理系夫婦Y子とMの昭和から令和まで

都内で働く薬剤師Y子と、パソコン・DIY・生物などに詳しい理系の夫M。昭和30年代から今日までの実体験に最新の情報を加え、多くの方々、特に子育て・孫育て世代の皆様のお役に立つことを願いつつ発信する夫婦(めおと)ブログです。

ツクモさん 久しぶりの良コスパNote PC

Mです。

 秋葉原の老舗電気屋さんのひとつ、ツクモ電機。10年ほど前に事実上倒産して、ヤマダ電機さんの傘下で、だいぶ小さくなったが、秋葉原では以前と同じたたずまいで営業している店舗が残っている。

 2000年頃は、1990年代から続いていたオリジナル・パソコンの販売とパーツ販売で店舗内が常に賑わっていた。自作PCにハマリ出した頃のMも、TSUKUMO .eXカードを持って、ちょくちょくパーツ探しに行ったものだ。内蔵パーツやメモリーの新品が他店舗よりいつも安めで、5軒ほどの店を回って行き着くのがツクモ、というイメージがあった。それでも、競争は激しかったから、最初からツクモさんでいいや、とはならなかったのも事実。今の主流アイテムはほとんどスマホ関連だから、隔世の感が強い。

 ツクモさんの始まりは、進駐軍が駐留していた太平洋戦争敗戦後の万世橋たもとのジャンク屋だったと聞いている。進駐軍の放出品を路端に並べてたたき売っていたんだ、と大先輩から聞いた。始まりは無線機関係の電機製品だったということ。九十九電機が始まりの名前だった。

 80年代はじめまではその流れで無線機の事業展開が中心だったが、PCブームに乗って一気にパソコン事業に展開した。Mがお世話になったのはその事業が最盛期を迎えていた頃だった。

 しかし、その後はソフマップさんなどが徐々に強くなると同時に、PC自体が小型軽量化の方向に流れたため、パーツ販売に強みがあった戦略では流れに乗れずに、いつしか影が薄くなってしまった。

 現在のツクモさんは、ヤマダ電機傘下のProject White(※)という会社になってオリジナルパソコンとパソコンパーツ販売を事業として行っているのだそうだ。ex.computerというのがオリジナルPCの名称なのだというが、Mはほとんど聞いたことがない。オリジナルパソコンといえば、秋葉原ではドスパラさんが以前から頑張っているし、注文生産であるBOTパソコンではマウスコンピューターブイブイいわせているので、それらの陰に隠れてしまっていたと思う。

※ Project White → なんじゃそれ? と思っていたら、なんと ”九十九歳を白寿と呼ぶのと同じ” で、百から一をとって白、つまりは「プロジェクト九十九」なのだそうです。年代を感じさせるダジャレですなあ。

 そのツクモさん、ちょっといいかも、と思うNoteマシンを久しぶり(ごめんなさい)に発売するそうだ。下のNoteを7月11日発売、というニュースが流れている。

 以前、再生NotePC販売について書いたが、こちらは紛れもない今様の新品である。

 

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 eX.computer TSNB14UP1 という名前のBTOノートである。

 光学ドライブなしで薄く、安くしたのが最大のメリットで、14.1型の非光沢液晶、64GB SSD仕様。CPUはCeloron 3867U(昨年発売)だから、ハードな仕事には向かないが映像用CPU,つまりGPU内蔵(HD610)なので動画再生はスムーズだろう。OSはWin10Pro(64bit)で4Gbメモリーを載せている。

 このスペックで、29800円に抑えるという。新作のNotePCが3万円を切るのはとても珍しいから、持ち歩いてビジネスに活かすにはなかなか使いやすいツールだと思う。

 記憶容量が64Gbと小さいが、SSDを用いて稼働速度を稼いでいる点を評価すべきで、データはカードやUBSで持ち歩けばよいのだから問題ないだろう。USBは3.0だけでなくType-Cもついている。軽いけれどそこそこの画面サイズで、キーボードがついているから、持ち込み先での各種操作が簡単に行える、というメリットの方が大きく、十分ビジネス利用できると思った。

 通信にはWiFiまたはBluetoothを使えば良い。miniHDMI端子付きなのでテレビやプロジェクターと接続可能だし、ウェブカメラもついている。ビジネス用に打ってつけだ。

 打ち合わせのときに、キーボードのあるなしは結構重要な要素になる。

 購買欲を、ちょっとだけくすぐられている。たぶん見るだけ、だけど・・・

 

 

「孫育て」と「祖父母手帳」

薬剤師Y子です。

子育て、孫育てに奮闘する皆様、「祖父母手帳」を、ご存じですか?

祖母としては若輩者の部類に入る薬剤師Y子は、ごく最近になって知りました。 

有料(200円)のものと、無料でダウンロードできるものがあります。

www.magosodate-nippon.org

ご興味をお持ちの方は、是非ご覧くださいませ。

 

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Y子には「既婚で子持ちの息子」が一人、「現時点で独身の息子」が一人います。

しばらく前のこと。「夫M、独身の息子(=次男J)、私Y子」の3人でMの実家に行ってお墓参りをし、Mの母(80代後半)と色々な思い出を語り合いました。

 

次男J(30代前半)は、2歳の時に父方の祖父(Mの父)を亡くしています。

祖父を思い出そうとした時に「記憶の地層」の底の方から掘り出せるシーンは2つだけ。でも、その2つ「家で元気そうに振る舞っていた時の姿」と「最後の入院時に寝ていたベッドの特徴」についてなら、かなり詳しく語ることができる、というようなことを話していました。

また、祖母とは年に3~4回しか会わないのですが、いつ会っても優しく接しているので、「Mの母の孫育て」は大成功だったんだなあ、私も義母を見習いたいなあ、とY子は感じています。

 

今回も、互いに相手の使う単語の意味が分からなかったり、かなりズレていたのに急にパチリと噛み合ったりする義母とJとの微笑ましい会話を横で聞いていたY子は、心の中で「孫のため~、猫でも泥でも被ります~」と何故か七五調で吟じ、その自らの即興作品が気に入って、一人でニヤニヤしていました。

 

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ちなみに「ネコをカブる」とは「本性を隠しておとなしそうに見せること。また、知っていながら知らないふりをすること」であると、下記のサイト「コトバンク」に書かれています。

「子育て」の時とは違い、「孫育て」の中で出会う人たちは多くがY子より年下で、頼りなげに見えることも少なくないので、必要に応じて上手に猫をかぶりたいと思います。

猫を被る(ネコヲカブル)とは - コトバンク

 

「ドロをカブる」とは、同じくコトバンクによれば「他人の悪事や失策の責任を負う。損な役割を引き受ける」という意味。悪事は別として、孫を育てていく中で誰かが引き受けなくてはならない損な役回りに関しては、祖母Y子、進んで引き受ける所存でございます。

泥をかぶる(どろをかぶる)とは - コトバンク

 

「子育て世代」と「孫育て世代」の間には、世代間ギャップがあります。

でも、こちらの「祖父母とのおつきあい10カ条」を読むと、違うのは当たり前、と思えるようになりますよ!

私も「違い」や「ギャップ」を楽しみながら、30代の息子世代、乳幼児の孫世代と共に成長していきたいと思っています。

www.magosodate-nippon.org

  

さしがね と読むものがゾロゾロと

「子育て・孫育て中こそDIYを!」と、ときどき大声で言いたくなるMです。

 

物差し」つながりで、以前から興味があった”差し金”についてググッてみた。

 大工さんが使っている長くて直角に折れたそれが、子ども心にカッコ良かった。

 腰に下げた道具袋から尻を出しているスコヤ(直角出しに使うピストルのような定規)もカッコ良かったが、60cmくらいあって鈍い銀色に光っている差し金は、鑿(のみ)、鋸(のこぎり)、鉋(かんな)と四天王を張っていると感じていた。

 ↓ スコヤはこんなの

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 玄翁(げんのう=かなづち)も釘打ちに必須だが、長さを測ったり角度を取ったりできる差し金あっての大工仕事だから、釘打ちは二番手だったのだ。

 この”差し金”、形から曲尺と書くことの方が多い。ドイト店なんかでは、まずこちらである。場合によっては直角定規なんて分類で置いてあったりする。指金、指矩(矩は、矩形というように直角の角を持つ形の意味)、とも書かれることがあるから、同じ物なのかどうか迷ってしまうアイテムだ。

 全くの余談だが、「テメエ、誰のさしがねで親分を狙いやがったんでぇ!!」というような場合の”さしがね”は、芝居小屋で蝶の型紙なんかを離れた位置から操ったりする道具のことだそうだ。棒の先にくぎを打ったり針金をつけたりして、そこに物を引っかけて使ったとのこと。ただ、大工の棟梁が指矩で指図したからだ、という説もあるらしい。

  いずれにしても、この差し金、カッコ良さの理由はいぶし銀の姿にあるのではない。大工さんが、その裏表を器用に使って色々な墨付け(材木の上に線を引くこと)をする作業が、子ども心に<エキスパート>を感じさせたのである。

  その大工さんは我が家を建ててくれていた遠い親戚筋の親方で、小学生だったMが見ていると、大工道具を色々説明しながら使ってくれた。その中でも差し金の説明は秀逸で、単なる物差しではなくて、角度も作れれば算術計算も簡単にできる魔法の道具だとわかった。

 ↓ 今様の差し金 (短手の内側目盛りが丸目、長手内側目盛りが角目)

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 学校で使う物差し(Mは線引きと呼んでいた)のように長さを測るなんて最低限で、裏返すとそこにはへんてこな目盛りが振ってあって、それを使うと角材から6角柱や8角柱が簡単に作れるとか、丸目という目盛りを使うと丸い物の周が判るとか、角目で計ると丸材から切り出せる最大の角材寸法が判るとか、それはそれは算数好きのMにとっては魔法の道具に思えたのである。

  丸目が円周率倍された目盛り、角目が√2倍された目盛り、ということをちゃんと理解したのは中学になってからだが、大工仕事の奥深さを実地体験させてくれたアイテムこそ、差し金だったのである。

   差し金の裏目盛りはどうやって作られたのか、それを考えるといにしえの人の知恵はすごいなあと思う。

 考えてみれば、ピタゴラスさんたちがいろいろな算術法を考えて利用していた知恵がひろまっただけではなく、同じような天才、秀才がそこここで生まれて独自に同じ結果に辿り着いていたというのも当然なのかも知れない。和算と呼ばれていた日本の算術も、子どもの頃読みあさった百科事典のなかで、光り輝く解説に見えた。

  こういった道具たちは、そういういにしえの知恵が形になった物で、すべてアナログ世界のアイテムだが、それを使いこなせる人間は、決してAI社会になっても光が翳ることはないと思う。デジタルのアイテムにはできない微妙な工夫も、アナログアイテムだから出来るのである。

  しばらく前にブームになったかに思えた ”ものづくり” という言葉が、最近あまり耳に届かなくなった。寂しい限りだ。

  子どもにスマホを与えるのも良いが、その一方で、アナログアイテムの底深さを楽しく教えられる人も養成した方が良い。

 だって、今のAI化社会の根元も、それまでのアナログ技術から生まれたのだから。

物差し と 線引き

Mです。

つい最近になって、Y子から ”物差し” のことを ”線引き” と言うのは方言で、多くの人は ”線引き”は定規のことを言っているのだと聞かされた。

Y子が大学時代、文房具のプラスチック・スケールを線引きと呼んだら、ほかの人たちが??状態になったのだという。

我々は同じ地域の出身なので、ふたりの間では 定規=物差し であり、特に区別していなかったのだと、ずいぶん生きてきてから知ったことになる。

 
神永曉さんという方が、「日本語、どうでしょう?」というサイトで、この ”線引き” について書いている。小学館の辞書編集に関わっておられた方で、それによると、この呼び名は静岡あたりが源で、神奈川、東京、千葉という感じで広がったものの、それ以上は普及していないらしい。神永さんは千葉県生まれで、やはり違和感なく線引きと読んでいたという。
ところが、Mも学生時代に周りといろいろ実験等でスケールを使って作業していたが、違和感なく ”線引き”という呼び名を使っていて、周りから違和感をもたれたことがなかった。

これを知って、Mの学生時代に ”線引き” を異端視されなかった理由がわかった。同じ実験台で作業していた人間たちが、まさにこの文化圏の出身者に収まってしまっていたのである。ちなみに、5人いたグループの構成は、静岡×1,神奈川×1,東京×1,千葉×2,となっていた。なるほど、これでは違和感がないのも当然、同じ穴の狢だったのだ。

ものの呼び名に方言がいろいろあるのは気づいていたが、自分自身では、まさか線引きが方言とは、と思っていた。だって、線を引く道具だったし。

と、思っていたのだが、定義によるとどうもそうではないらしい。

 線引きは、線を引く道具だから、定規が正しく、スケールつまり ”物差し” と構造的に違いがある、という。
定規は長さを測るためのものではなく、直線を引くために片側が直角に厚くなっていてそこに鉛筆やペンを沿わせ、場合によってはカッターの刃をあてるのだ、とのこと。


一方
物差しは、長さを測る道具だから目盛りを両側に刻んでいることも多く、さらにその場合には目盛りの打ち方がそれぞれ違っていることもある。片方は1mm目盛り、片方は2mm毎とか。片側がセンチでもう一方がインチということもある。

そういえば、母親が裁縫で使っていた竹のメートル物差しは、片側はメートル法で、他方は尺貫法になっていたことを思い出した。(チャンバラで折ってしまって、こっぴどく怒られた)

はてさて、では、下の写真のものはどうだろう。

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定義にしたがえば、上の写真は上から 線引き(定規)、物差し、物差しとなる。ただし、3番目の金属製品はカッターの刃も当てられるから使い方としては線引き以上の実用性がある道具だ。つまり、実用面では定規であり物差しでもある、ということになる。

目盛りの振り方をみると、上の2本はゼロ点が端にない。だから、壁の端から長さを測るには向いていない。物差しは長さを測るもの、という定義なのだが、それは端点から測る、という意味ではない。むしろ、ゼロ点を端っこでないところに置いて、そこを測るべき対象の端に持っていく、ということなのだ。端っこがゼロ点になっていると、正確に対象物の端に合わせられないから、という理屈。

でも、端から測れないという現実はどうもしっくり来ない。むしろ、対象物と一緒にして平面に立てて測れば、ゼロ点合わせが完璧になると思うのは、わたしだけ?

実際のところ、ものづくりの場面では、3番目の物差しが、上方2者の利点を合体させたという点で最も有用だ。店では金属スケールの名前で売られているから定義上は物差しなのだが、実際は線引きとしても重宝されるのだ。

とここで、新たな疑問が。
中学の頃持っていた竹の物差しは、片側が目盛りで反対側には目盛りがなく、直角に厚くしてあった。つまり、物差しであって線引きでもある製品があったのだ! その物差しは、目盛りが端から始まっていたから、まさに上の金属物差しの仲間と言える。 その道具が全国区だったのかどうかはわからないが、作った人は、物差しと線引きのミックスものが便利だと思ったに違いない。

 定義によると、物差しとして売られているものは目盛りが端から始まるが、定規だけれども目盛りを持つものは、端から少し離れて目盛りが始まっているという違いもあるのだという。だが、上述の写真で、2番目は線引きの要素がないのに目盛りは端から始まっていない。

 要するに、現実は、どうも曖昧なのだ。

それならよけいに、ミックスものの方が有利ではないかと思ってしまう。

物差し=線引き のあいまいさ万歳!

Low-Level Format

Mです。

以前「PCを組み立てるのはプラモデルみたいだ」と楽しげに書いた。まさにその通りで、できあがってOSを入れて目的の用途に合わせたアプリケーションを導入し、テスト稼働させる時が、一番楽しい。もちろん、すべてデスクトップ型だし、ハコは手持ちの古い物から大きさで選んで使うだけだから、見た目には古ぼけたマシンにしか見えない。だから、じつにショボイ。それなのに、動かすとそれまで使っていたマシンの倍以上の速度で変換してくれたりするので、感動ものなのである。

 

その肝はやはり何と言ってもCPUとメモリーにあるのだが、やたらに新しければよいというものでもなく、2代前、3代前のものでも、作業させてみると実際上は充分に使えることの方が多い。ビジネス用途のPCに使うCPUとメモリーは、新しい製品を見てもさほど変化していないから、処理速度だけで見れば「もう行くところまで行っている」のだろう。どんどん新しくなるのはゲーミングPCの世界だから、オッサンはあまり関係ないのである。

 

はじめてPCを月賦で買ったのは遙か昔。NECのPC98-VMというマシン36万円を30回払いした記憶がある。PCを組み立てるなんてとてもまだまだな時代で、ハードディスク(HDD)は組み込まれていなかった。5インチフロッピーをアプリケーション毎に刺しては抜きして使っていた時代。マザーの処理メモリーは640Kbなんて時代だったのだ。
それが今や、桁が6桁以上増えているのだから、30年で驚きの進歩なのである。

  ↓ 左上のセットはなんと、8インチフロッピードライブ付き

   右下が、月賦で買ったPC-98 VM。5インチFDD内蔵型で、当時は最新!

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数年後には、既成のPCは無駄ばかりと気付いて組み立てに目覚め、シコシコと秋葉の部材屋を回り始めるところから始めた。徐々に同じ思考の人間が増えてきて、バルク商品を商う店が雨後の竹の子のように増えていったのが第1期。

 ↓ 初期のデスクトップ型。こんなのをバラしてみて、パーツを勉強して、自作に

邁進することになった。

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 その後、デスクトップ型のパーツがどんどん高性能化していくと共に少し前のバルク製品が中古品として売られるようになり、PCジャンク屋が湧いて出てきた。HDDがバルクで買えるようになったのもこの時期だ。それが第2期。

 

そしてここ5年は、実務型とゲーム型に別れて第3期となり、グラボと呼ばれるグラフィックボードがパーツ屋で性能を競っている。実務型PCのパーツはごく一般パーツでしかなくなってしまった。

 

私はゲームには興味がないのでもっぱら実務的なPCばかり。

その領域でPCをこしらえていく時、コストがかかっているのは記憶媒体だと思う。

つまり、従来的なHDD。何しろ、データのオリジナル保存、処理途上の中間保存、確認済みの処理済み保存、と少なくとも3段階の保存をしておかないと怖いから、1台のマシンには、システム用ディスクの他に常に最低3台のHDDを入れておく。

完成ものはダブルで保存しておくので、更に1台追加して、計5台積み込む。

 

大容量のHDDがどんどん出てくるが、大きければよいというものでもなく、処理対象別に分別保存していくので、1~2Tバイトサイズをよく使う。

かといって新品を買えば、安くなっているとはいえ1Tバイトもので5000円くらいはするから、やはりジャンク屋のお兄ちゃんたちの所を回って、メーカー、製造年代、製造場所を確認しながら安売りの日を狙って買いだめしてくる。

2Tモノで2500円なんて日もあるから、そんな日は文句なしに買い。

 

ところが、良心的なお兄さんがたから買っても、時として、使ってみたらどうも調子が悪く、時々認識されなくなる、なんてことがある。

多くの場合は、Windowsのシステムに入っているスキャンディスクというアプリをDosレベルで動かし、書き込みミスが起こった部位を修復するなどして事なきを得るのだが、それでは埒があかないこともある。
安物買いしたのだから仕方がないと思いもするが、ちょっと悔しい。

↓ こんなのは、今やお兄ちゃんの所で500円未満

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と、そこで登場するのがHDDを完全に工場出荷状態に戻してしまうツール。

ローレベル・フォーマッターと呼ばれるアプリである。

米国製のツールを3.3ドルで購入し、何度か使って、調子の悪かったHDDが使えるようになっている。

買ってきた新品HDDをPCに繋ぐと、フォーマットされていません、といわれて行うフォーマットとは全く別物で、何もない原野に升目を振る作業をするのがローレベル・フォーマット(LLF)。けっこうな時間がかかる。

 

1TバイトのHDDを完全初期化するのに10時間くらいかかったと思う。勿論、その時作業に使わないPCにやらせっぱなしにしておくので、頑張っているのはそのPCでこちらは何にもしていない。結果を見るだけである。
とにかく、この作業でオカシナ挙動が無くなって正常化したHDDは、その後何の問題もなく動いているから、LLF恐るべしである。

 

HDDの寿命は3年とか5年とかいわれるが、おかしいなと思ってLLFすると、それから何年も平気で動いている。

ということからすると、寿命といわれている要因には、物理的なトラブルよりも書き込みエラーなどで生じたデータ不良が大きいのではないか、と推測している。

 

おかしいな、と思ったら、とりあえずデータだけ引っ越しさせておいて、ローレベル・フォーマット、が良い選択肢だと思っている。

 

子供の歯、自分の歯、そしてペットの歯も大切に!

薬剤師Y子です。

皆さんは『自分の口の中の健康』に自信がありますか?

 

「孫育て期」の今、私は「食べたら歯みがき」を可能な限り実践していて、職場でのランチ後はもちろん、外食した時も帰宅後なるべく早く歯間ブラシと歯ブラシ、それに液体やペースト状のオーラルケア製品を使って、口の中を健康な状態に保つよう努めています。

そして夫のMと共に、ネット検索で見つけた「できるだけ歯を抜かない、削らない」という方針の歯医者さんに定期的に診てもらっています。

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でも子育て中は子供のためにすることが沢山あって自分のオーラルケアの優先順位が低かったので、気づいた時には初期虫歯や歯肉後退があり「ああ、これを放置すると1本また1本と歯が失われていくんだな」と実感しました。当時は「一子を得ると一歯を失う」などとも言われていました。

 

そう言えば愛犬Lはヒマさえあれば(まあ私から見ると、大体いつも彼はヒマそうでしたが)、犬小屋の近くに転がっている棒状の何かを選び、熱心に囓っていて、その成果だったのか、常に白くて丈夫そうな歯が印象的でした。

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余談ですが、白くて丈夫そうな歯を持つ愛犬Lについての記事が他に4つあります。

 

子供の歯、親の歯、祖父母の歯。老若男女どの人にとっても、また人間以外の動物にとっても、食事の質と量、さらに全身状態を良好な状態に保つために、歯と口内の健康はとても大事ですよね。

今は歯磨き剤(ペーストと液体)も歯ブラシ(手動と電動)も、歯間ブラシやデンタルフロスも、本当に種類が多いので、ドラッグストアのオーラルケア用品のコーナーで何を買えば良いか迷っている人をよく見かけます。

海外の方が「日本製」であることを確認してから「爆買い」するケースも多いようです。

 

日本歯科医師会の「テーマパーク8020」というサイトを見ると、乳幼児用の歯ブラシには「本人が持って未熟ながらも自分で磨く」ためのものと、「大人が仕上げ磨きをする」ためのものがあります。ちゃんと使い分けたいですね。
そして30歳以上の人のブラッシングの目的は歯周病の予防であると明記されています。

この下からリンクしているサイト、PCで読んでくださっている方は右クリックの「新しいタブで開く」で見に行って、また、ここに戻ってきて下さいね。
www.jda.or.jp

 

同じ「テーマパーク8020」の「歯科とライフステージ」には、妊産婦、乳児期~学童期、青年期、高齢期の各々について、詳しい説明があります。 

お時間がある時に、ぜひ見に行って下さい。

www.jda.or.jp

 

縁起物ナンバーの怪

 

 

Mです。クルマ関係の雑記でちょこっと。

 

ご存じでした? アルファベット入りナンバー があること。

 

 2ヶ月ほど前だったか、都内を運転中に信号で停まった前のメルセデスのナンバーに目が釘付けになった。分類番号の3桁目がCに見えたのだ。“品川300”の3つ目が欠けてしまったのかと思って、思わず眼鏡をかけ直して確認すると、まちがいなくゼロでなくてシーに見えたのだ。外交官ナンバーとか米軍ナンバー、自衛隊ナンバーなんぞでは特殊ナンバーとしてアルファベット入りは見知っていたが、普通車では見たことがなかった。そういえば、大型バイクでは、最近よく”練馬C”とか見かけているから、クルマでもなんか変わったのだろうか、と思いつつ帰途に。

 契約している駐車場に戻ってなじみの係員に、「さっき品川30Cっていうナンバー見たんだけど、そんなのあるの?」と聞いてみた。「ええ~~っ、知らないよそんなの。ここでも見たことないし。なんか見間違いだよぉ」でおしまい。そうだよね、やっぱ、見間違いだよなぁ。と忘れてしまっていた。

 

  ↓ ゼロが半欠けになったのか? と、思わず目をこすった!

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 ところが、である。神奈川西部まで仕事で移動しての帰り道、横浜市街地を転がしていると、右前から進入してきたランドローバーのフロントに“横浜30H”とあるではないか!

 品川ナンバーのCの時はてっきり見間違いだと思ってしまったが、これは間違いようもない。どうみても、Hなのだ。そして驚くなかれ数分後、今度は“横浜30C”の登場。さすがに登録数国内上位の地域だから、分類番号がもう枯渇しているのか、とうなずくしかなかった。

  ところが、である。

 帰宅してから国土交通省の各地方運輸局ホームページで調べてみたら、横浜の登録台数は関東でトップとはいえ総数で147万台ということだった。ちょっと待てよ、と概算してみた。

 例えば一般自家用乗用車で考えると、300から始まって、その分類に更にひらがな分類が29種決められていて、00-01から99-99まであるとすると、300の分類番号ひとつにぶら下がるナンバーは約29,000台。ざっくりと分類番号一つあたり3万台とみれば、それが300から398まででもおおざっぱに3×99でおよそ300万台となる(99は特別分類とかで除外とのこと)。

 147万台では、満杯になんてならない! やっぱり分類番号を使い切ってアルファベット登場、ということではないのだ。

 さらに調べてみてようやく納得の理由が判明した。

 アルファベットの導入は、単純な枯渇ではなくて、希望ナンバー制を導入したことで特定の人気ナンバー(77-77なんかでしょう、きっと)で分類番号が枯渇したためだと分かった。

 希望番号が買えるようになったのが1999年で、アルファベット採用開始が2017年に決まり、アルファベット初登録は2018年1月の練馬ナンバーとのこと。およそ20年で、人気ナンバーのいくつかが満杯になってしまったということなのだろう。

 残念ながら、”横浜30H”に目がいっていて、ランドローバーのナンバー本体は記憶していない。さぞかし ”おめでたい番号” だったのだろうに見逃してしまった。

 残念!!

 ちなみに、品川ナンバーの登録数は横浜の半分で、全国を見ると名古屋がトップで200万超。次いで神戸190、大阪160、岐阜150と関西、九州方面で登録数が多いと知った。これって、単純に人口比率、っていうことではないようですね。

 

 ↓ 明らかにラッキーナンバー!

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 ということは、登録数で考えると、関西ならアルファベット入り分類番号がもっと出回っているのだろうか?

 いや、もしかすると、縁起ナンバーとかに執着するのは関東人なのかもね。