理系夫婦Y子とMの昭和から令和まで

都内で働く薬剤師Y子と、パソコン・DIY・生物などに詳しい理系の夫M。昭和30年代から今日までの実体験に最新の情報を加え、多くの方々、特に子育て・孫育て世代の皆様のお役に立つことを願いつつ発信する夫婦(めおと)ブログです。

PCジャンク屋さん巡りの”コツ”

Mです。


必要に応じてさまよう秋葉ジャンク街。仕事での動きが調整できるときは、決まって木曜日に訪れる。

秋葉北西ブロックのジャンク街には、よく行くジャンク屋さんが6軒あるが、そのうち一軒が木曜日にハードディスクの2割引き、ジャンク・デスクトップPC本体2000円均一、など、かなりオイシイお誘いを用意してくれているから。

とはいえ、どの店も特長があるので、出向いたときは必ず6カ所すべてを回っている。その日の狙い目ではなくても、”ひろいもの” があるかも知れないのだ。


以前の立ち回り先は10軒以上あったのだが、ここ5年ほどでだいぶ減ってしまった。行ってみたら食い物屋になってしまっていたり、ソフト専門に衣替えしてしまったりで、ハード主体の店がだいぶ減ってきてしまったのである。

スマホ全盛でジャンク屋さんにはなじまないアイテムの世界になって来たこともあるのだろうが、オークションサイトの隆盛も原因として大きいと思っている。

PCオタクそのものが減ってきているという気はしない。事実、ヤフオクに入ってみると、Mがジャンク屋で探している対象物が多数オークションにかかっていて、その出品者には明らかにジャンク屋だとわかるものが多い。

秋葉原で店舗を借りなくても地方で同じようなことができるとなれば、なにも店賃の高い東京で商売する必要も無いわけだ。かくいうMも、ヤフオクにしばしば入り込んでは、めぼしいアイテムにチェックを入れて年に数回は購入に至ることがある。

とはいえ、その際に基準となるのは、実店舗商いをしている上記6軒の価格水準が基本。オークションは、ヒートアップしてしまう傾向があるため、そんな価格で買うの?というところまで上がってしまうことが多々ある。

現物も見ていないのに、そこまで信用できますか?と、疑問の目で見ることもしばしばだ。現に、落札者が、出品者に不良品をつかまされた、と抗議している”評価”もチラホラで、敷居が高いのである。後になってから文句言っても始まらないのに。

↓ これ、あんまりだと思うけど、あるのかも・・・

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そんなMは、出歩いているジャンク屋さんのお兄さん方といろいろ話していくうちに、だいぶ物選びに自信がついてきた。

お兄さんたちは、「ジャンクですから保証はありません」という決まり文句を口にしながら、決してだますようなことはしないとう安心感を醸し出している。

そして、疑問に思うことを聞くたびに表面的なことと同時に核心に迫る表現をチョコチョコと出してくれるのだ。

たとえば、同質のメモリーを揃えて差し込む必要のあるデュアル、トリプルメモリーシステムなどというマザーボード特性を活かしたいとき、ジャンク屋さんにあるメモリーで完全同質の物を揃えることは難しい。

だから、何十枚ものメモリーがゴソッと入っている箱から自分で物合わせをして選んでから、お兄さんにトリプルで使いたいんですけど、こいつらで合いますかねぇ、なんて聞いてみる。

お兄さんは、ジャンクですから保証できませんよ、と言いながらレジ下からなにやら照合表のような物を出してチェックしながら、○○と□□は、じつは同じメーカーの物でOEMで違う名前になっているだけだ、とか、型式のこの部分が同じなら別物でも多分大丈夫、だとか教えてくれたりする。

自分たちで”ゴミ集め”と称して中古市場に流れてくる物をバラして分別してはリビルトして売る、ということも行っているので、とにかく経験が豊富なのである。


そんな経験を踏まえて、ひとこと。
ジャンク屋さん巡りしてみたい方におすすめするコツは、まず目的を持ってお兄さんたちと会話し、彼らのおすすめを聞いてみること。

そして、すぐ購入なんてしなくていいから、何回か顔見せしたうえで当たり障りのないものを買ったりしてツラを覚えてもらうことである。

そうなればしめたもので、必要なものが出たときにちょくちょく小物購入しながら勉強していくことができる。

何回か行くうちに、レジに持って行った品物を見て、お兄さんから、これよりあそこのパーツの方が安くて性能高いですよ、なんて言ってくれたりするのである。パーツ名をあげて、在庫ありますか、と聞けるようになる頃には、うちの仕入れは火曜日だから次の ”ゴミ集め” で出てきたら採っておきますよ、なんてところまで行くのである。


そんなこんなで蓄積してきたパーツ選びコツのうち、興味ある方々に役に立つものを二つほど紹介したい。

 

①メモリー ; 台湾、シンガポール、が良いようです。次いで韓国。 

②HDD ; メーカー自身が3~5年の寿命なんて予防線を張っているが、10年たってもへっちゃらなメーカーが二つ。HitachiかWestanDigitalさん。

ただ、Hさんのものはジャンク屋さんにはほとんど出回ってこない。

Mがここのところジャンク屋さんで購入するのはすべてWDのもの。グリーンラベルとブルーラベルがあるが、後者の方が信頼性高い印象がある。

Seag・・・さんは、お兄さんたちの意見も ×。Mの経験からも最悪で、新品でも数ヶ月でポシャったことが3度。キーキーという異音がしたら間もなく認識不能に陥るというパターンが多いのです。

Sam・・・・さんは、どうも評価にばらつきがあって、お兄さんたち曰く、年代によってだいぶ違う印象がある、とのこと。5年以上前のものの方が長持ちしている、なんて情報も。
  

WDさんのものは定評があるが、とくに青ラベルが高耐久性といわれている。高いけど・・・

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そうそう、オフィス用PCとして売られている製品を開けてみて、そのパーツメーカーを調べるのも良い勉強になる。日本のメーカーが使っているものはまず信用できる。

一方、De・さんやLe・・・・さんのものは、同型製品でもまちまちなものを平気で使っていることもあるので、参考にならない。

 

ジャンク屋経験と知識を活かせば、ヤフオクなんかでも、失敗しない良い買い物ができるようになること請け合いだ。