理系夫婦Y子とMの昭和から令和まで

都内で働く薬剤師Y子と、パソコン・DIY・生物などに詳しい理系の夫M。昭和30年代から今日までの実体験に最新の情報を加え、多くの方々、特に子育て・孫育て世代の皆様のお役に立つことを願いつつ発信する夫婦(めおと)ブログです。

黄色彼岸花 発見! でも、なんだか・・・

Mです。

 去年の九月はじめごろ、秋葉原駅近く昭和通り東側のYKKさん本社前歩道でピンクの彼岸花に出会い、驚いた。

www.yakuzaishi-y-co.work

 彼岸花の咲き出しが遅れていた今年も、その場所ではいくらか遅れて9月末ごろにピンク彼岸花が少し咲いていた。その花は10月上旬には散り落ちて、今は棒のような緑の茎の先端に少し膨らんだ実をつけている。

 去年調べてみて、リコリスという2倍体近縁種を使った変わり種作りが盛んに行われているのだと知った。もしピンク彼岸花がそうして生まれたものなら、稔性があって、ちゃんとした種が出来ているかもしれない。現状ではまだ判らないが、一応は種を養っている風情が見える。実が割れて種が出るのかどうか確かめてみたいし、あわよくば、乾き切って割れる前に、ひとつふたつ頂戴して中を見てみたいなんぞと思っている。

 その場所から少し北に離れた場所に、間隔を置いて3つ別の彼岸花様花群を発見。先週半ばのことである。しかも、なんと今度は黄色の彼岸花である。

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 ピンクが散り落ちて半月経っているから、彼岸花としてはかなり遅い咲き出しだ。我が家の赤い彼岸花もとっくに散り落ちている。少なくとも、関東の野面で彼岸花が咲いているところはもう無いはずだ。

 ピンク彼岸花も間違いなく人手で作られた園芸種で、それを植え付けた人が、この黄色も近くに植えていたのだろうと思うのだが、月に2度くらいはこの場所を自転車で通りかかるのに、去年は見かけていない。咲く時期が半月もずれているので、たまたま出会わなかっただけなのかも知れないが、不思議である。
 3~5本程度の塊が3箇所あるのだが、ピンクの株とは一応離れている。植えた人は、さすがにピンクと黄色は一緒にしたくなかったのだろうと想像する。あるいは、咲く時期が大きくずれるので、遠く離すほどのことはないと思ったのか、別の場所というほど離れているわけでもなく、曖昧な距離感だった。

 珍しさに、ついカバンからデジカメを取り出してパチパチしていたら、何人もの人に立ち止まられてしまった。何やってんの、このおっさん?!、と思われていたに違いない。 いいじゃないか、珍しいもの大好きなんだから!

 個人の好みだから言わせてもらうが、珍しいから興味が湧いたのは確かだけれど、彼岸花が黄色いのは、ちょっと趣味に合わない。

 作っているうちに出来てしまったのだろうか。確かに珍しくはあるけれど、やっぱり彼岸花は燃えるような赤が好きだ。あるいは白。ピンク系統は、その中間的存在で、彼岸花の印象は薄いが、珍しくて綺麗だから違和感はない。黄色彼岸花の個人的違和感は、黄色が夏に向かう季節に合う色だという印象が強いからかもしれない。

 とか何とか言いながら、この黄色に種が出来るなら頂戴したいと思っている自分が、ここにいる。
 はてさて、種はできるのでしょうか?