなると、ネット接続の手段として、持ち運びできるWiFiルーターや、携帯しているスマホ回線を利用するテザリングで利用することが多かったはずだ。しかし、ネット通信のために別の機器が必要となるこれらの手段に代わるものとして、最近多く使われ出したのが、スマホやパッドで使われている高速ネット回線LTEの機能を組み込んだノートPCである。

 スマホに搭載されているように、フリーのSIMがPCに備わっている、と考えるのが妥当で、通信プロバイダーを選んで契約すれば、いつでもどこでも高速ネット回線に繋がる。

 いわば会話ができない通信機器の扱いで、Windowsの通信設定だけすれば、よほどの秘境でない限り、スマホと同じように無線通信が可能になる。OSがWindowsなのだから、どこにいても社内のスタッフとデータの相互交換が簡単に行えるし、会社が設定しているクラウド上のデータアクセスも高速に行える。そんなわけで、LTE内蔵ノートは、けっこう人気なのだそうだ。

従来の通信方法との比較が、下図である。(KDDIさんから拝借)

働き方にあわせた"ノートパソコンの進化"が必要に ~モバイルルーター、テザリングとの比較~

 この方法を用いたPCの利点を紹介したものもあるので、興味のある方はPC Watchさんの下記サイトを。

  LTE対応モバイルノートのススメ  
  https://pc.watch.impress.co.jp/docs/topic/feature/1218362.html

 ところが、25日のMicosoftさんからの警告は、このLTEユーザーにとって青天の霹靂である。Win10を更新したら通信できなくなった、ということが起こるかも知れないのだ。 コロナ禍での在宅ワーカーが、最新のWindows10更新を行ったら通信できなくなった!なんて、悲惨です。

 自動更新の設定がデフォルトだろうから、該当する方々は、使用しているノートPCのWin 10更新設定を確認しておいた方が良い。既に通信できなくなっているときは、更新前の復元ポイントを探してロールバックするのがよい。それがダメなら、細かな修正を繰り返すより、再インストールした方が早いかも知れない。

 まだ大丈夫な方は、Microsoft さんからの更新要請が来ても自動更新しないよう、設定の「更新とセキュリティー」に入って、自動更新を解除しておくことをお勧めする。

 ちなみに、Mのデスクトップは、Winodows Updateを手動にしている。時々更新プログラムの確認を行って、ネット上に不具合が報告されていないようなら更新する、と決めている。セコイようだが、OSの更新ってヤツは、以前から結構な曲者で、行ったがために周辺機器やパーツが動作しなくなるということがしばしばだったから、「更新 イコール 良」 とは思っていないのである。
 太っ腹なMirosoftさんには日頃から感謝しているが、更新のトラブルもそこそこ経験しているので、PCのシステム更新管理は慎重にしている。

 PCに限らず、世の中のもろもろに関しても、他人まかせ、は止めた方が良い!

スマホ に アナログ音源から ストレート入力

Mです。

 アナログ人間で、音楽は雑音も含めてCD以外が好み。たとえ砂嵐のようなノイズがあっても、諦めずにノイズ消しにがんばってしまう。

 まだクリーニングに手を付けてもいないLPレコードが、開けっ放しの戸棚上段に水平積みされている。少しくらい斜めに立てかけておいても曲がらない分厚い蓄音機時代のSP盤は、硬い段ボール箱にずらりと差し込まれている。重いから、とても高いところに置いておくわけにはいかない。戸棚の下段で、スピーカーボックスに挟まれて動けなくなっている。

 そんなアナログ収録音たちは、プレーヤーで再生されてDATに落とし込まれてから、編集用のツールを経てPCに取り込む。周波数フィルターを通さずに生データとして取り込むので、その音はたとえCDやDVDに焼こうともアナログ色を色濃く残している。それらは、圧縮してmp3程度の容量になってもまだ、カセットテープに落として聴いていた音に近いものを残している。薄っぺらでなく、奥行きが残った音なのだ。

www.yakuzaishi-y-co.work

   ラジオ放送の世界では、これまでのAM局番組を各局ともFM波で同時に飛ばすようになってきた。電波を飛ばすためのコストが、FMにすることで断然下がるのだそうだ。送信範囲は狭くなるが、それは、放送塔を分散することで補えるし、もともと中継局はあったのでそれらを活かしてFMの輪を繋げばよい、ということだ。

 昔ほど聴かせるための音楽番組が無くなってしまった今では、あまり気にする人もいないだろうが、同じ音楽をAMとFMで聴き比べたときの衝撃はすごかった。特にボーカルでは、別人の声に聞こえる程違って聞こえる。

 NHKラジオでは、定時ニュースをAMとFMで同時に流すことが多いので、AMとFMで切り替えながら聴き比べるとその差がはっきりと判る。同じアナウンサーの声が、全く違って聞こえる。AMでは平べったい声になるが、同じ人の発している声が、FMだと上下・前後・左右に幅のある声質に変わる。それと似たような現象が、デジタル収録時にフィルターを経たCD音と、生録音したアナログ音との差になっている。もちろん、AMとFM程の差にはならないのだが、明らかに色合い(音合い?)が違って聞こえるのだ。

 

 だからやっぱりアナログだよな、と思っているMに、アイ・オー データさんからの情報メールで「アナログ音源からスマホに直接ダウンロード」出来るという宣伝が飛び込んできた。

 ↓
https://www.iodata.jp/ssp/magazine/169/index.htm?utm_source=ionewsletter&utm_medium=email&utm_campaign=2020052f:id:otto-M:20200521230835p:plain

 レコード、カセット、MDといった旧世代の収録音を、それら機器からスマホに直接取り込むためのインターフェースを造ったというのである。

 もちろん、装置の組み合わせさえ考えれば、そして機器さえあれば、そう難しくはない作業だった。ただ、レコードの音って良いよね、と最近の人々が気づいたとしても、もはやプレーヤーも無いし、カセットデッキも無い。あったとしても、中間に調整機器がないと音量調整が出来ないから、思ったほど易しい作業ではない。

 そこで、レコードプレーヤーにCDデッキを組み込んだ1万円台の「アナログ再生~デジタル録音」プレーヤーが新聞広告などに載っているのである。これを使えば、懐かしいあの曲がCDに簡単に録音し直せます、と言うのである。しかし、そこから先は、スマホまで繋がっていない。

 スマホに取り込まれているのは、多くの場合、配信サービスによる音。ほとんどが、アナログの世界とは離れてしまっているのが現実だ。

 そんなところに、アイ・オー データさんの中堅か若い技術屋さんたちが目を付けたのではないか、と思っている。

 アナログ・ソフトは、見つけようと思えば旧い物も結構出回っているし、最新のアーティスト作品もカセットテープやレコードになっていたりするから、それを簡単にスマホに取り込めたら・・・と考えたに違いない。

 これは、アナログおじさんからみても Good idea だと思う。

 雰囲気の良い音を手軽に手に入れられるなら、それも文化の広がりをもたらす。

 有線、無線を問わず、イヤホンの性能もかなり高くなっているので、アナログ音源からの音をスマホで聴いても、充分にその違いを堪能できるだろうと想像するからだ。

 かといって、このインターフェイス音楽配信の世界を脅かすものには決してなれないと思う。むしろ、共存可能で意義が深い。お互いにぶつかることはない世界で、要は、聴く側の気分でどっちにでも行ける、というだけなのだから、誰も文句は言わないだろう。

 じいちゃんが使っていたラジカセから、スマホダウンタウン ブギウギバンドの音をその場で移せる。ばあちゃんのスマホに、三橋三智也の歌声を簡単に入れてあげることも出来る。
 そんなこんなで、世代間交流も深まれば、言うことなしだと思うのである。

 とはいえ、Mはガラケーである。
 今のところ、アイオーデータさんから来た折角のメールも、活かしようがない。
 残念!!

若返りヒイラギ 続報1

Mです。

 4月の末に、すべての葉が丸くなっているヒイラギの古木で、太い枝の切り口付近から新芽が出て、その枝についた葉は見事にトゲトゲを生やしてきたことを記した。
 昨日、同じ場所を通りかかったので、その後はどうなのかと観察しに立ち寄ってみた(左が4月末)。 若い枝は10cmくらい伸びたようで、ついている葉は先端部のごく若い葉を除いてみんなトゲトゲを持っているのが見て取れた。まだ葉として成熟していない葉も、大きくなるとトゲを出し始めているのがわかった(右写真のオレンジ丸部分)。

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 それにしても、その他の葉がすべてトゲ無しになっているのに、大きな損傷を受けた部分でだけ若返りが起こる現象は、とても興味深い。
 古木とはいえ、幹は直径10cm程度の木である。普通なら、とても古い木には見えない。少しずつしか太くならない、年輪が密な固い材なのだろう。徐々にとはいえ、枝の先端は毎年伸びていって新しい葉をつけていく。にもかかわらず、それらはみんな丸い葉になる。木全体として己の年齢を知っているから、新しい葉といえども、もはや血気盛んな頃のトゲトゲは封じてしまう。
 なのに、太い枝を切り落とされた箇所から生まれる若枝は、全体の状況は無視して新しい世代であるかのように振る舞っているのである。

 理屈から考えれば、平穏な状態だと、全身に「老化をもたらす植物ホルモン」が行き渡っているから、新芽もその影響下でトゲトゲを作らないということなのだろう。

 しかし、大きめの枝が切られる、というような非常事態になると、切断面の外周付近にある成長する層の中で、大量の細胞分裂を起こして傷を修復しなくてはならなくなる。その時、成長ホルモンが多量に作られて、ごく近い領域だけが幼若な成長期の状態になる。そこでは、全身に回っているはずの老化シグナルも成長ホルモンたちに勝てず、組織が若返ってしまう。そんな仕組みなのだろうと想像している。

 老舗といわれる店が、時代の流れのなかで次第にこぢんまりした商売に固まっていくのはヒトの社会でよくある話。そこに奔放な跡継ぎが現れて、旧来の商い以外に全く目先の違う新しいアイテムを扱い始めて分店を出し、本店とは別の姿に変わっていく。どうもそんな風に見えるのが、とても面白い。

 老舗は老舗、新店舗は新店舗、という形でその先も生きていくのか?
 あるいは、遠くない将来に、今できた新店舗も本店に吸収されて全体がまとまっていくのか。

 ヒトの世界と比較しながら、月単位で観察してみたいと思う。

孫と公園。その6 木場公園と元加賀公園

薬剤師Y子です。

新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から子供たちも不要不急の外出をしないように、と文部科学大臣が会見で述べたのが2月28日。

これは子どもにとっても、また子育て/孫育て中の大人にとっても緊急事態です。

日本冒険遊び場づくり協会からは、3月2日に次のような緊急メッセージが発信されています。

bouken-asobiba.org

 

それから約2ヶ月。今月の初めに私と夫Mは、4才になった孫娘を連れて木場公園と元加賀公園に行きました。

4歳児にとって外遊びは「不要」でも「不急」でもなく「可能なら毎日させたいこと」なので、3密(換気の悪い密閉空間、多数が集まる密閉場所、間近で会話や発声をする密接場面)を避けながら、孫も自分たちも楽しく過ごせるように工夫しました。

個人的には、公園の藤棚から舞い降りてくる藤の花びらをボーッと見ていた時間が幸せでした。

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新緑の木場公園は駐車場や遊具や一部施設が使えないようになっていましたが、それでも多くの人が来ていました。とにかく広いので、密にならないようにと皆が互いに距離を取り、平和を保っていました。

木場公園|公園へ行こう!

 

広大な木場公園の北端から、さらに少し北上すると「住宅地の児童公園サイズ」の元加賀公園があります。

こちらは遊具も普通に使えて、ほどほどに賑わっていました。

iko-yo.net

 

こういう時期に子ども達を「ちゃんと遊ばせる」のは本当に大変です。

大人である自分の心身の健康にも気を配りながら、できることをしていくしかないですね。

sukusuku.tokyo-np.co.jp

 

明日が良い日になりますように!

 

 

タブレット授業推進 と 国会オンライン化拒否

Mです。

なにやってんの!? と言いたい。

 コロナ禍で授業が行えない学校現場に、海外でどんどん進んでいるオンライン授業を実現しようと、カタチだけの突貫工事を進めている日本。下準備が全くと言って良いほど整っていなかった中で、機器の売り込み企業のシェア争いと現場教職員のあせりが、その前途の困難さを現している。オンライン講義の実績が長い予備校などに、役所の側から「是非ともご協力を」と頭を下げるしかない事態だと思っている。
 このままでは、カネでモノは揃えたけど使いこなせなくて結局は失敗、という無惨な明日が見えている。
 無駄に焦らず、ソフト面の確保と共通化が先だ。ハードは、実際どうとでもなる。

 そんな教育界のゴタゴタの一方で、国会審議に関わる分野でも、ネット利用の可否が論じられるかの動きが見えた。見えた、と書くのは、若手議員たちが検討を求めた「オンライン国会」案が、お年寄りの脳細胞には全く届かず、憲法にある文言だけを根拠に門前払いになったからだ。
 既に4月から英国議会では一部オンライン化が実現しているという。

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 ドイツを含めEU各国でもまた、一部ではあるが、密集を避けられない議会を安全に運用する目的で電子投票を採用している。

 そんな中にあっても、議場に出席していないと参加とは認められない、というカタチだけを重視する日本の議員集団は、脳みそがお粗末すぎて笑うしかない。
 居眠りしてても出席、質問に答えられなくても大臣、なのに。
 これって、小学校の学級会以下なのだ。

 これは、いま大問題だと多くの人々が捉えてネット上で声を上げている「検察庁法案」審議についても全く同質。
 ネット上の反応を、「35万イイネもいただいて、しっかり注目されていると思う」と自分達のことでは都合良く解釈して使うかと思えば、600万超の反対意見に対しては「同一人、同一組織が繰り返しヒットしているかも知れないから信用できない」と突っぱねる。

 結局は、オレがいちばん強いんだ、という傲慢かつ稚拙なアタマで、新しいモノ、優れたモノを無視し続け、おじいちゃんが望んで出来なかったことをボクが成し遂げるんだ、の一点で突き進む親分。周りも、自分が被害を受けないように注意しながら、カタチだけ御輿を担ぐ。取り巻きの議員も官僚もみな同じ。モノ思う官僚も議員も、今騒いでは我が身がアブナイと息を潜める。それが、今の日本の中枢に見える。

 今や、国をあてにしていてはこの先の未来は無いと考えて、自治体レベルで政治をレスポンスの良いスタイルに変えていくべきではないかと思う。

 法的問題はあろうが、卑近なところで、投票に電子投票を採用して人員負担の削減とデータの集計効率化を図る、というのはどうだろう。

 最近の選挙でかなりの率にのぼってきているのが、期日前投票制度の利用。自分自身、殆ど期日前を利用している。いっそのこと、電話回線を使っても出来るだろうデジタル投票を早期実現してはどうか。投票率は上がる、集計の手間は大きく低減する、で、効率化請け合いだと思う。もちろん、スマホ投票が将来型だが、ここにはセキュリティー面の課題が若干残っているように感じる。電話では本人確認が出来ない、と言うだろうが、そんなことはない。みんなのためになると押しつけられて、お上しか使っていない「国民背番号」があるではないか。登記されている国民はみんな持っている。外国人在住者で選挙権がある人は、その登録番号も持っている。なんの問題もない、その番号で投票すればよいのだ。
 授業のオンライン化よりこっちの方がたぶん簡単にカタがつく。
地方議会の選挙で導入して、将来は国政選挙にも。
 そうこうしているうちに、国民の意見がより集約しやすくなる世の中になるのではないかと思う。

 身の回りの利得で動く国政は、大きな選挙でうねりが生じないと動かない。

 まずは、身近な実践が重要だと思う。