理系夫婦Y子とMの昭和から令和まで

都内で働く薬剤師Y子と、パソコン・DIY・生物などに詳しい理系の夫M。昭和30年代から今日までの実体験に最新の情報を加え、多くの方々、特に子育て・孫育て世代の皆様のお役に立つことを願いつつ発信する夫婦(めおと)ブログです。

ご隠居ヒイラギの叱咤 まだまだイケル!

Mです。

今月10日に取り上げた台東区鳥越神社のご隠居ヒイラギに、トゲトゲ葉っぱが現れた!

 

www.yakuzaishi-y-co.work

  今日晦日の夕暮れ時、半月ぶりにご隠居ヒイラギの脇を通りかかった。

 今回もチャリでの信号待ちだったので、折角だからよく観察しようと近づいてみた。

 そして発見! 幼弱なトゲトゲのある特有の葉っぱを。
 前回は気付かなかったのだが、横に伸びている太い枝の一部で、足の親指ほどの太さの枝が切られていた。薄暗くて断面が見えなかったが、たぶん数ヶ月前に切り落とされたのだと思う。上に伸びようとした枝が管理者の思惑に沿わなかったのか、太い枝から出て5cmほどのところで切られている。その切り口から少し戻った場所から、新しい枝が伸び始めていたのである。もう20cmくらい伸びていて、その枝の元に近い方でこれぞヒイラギという形の葉が成長していた。先端付近の若い葉はまだ鋸歯が無くて丸い。樹が年老いて、もともとあった棘が無くなって丸いままになる「異形葉性」から脱却する現象そのものだった。

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 このあと摘み取られないでいてくれれば、しばらく観察することが出来る。生えてくる葉が全てトゲトゲになるのか、あるいはまた、トゲトゲはごく一部で他は丸くなってしまうのか。「異形葉性」という現象がどの程度強いものなのか、観察してみたい。

 老いた人間が、一念発起して新分野にチャレンジするようで、ちょっとワクワクする。
 若いモンに負けてられるかと、職人魂にいま一度火がついて新作を生み出すように、思わず声援を送りたくなる。

 コロナ禍で恐々の世間だが、まずは気持ちで負けないこと。よく食べてしっかり動く。

 ヒイラギは何も言わないが、丸くなってしまったご老体が、おまえら、まだまだイケルぜ、と示しているようだった。